カメラの買い替え時期は? お得に買い替えるコツや確認すべきこと

「どのカメラを選べばいいのか分からない」「カメラの買い替えはいつすべきか?」など、カメラの買い替えで悩んでいる方が多いでしょう。カメラにもデジタルカメラ・一眼レフなどさまざまな種類があるので具体的な寿命は異なりますが、約3〜10年といわれています。ただし、機械式のカメラは数十年使えるものもあるため、必ずしも数年で寿命がやってくるとは限りません。では、いつ買い替えをすればいいのでしょうか。

本記事では、カメラの買い替え時期やポイントなどを解説します。

  1. カメラの買い替えを検討する前に確認すること
  2. カメラの買い替えはいつがいいのか?
  3. カメラの買い替えをお得にするコツは?
  4. 今おすすめの人気カメラは?
  5. カメラの買い替えに関してよくある質問

この記事を読むことで、カメラのベストな買い替え時期やお得に買い替えるポイントが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.カメラの買い替えを検討する前に確認すること

まずは、カメラの買い替えを検討する前に確認したいことをいくつかピックアップしてみました。

1-1.どんなときにどんな目的で使うのか

買い替えを検討する前に、何のために新しいカメラを購入するのか・どんなときにどんな目的で使うのか改めて考えてください。カメラといってもコンパクトデジタルカメラ・一眼レフカメラ(デジタル・ミラーレス)などさまざまな種類があります。カメラを何のために使うのか目的によって、選ぶべきカメラの種類も異なるのです。たとえば、手軽に写真を撮りたいならコンパクトデジタルカメラ、本格的な写真を撮りたい方は一眼レフカメラをおすすめします。買い替え前に、どんなときにどんな目的で使うのかハッキリさせておくと選びやすくなるでしょう。

1-2.カメラの基本情報をチェックしよう!

買い替えで失敗しないために、カメラの基本情報をしっかりとチェックしてください。ここで押さえておきたい基本情報のポイントは、画素数・オートフォーカス・オートホワイトバランスの3点です。

1-2-1.画素数

デジタルカメラにとって1番重要なポイントが画素数です。画素数はレンズを通った光を受ける部分「画像センサー」の上にある受光素子の数を指しており、新機種が発売されるたびに向上しています。基本的に、画素数が多ければ良いですが、画像センサーの大きさ・画像処理エンジンとのバランスなどさまざまな部分を考慮したほうがいいでしょう。

1-2-2.オートフォーカス

カメラがピントを自動で合わせてくれる機能のことをオートフォーカスといいます。近年、オートフォーカスの機能が向上しており、具体的にはスピードや精度が高くなったり、暗い場所でもピントを合わせられるようになったりしました。測距点が増えるほどピントを合わせる範囲が広くなるため、電車やスポーツなど動いている被写体もピントを合わせやすくなります。

1-2-3.オートホワイトバランス

さまざまな色がある光をカメラが自動で判断し、白いものを白く写すための機能をオートホワイトバランスといいます。オートホワイトバランス機能も年々進化しており精度が高まってきているのです。最新機種のほうがオートホワイトバランスの精度が高く、より望んだ色調で写真を撮ることができるでしょう。

2.カメラの買い替えはいつがいいのか?

では、カメラの買い替えはいつがいいのでしょうか。

2-1.平均寿命は約3~10年

前述したように、カメラの平均寿命は種類によって異なりますが、約3~10年といわれています。正しく扱い最適な保管場所に置いていると5年以上使い続けることもあれば、機械式カメラは数十年使うことも可能です。カメラの種類によって寿命が異なるため、買い替えの目安としてどのくらい使い続けられるかチェックしてください。寿命が近づくほど使いづらくなったり、撮影トラブルが起きたりしやすくなります。不具合がで始めた時期も、買い替えを検討すべき合図といえるでしょう。

