実録。大家さんは見た!! 困った店子さんたちの事件簿。

賃貸トラブルでは何かと悪者にされがちな大家さん。
部屋を借りたのはいいけれど、大家さんから申し渡された禁止事項の多さにうんざりしている人もいることでしょう。
でも、大家さん側からすれば店子さんに厳しい注文をだすのは、トラブルを事前に防止するためでもあるのです。
今回は現役の大家Aさんから今までに実際にあった店子さんとのトラブルの実例をお聞きしてきました。

ケース1 店子さんがある日突然夜逃げした。

「夜逃げは本当に大家泣かせですよ。
家財道具を全部持って行ってくれるならまだいいですが、置きっぱなしにされても大家は勝手に処分ができません。
部屋の解約も、店子の同意が得られない限りできないのです。
まずは保証人に連絡して、家財道具の引き取りをお願いしたり、処分費用を請求したりするのですが、保証人がごねたりした場合は、明け渡し裁判をしなければいけません。
時間もお金もかかり大家は大損です。
ですから必然的に店子さんだけでなく保証人にも一定のハードルを設けたくなりますね。無職者や高齢の人はお断りしたいです。」

 ・・・まさに夜逃げ、ダメ、絶対。ですね。家賃が払えなくなってしまった場合はせめて一言大家さんに相談してみてください。分割払いを認めてくれたりしますよ。

ケース2 部屋で店子さんが亡くなっていた。

「これはトラブルとは違いますが、部屋で店子さんが亡くなられていたことがあります。
幸い発見が早く部屋に損害はありませんでしたが、一人暮らしの方だったので遺族への連絡等が大変でした。
発見が遅かったらもっと大変なことになっていたでしょう。うちは高齢者にも部屋を貸していますが、こんな事例がもう一回あったらどうしようか、と不安になりますね。」

・・・賃貸物件で高齢者お断りが多いのは、このようなことが起こりやすいからなのですね。
でもこれからお年寄りの一人暮らしは増えてくるでしょうから、行政などが何らかの対策をしてほしいです。

ケース3 ペットを勝手に飼っていた。

「ペットをこっそり飼う店子さんはたくさんいます。
金魚くらいなら見逃しますけれどね。
犬や猫は本当に勘弁してほしいです。
部屋の痛み方が独特なので、どんなに巧妙に隠していても絶対にわかります。
ペットを飼っていることが分かった時点で即退去してもらいますし、修繕費用も請求します。」

・・・これは全面的に店子さんが悪いですね。
ペットを飼いたければ最初からペット可の物件を探すべきです。
隠して飼っても良いことは一つもありません。

ケース4 いつの間にか店子が別人に?

「本人が海外に出張になったとかで、勝手に友人を住まわせていた人がいました。
しかも、その友人が別の友人を引っ張り込んで、最終的に2Kの部屋で6人が生活していたんです。
ほかの店子さんたちから苦情はくるし、本人に連絡がつかない。
本当にまいりました。
結局保証人だった店子さんのご両親にわけをはなし、本人は不在ですが退去してもらいました。」

・・・これも絶対にやってはいけません。又貸しが発覚した場合、大家さんは法律によって賃貸契約を解除できます。
また、又貸しした相手が部屋を傷つけた場合でも、修復責任は賃貸契約を結んだ人にありますから、後で修繕費を請求されることもありますよ。

こうしたケースを見ると、大家さんが店子さんに厳しくなるのもしょうがないかな、と思えてしまいます。
部屋を借りるということは、人の財産の一部をお借りすることです。
契約事項を守り、部屋を大切に使うことが何よりのトラブル防止ですね。

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