アパートの地震対策について住人やオーナーができることとは?

地震大国である日本は阪神淡路大震災や東日本大震災をきっかけに、住宅に地震対策をほどこす人が増えてきました。
いつやってくるかわからない自然災害に対応するためにあらかじめ耐震性のあるアパート・住宅を建て、選んでおけば安心ですよね。
自分が住んでいる・もっているアパートの耐震性は大丈夫でしょうか?
年期が入っている木造アパートはとくに要注意です。
ではどうすれば地震対策ができるのか方法について詳しく説明します。

1.アパートの地震対策とは?

アパートにもさまざまな構造があり、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造と主に4種類挙げられます。
それぞれの特徴によってどのような対策をすればよいのか変わってくるので知っておきましょう。

1-1.地震対策の必要性について

もししっかりアパートの地震対策をしなければ、大地震がきたときは全壊してしまうかもしれません。
とくに、壊れやすい木造アパートは注意が必要でしょう。
木造アパートは土台・梁・柱すべてが木材で作られているため、軽量でしっかり補強しなければすぐ変形してしまいます。
木造アパートは基本的に20~30年と言われているため、建築年数が30年以上の建築物は注意してください。
メンテナンスをおこない、耐震性をアップさせる工事をほどこさなければならないでしょう。
いつやってくるのかわからない地震ですからできるだけ早めに対策をしておくことをオススメします。
実際に地震対策をおこなっていなかったせいでアパートが壊れてしまい、下敷きになってしまった住人もたくさんいるのです。
オーナー・住人としても安心して生活するために地震対策はおこなっておきましょう。

1-2.耐震性をチェックしよう

アパート経営者にとってアパートの耐震性は今どのくらいなのかきちんと調べておかなければなりません。
住居者が安心して暮らせるようにするためにもオーナーのアパート管理は大切なことです。
耐震性をチェックするためには自分の力では限界があります。
耐震性をチェックしてくれる業者にお願いし、細かくチェックしてもらってください。
チェックしたうえでどのような地震対策が必要なのかハッキリわかるでしょう。
適切な方法で耐震性をアップさせ、地震に強いアパートに完成できます。
アパートの状況によって費用が変わってくるため、ある程度どのくらい費用がかかるのか工事費用の組み立てをおこない、計画的に考えていきましょう。

1-3.アパート住居者ができる地震対策

アパート自体の耐震性については住居者は手が出せません。
そこで、自分の部屋だけでも地震対策ができるようにさまざまな地震対策グッズを使ってみてはいかがでしょうか。
例えば、食器棚や本棚といった大きい家具には大きい揺れがきても倒れないように「突っ張り棒」や「L型金具」を取り付けたり、中から食器が出てこないように「開き戸ロック」を利用して地震対策ができます。
そのような地震対策グッズはたくさんあるので、地震がきたら心配なところを中心的に利用していきましょう。
自分でできる地震対策はたくさんあるのでぜひチェックしてみてください。

2.用意するもの・備えておくべきこと

2-1.自分の住まいがどのくらい揺れるのか知っておく

いざ地震が来ても大丈夫なように用意するもの・備えておくべきものはたくさんあります。
自分が住んでいる地域がどのくらい揺れるのかについてしっかり把握しておくとよいでしょう。
揺れの強さは「地震の規模」「震源からの距離」「表層地盤(ひょうそうじばん)」の3種類によって判断されますが、地震の規模や震源からの距離はわかりません。
しかし、自分が住んでいる地域がどにょうな表層地盤なのか調べることはできます。
やわらかい地盤ほど揺れが大きくなる傾向が強いため、とくに埋め立て地や高台、斜面地(しゃめんち)は注意しておかなければなりません。
内閣府防災情報のホームページでは各地方ごとに表層地盤の揺れやすさを掲載しています。
事前に確認しておくとどのくらいの揺れがくるのか予想できますよ。

2-2.普段からできる備え

いくらアパートの地震対策をほどこしていても地震がやってくるとパニックになってしまうものです。
耐震性のあるアパートでも地震対策が完璧とは言えないため、普段からできる備えを日ごろから用意しておきましょう。
例えば、地震が起きた場合の避難(ひなん)場所や非常用品の準備、家族との連絡手段、住居内の地震対策などできることはすべておこなっておきましょう。
迅速(じんそく)に行動できるように札からできる備えはとても大切なことです。地震が起きた際、電気やガスは止まりますし、水や食料も確保しておかなければならないでしょう。
元通りになるまでの生活用品は欠かせません。
困ることのないように、数枚のタオルや乾パン・お水、ラジオ・乾電池・ランプ・簡易用トイレなど必要なものはすべて非常用バッグに入れておきましょう。
普段からできる備えは必ず玄関近くに用意しておいてくださいね。

3.地震に強いアパートを選ぶポイント

3-1.チェックしておきたい3つのポイント

地震に強いアパートを選ぶことも地震対策のひとつです。
耐震性アパートかどうか考慮する人が増えてきているように、アパートを建設する業者やオーナーも耐震性に力を入れています。
地震に強いアパートかどうか確認するためにはチェックしておきたいポイントが3つあるので確認しておきましょう。

  • 免震(めんしん)・・・地震の揺れを建物に伝えない構造
  • 制震(せいしん)・・・地震の揺れを吸収する構造
  • 耐震(たいしん)・・・壁や柱を強化し、建物自体の強度を上げる構造

免震・制震・耐震のどれかがきちんと取り入れられているのかどうかアパートを探す際に確認してください。
これらの地震対策がきちんととられている建築工法であれば安心して住める地震に強いアパートと言えるでしょう。
それぞれ特別な装置を構造内に設置したり、補強材を導入することで地震対策をおこなっています。
まだ建設されてから数年しか経過していないアパートであればほとんどがこれらの工法を取り入れているでしょう。
また、アパートの“基礎部分”にも注目してください。
「布基礎」か「ベタ基礎」かどちらかの方法が取り入れられていると思いますが、地震に強いと言われているのは鉄筋コンクリートで支える「ベタ基礎」です。
アパートを契約する前にどのような構造で基礎部分がつくられているのかについても必ず確認しておきましょう。

3-2.地盤にも気をつけて

地震に強いアパートを選ぶ際は、アパート自体の構造だけでなくアパートがどこに建てられているのか、「地盤(じばん)」にも気をつけてください。
「地盤」は結構大切なポイントになってくるので要チェックです。
どれだけ耐震性に優れているアパートでも地盤によっては地震で傾いてしまうこともあります。
地盤がやわらかいところほど地震の揺れが大きく影響すると考えられているため、アパートを選ぶときは地震に強い土地を探してください。
自治体が作成している“ハザードマップ”や地形、造形の有無まで考えるとよいでしょう。

まとめ

  • 安全性のためにも地震対策は必要
  • アパートの耐震性をチェックする
  • 地震対策用グッズを使う
  • 普段からできる備えをする
  • 表層地盤の揺れについて知る
  • 免震・制震・耐震が取り入れられているかどうか確認する
  • 地震に強い土地を探す

アパートの地震対策や備えるべきことなどについて説明しましたがいかがでしたでしょうか。
地震対策は入居者・オーナーともにできることをおこなっていくことが大切です。
自分のところは大丈夫と思っていてもいつ大きな地震がやってくるのかわかりません。
できることはすべてしておいた方がいざというときに役立ちますし、安心して生活できます。