2-2.買い替えサインの不具合

買い替えサインとなる不具合はたくさんあります。よくあるトラブルが、画面が真っ暗になったり、ピントが合わなかったりすることです。購入したばかりで不具合が起きた場合、メーカーに問い合わせれば比較的安い費用で修理できるでしょう。買い替えよりも修理代のほうが安ければ修理でもいいですが、使い始めて年数が経過した場合、修理代のほうが高くなる可能性があります。修理代が高くなるなら買い替えを選択するという判断も選択肢の1つです。

2-3.新しい機能が欲しいとき

カメラの機能は新商品が登場するたびに向上しています。「新しい機能が欲しい」「今の機能だけじゃ物足りない」と感じたときも、買い替え時期といえるでしょう。新機能のカメラに変えることで、使う場面や機会が多くなります。中には、「購入したばかりなのに買い替えはお金がもったいない」と思っている方もいると思いますが、使える状態なら下取りや買取という形での買い替えも可能です。

3.カメラの買い替えをお得にするコツは?

ここでは、カメラの買い替えをお得にするコツを紹介します。

3-1.使えるカメラは下取りサービスを利用しよう!

「購入してから1年以内」「まだ新品に近い状態」なら、下取りサービスを利用する方法があります。家電量販店や通販ショッピングサイトの中には、下取りサービスを行っているところがあるのです。下取りは古いカメラを買い取り、新しいカメラの販売額から査定額を差し引いて購入する方法となります。そのため、下取り額が高くなるほど新しいカメラを安価で購入できるでしょう。ただし、購入年月から3年以内・故障や不具合がないなど、下取り条件が厳しめに設定されているので注意してください。

3-2.買取店やリサイクルショップに買い取ってもらう

下取りサービスが利用できない場合は、買取店やリサイクルショップに買い取ってもらう方法があります。特に、販売額が高い一眼レフやレンズなどは状態がよく人気モデルなら高く買い取ってもらえるでしょう。カメラを中心に買い取っている店舗は中古市場の状況を把握しているため、適切な買取額を提示してくれます。どちらかというとリサイクルショップよりも買取店のほうが高価買取が期待できるでしょう。リサイクルショップは多数の商品を扱っているため、カメラの中古市場を詳しく把握していません。そのため、人気があるモデルでも買取額が安くなりがちです。

3-3.フリマアプリやネットオークションを利用する

利用者が増えているフリマアプリまたはネットオークションを利用するのも方法の1つです。出品する機種によっては、リサイクルショップや買取店よりも高額で落札される可能性があります。実際に、ネットオークションではたくさんのカメラが出品されているようです。中でも、発売されたばかりの新モデルや幅広い客層に人気があるモデル・初心者向きの一眼レフなどに人気があります。人気がある機種ほど落札されやすくなるため、事前にどんなカメラが落札されているのかチェックするといいでしょう。

4.今おすすめの人気カメラは?

ここでは、今おすすめの人気カメラを6選紹介します。

4-1.キャノン PowerShot SX720 HS

高倍率コンパクトデジタルカメラの中でもおすすめしたいのが、キャノンの「PowerShot SX720 HS」です。静止画だけでなく動画も撮影できるため、さまざまなシーンで利用できます。手のひらにおさまるコンパクトボディーはもちろんのこと、40倍ズームが可能なので旅行にもぴったりです。画素数は約2030万画素となっています。
参考価格:約32,000円~

4-2.ソニー Cyber-shot DSC-RX100M6

高性能コンパクトデジタルカメラの中で人気があるのは、ソニーの「Cyber-shot DSC-RX100M6」です。昔のコンパクトデジタルカメラでは考えられないほど、ハイスペックな0.03秒の高速オートフォーカスとなっています。最高約24コマ/秒の高速連射もできるため、撮影タイミングを見逃すことはありません。さらに、Wi-FiやNFCも搭載しています。
参考価格:約86,000円~

4-3.オリンパス Tough TG-6

水深15mの水中撮影も可能なタフ性能が特徴のデジタルコンパクトカメラです。防水だけでなく、防じん・耐衝撃・耐荷重・耐低音・耐結露性を備えています。アウトドアで撮影をする人に向いているカメラといえるでしょう。また、最短1cmまで被写体に近づいて接写できるバリアブルマクロシステムや、充実した水中撮影モードの新フィッシュアイコンバーターも搭載しています。
参考価格:約45,000円~

