上司と部下の関係を築くコミュニケーションの取り方について紹介!

上司と部下の関係を築くコミュニケーションの取り方について紹介!

上司と部下の関係はとてもデリケートで、ふとしたことでパワハラやモラハラと騒がれる時代となりました。しかし、社内で良好な関係を築くことは、円滑な業務を進めるために重要なことです。上司と部下の関係を見直したいと思っている方は、どのようなコミュニケーションの取り方がいいのか、立ち止まって考え直してみましょう。

今回は、上司と部下の関係についてご紹介します。

  1. 上司と部下の関係はなぜ重要か?
  2. 上司から部下への働きかけ
  3. 部下から上司への働きかけ
  4. 上司と部下の関係構築のポイント
  5. 上司と部下の関係でよくある質問

この記事を読むことで、上司と部下の関係についてよく分かります。部下の指導で困っている方や、距離の取り方で迷っている方は、ぜひご一読ください。

1. 上司と部下の関係はなぜ重要か?

上司と部下の関係は大切です。なぜ良好な関係が重要なのか、良好な関係が生むメリットなどを見ていきます。

1-1.なぜ重要なのか?

業務を円滑に行うために、上司と部下の関係は良好でなければなりません。上司と部下の関係が悪い場合、コミュニケーションがうまく取れなくなります。なぜなら、上司の顔色をうかがうように話をしたり、部下に責任を押しつけて怒鳴ったりと、険悪なムードが続くからです。たとえば、業務の指示出しをするときも、上司と部下の関係が良好でなければ、職場でハラスメントと受け取られかねません。しかし、普段からコミュニケーションがスムーズに取れていれば、お互いにモチベーションを高め合いながら、1つの業務を成功に向かって遂行することができるのです。

1-2.良好な関係とは?

上司と部下の良好な関係とは、コミュニケーションがしっかり取れていることです。仕事の悩みがあるときでも、相談しやすい環境なら、仕事もよりはかどります。部下の指導をしても、指摘した内容を受け入れてもらいやすく、反発も生まれないからです。しかし、険悪な関係であった場合、モラハラやパワハラなどと捉えられてしまい、スムーズな業務ができなくなってしまいます。そのため、良好な関係を築くことが大切なのです。

1-3.良好な関係が生むメリット

前述したとおり、上司と部下の良好な関係は、業務の遂行に必要になります。なぜなら、コミュニケーションがきちんと取れていることで、普段から気にかけてもらうことができ、仕事の相談や意見交換もしやすいからです。お互いの状況を共有することで、仕事も格段にはかどるようになります。また、ハラスメントといった問題も生じにくいのがメリットです。

2.上司から部下への働きかけ

良好な関係を築くには、どのような働きかけをすればいいのか、コミュニケーションの取り方などをご紹介します。

2-1.上司から部下・コミュニケーションの取り方

上司と部下の関係を良好にするためには、コミュニケーションの取り方がポイントになります。なぜなら、コミュニケーションは人間関係の基礎となる部分だからです。たとえば、会話をするときに、不満げな表情やネガティブな言葉を使うのはよくありません。普段から笑顔を心がけ、労(ねぎら)いの言葉をかけるなど、相手を気遣うことが大切です。コミュニケーションの取り方を見直すだけで、上司と部下の関係を大きく改善することができるでしょう。

2-2.こまめに声がけする

部下の管理ができる上司は、個々の特徴や性格に合った声がけをしています。労(ねぎら)いや感謝の言葉を普段からこまめに声がけし、部下のやる気が向上するように働きかけるのです。思っていることは言葉にしなければ伝わりません。そのため、こまめな声がけがとても大切なのです。

2-3.一貫した態度を取る

態度がコロコロと変わる人は、上司として信頼されません。なぜなら、気分によって態度が変わるようなら、常に上司の機嫌を伺いながら行動しなければならないからです。部下も常に疲弊した状態になり、生産性も低下します。上司は、部下に任せるところは任せ、自分でも部下の行動について責任は取るなど、一貫した行動と態度を取るようにしましょう。

2-4.プライベートを尊重する

誰しもプライベートな時間は大切にしています。なぜなら、プライベートな時間が充実していることは、労働意欲向上につながるからです。家族で過ごす時間や趣味の時間などをきちんと確保できるよう、無理な時間外労働を押しつけないことも、上司と部下の関係では重要なポイントになります。部下のライフワークバランスを大切にし、適度な息抜きができる環境作りができることは、上司としてのマネジメント能力が問われる部分でしょう。

2-5.仕事をきちんと教える

部下の指導を丁寧にできることは、仕事のやりやすさにもつながります。しかし、注意したいのは、感情的になったり、高圧的な態度になったりしないことです。部下の適性に見合った教え方ができるよう、上司も常に部下の様子を観察しながら指導にあたらなければなりません。