4-4.キャノン EOS Kiss X10

初心者向きの一眼レフとして人気があるのが、キャノンの「EOS Kiss X10」です。キャノンのEOS Kissシリーズは初心者に特化したシリーズで、キャノンが培った最新の技術も取り入れています。最新映像エンジン搭載・進化したAF性能だけでなく、初心者でも簡単撮影をサポートするビジュアルガイドも搭載されているので安心です。初心者でも簡単に一眼レフを扱うことができるでしょう。
参考価格:約100,000円~

4-5.ニコン D5600

初心者にやさしいカメラとなっていますが、ニコンの中では上位モデルに位置しています。基本的な撮影性能面やAF性能を中心に優れており、可動式の液晶としてチルト液晶が採用されているのが特徴です。液晶はタッチ操作に対応しているため、機能性も優れています。小型・軽量ボディーを維持しながらさまざまな機能が搭載されているので、女性にもおすすめのモデルです。
参考価格:72,000円~

4-6.ソニー α7 III ILCE-7M3ボディー

最近注目されている一眼レフカメラが、ソニーの「α7 III ILCE-7M3ボディー」です。ミラーレスタイプとなっており、高精度な手ブレ補正ユニットやジャイロセンサーなどを搭載しています。ソニー独自のAFシステム「4Dフォーカス」に対応しているため、高画質な写真が撮影できるでしょう。
参考価格:約200,000円~

5.カメラの買い替えに関してよくある質問

カメラの買い替えに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.高感度性能は良いほうがいいのか?
A.高感度性能が良いほど、暗い場所でもノイズの少ないきれいな写真が撮影できます。簡単に説明すると、高感度は光をとらえる能力を表した性能「ISI感度」のことです。ISO感度が高くなると光をとらえる力がアップすることになるため、暗い場所でも手ブレを防ぐことができます。ただし、ISO感度を上げすぎるとノイズがひどくなり画質が悪くなってしまうのです。ノイズを抑えてくれるのが高感度性能となります。

Q.スマホのような新機能とは?
A.最近のカメラには、スマホのような新機能が搭載されるようになりました。たとえば、Wi-Fi搭載モデルです。Wi-Fiを搭載しているカメラでは、撮ったその場でSNS等にアップできます。SNSで写真をアップすることが多い人にはおすすめの性能です。ほかにも、タッチパネルでピントが合うタッチパネル液晶採用や、高精細な動画が撮れる4K動画などがあります。

Q.中古買取額はいくらぐらいか?
A.カメラの状態や機能などによって異なりますが、販売額の約5~10%が買取額になるでしょう。発売されたばかりのカメラほど高価買取が期待できます。また、できるだけ高く買い取ってもらいたい方は、購入時と同じ状態にして買取に出すといいでしょう。新品に近い状態であるほど高く売れる可能性があります。

Q.買取業者の選び方は?
A.できるだけ、カメラの買取実績がある業者を選ぶのがポイントです。最初はどの業者に買い取ってもらうべきか悩むと思いますが、スタッフの対応にも注目するといいでしょう。実績がある業者のスタッフは対応が丁寧でスピーディーに買取をすすめる傾向があります。どのような質問に対しても丁寧に説明してくれるのです。

Q.カメラの処分方法は?
A.カメラは自治体回収・不用品回収業者・販売店による回収などさまざまな処分方法があります。自治体によっては、小型家電リサイクル法に基づき、小型家電回収ボックスに投かんするという処分方法が定められているところもあるので注意が必要です。

まとめ

カメラの買い替え時期は、平均寿命となる約3〜5年といわれています。しかし、使い方や保管方法によっては早く使えなくなることもあれば、10年ほど使い続けている人もいるのです。「使いづらくなった」「新しい機能が欲しい」と思ったときに、買い替えを検討するといいでしょう。また、どんなときにどんな目的でカメラを使うかによって、最適な機種が異なります。どんな機能が欲しいのか、事前にチェックしておきましょう。