3.部下から上司への働きかけ

上司が部下に対してやるべきことがあれば、部下から上司に向けて働きかけるべきこともあります。

3-1.部下から上司・コミュニケーションの取り方

上司とのコミュニケーションは、世代の違いなどもあり、難しいと考える人が多いものです。価値観は人それぞれですから、相手を受容して承認することも大切でしょう。上司の視点になってみて、どのような部下が求められているかを考えることも、受け入れるために必要なことです。適度な距離感を持って接し、近すぎず離れすぎない関係を維持し、指摘を受け入れやすいように工夫してみましょう。

3-2.仕事ぶりを見せる

仕事ぶりを評価してもらうためには、「報連相」がポイントになります。報連相とは、報告・連絡・相談の略称です。手がけたことや成果を報告し、取引先とのやり取りの内容を連絡します。自己判断せず、迷ったら相談することを大事にしてください。報連相ができる社員は、仕事に対して誠意を持って取り組んでいるという印象を持ってもらえるでしょう。

3-3.質問・相談を積極的にする

なるべく上司とかかわらないようにしているという人も多いのではないでしょうか? しかし、コミュニケーションを取り、質問や相談をすることは大切です。上司も部下から質問や相談を受けることで、信頼されていると感じることができ、人間関係の構築につながります。円滑に業務を遂行するためにも、積極的に質問や相談をするようにしましょう。

3-4.意見をいう

上司の言葉に耳を傾けることも大切ですが、自分の意見をいうことも、積極的に仕事に取り組んでいると印象づけることができます。意見をいうことは、自分に心を開いて話をしてくれているという好印象を与えるきっかけになるでしょう。

4.上司と部下の関係構築のポイント

上司と部下の双方でできる関係構築のポイントをまとめました。

4-1.無理に仲良くなる必要はない

上司と部下の関係をよくしようと、無理に仲良くなる必要はありません。なぜなら、上司と部下は友人関係とは異なるため、あくまでも仕事上の関係だからです。むやみに仲良くしようとすれば、プライベートに踏み込むことになります。そのため、自然なコミュニケーションができる距離感を取り、無理な行動を取らないようにしましょう。そうすれば、話しやすく相談しやすい関係になれるものです。

4-2.何のために関係を良好にするのかを考える

大切なのは、何のために関係を良好にするのかを考えることです。前述したとおり、必要以上に親密になろうとする必要はなく、適度な距離感を持つことが大切なポイントになります。業務を成功に導くため・仕事をうまく運ぶため・チームとして働く・仕事へのモチベーションを維持するためなどを目的に、良好な関係を築くことを考えてください。いずれも、上司や部下の人間性や性格を見極め、距離をつかんで関係を築くことが重要です。

4-3.お互いの立場を想像し、考慮する

相手の立場になって考えるということが欠落している場合、「なぜ認めてくれないのか」「どうして聞き入れてくれないのか」など、不満が発生するものです。やがてストレスになり、ハラスメントにつながることもあります。上司には上司の立場があり、部下には部下なりの言い分があるものです。お互いの立場を想像し、考慮した行動や発言をすることも、関係を良好に保つ秘訣(ひけつ)になります。

5.上司と部下の関係でよくある質問

上司と部下の関係でよくある質問を集めました。ぜひご一読ください。

Q.パワハラというのは、上司から部下に対するものを指すのか?
A.上司から部下に対するパワハラばかり注目されることが多いでしょう。しかし、スキルの優れた部下から上司がパワハラを受けることもあります。パワハラのチェックをしたい場合は、厚生労働省のチェックリストで確認してみてください。

Q.上司や部下と合わない場合はどうすべきか?
A.努力して良好な関係を築こうと思っても、お互いに人間です。合わない場合もあります。無理に人間関係をよくしようとするとストレスになるため、仕事でやれることを広げる努力をするべきです。

Q.部下を飲み会に誘うのはパワハラになるのか?
A.一概にパワハラとはいいきれません。しかし、中には、業務以外に時間を取られるのを不快に感じ、上司との飲み会が嫌だという部下もいます。飲み会に誘うかどうかは、部下の性格などを判断して決めるといいでしょう。

Q.コミュニケーションを図るときに注意すべきことは?
A.上司でも部下でも関係なく、忙しそうにしているときは、話しかけるのを避けましょう。落ち着いて話ができるタイミングを見計らうことが大切です。

Q.上司に相談や質問がしにくい場合は、何から始めればいい?
A.まず、元気よくハキハキと挨拶をしましょう。挨拶はコミュニケーションの基本です。きちんと挨拶ができるだけでも、好印象を与えることができます。話しかけやすい人だと思ってもらえ、会話のきっかけにもなるでしょう。

まとめ

上司と部下の関係については、悩んでいる方が多いものです。近すぎず、離れすぎない距離を保ち、コミュニケーションを取るように心がけてください。お互いの立場を理解することも大切です。上司も部下も人間ですから、何をしても合わないこともあるでしょう。無理に仲良くなろうとすればストレスになり、かえってギクシャクしてしまいます。合わないと感じたら、会社の中でできることを見つけて努力する方法もおすすめです。なるべく良好な人間関係を築き、業務を円滑に進められるようにしてみてください。