遺品整理業者の選び方は? 悪徳業者を見極めるポイントも要チェック!

遺品整理を専門業者に依頼したいけれど、どこに依頼すればいいのか分かりませんよね。そもそも、遺品整理業者によって大きな違いがあるのか、疑問を抱いている方も多いと思います。近年、遺品整理業者に依頼する件数が増えていると同時に、業者とのトラブルも増加しているので注意が必要です。

安心して信用できる業者を選ぶためにも、本記事で遺品整理業者選びのポイントをチェックしておきましょう。

  1. 遺品整理業者と不用品回収業者の違いは?
  2. 悪徳業者を見極めるポイント
  3. 遺品整理業者の探し方
  4. 遺品整理業者の選び方
  5. 遺品整理業者に関してよくある質問

この記事を読むことで、遺品整理業者を選ぶポイントや注意点などが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.遺品整理業者と不用品回収業者の違いは?

最初に、遺品整理業者と不用品回収業者の違いについて解説します。

1-1.処分するものが大きな違い

遺品整理業者と不用品回収業者の大きな違いは、処分する対象物です。基本的に、不用品回収業者は要らなくなったものを幅広く回収し処分していますが、遺品整理業者は故人が遺(のこ)したものを片付けて処分しています。必要ないものを片付けたり処分したりすることは同じですが、それぞれ扱うものに大きな違いがあるのです。主に、不用品は持ち主がいますが、遺品整理では持ち主がすでに亡くなっている状態となります。その違いをきちんと把握した上で、業者を選ばなければ失敗してしまう可能性があるので注意してください。

1-2.故人の意志を尊重する遺品整理

不用品回収業者は持ち主が要らなくなったものを回収し処分しますが、遺品整理業者は故人の意志を1番に尊重します。遺品はあくまで故人のものであり、誰のものでもありません。故人のものを整理し片付けることになるからこそ、遺言書がある場合はその内容のとおりに進めていくことが必要となります。また、遺品整理は相続人がいますし、分割協議が重要なポイントです。相続人が責任を持って遺品整理を行わなければなりません。そして、相続人が要らないものと要るものを分別し、相続人同士で形見分けを行う必要があります。そのお手伝いをするのが遺品整理業者なのです。

2.悪徳業者を見極めるポイント

ここでは、悪徳業者を見極めるポイントをいくつか紹介します。

2-1.見積書が明確になっているか

悪徳業者の多くは、見積書が不明確になっている傾向があります。具体的な料金を提示せずに、作業完了後で「追加料金が必要」と高額な請求を求めてくるトラブルが相次いでいるのです。不明確な状態の見積書で納得してしまえば、後々トラブルに発展する恐れがあるため、十分に注意しておかなければなりません。料金体系が明確になっているか・見積書の内容が具体的に記載されているか確認してください。不明な点があれば、その場で尋ねるのも悪徳業者を見極めるポイントの1つです。悪徳業者はスタッフの対応が悪い傾向があるため、きちんと説明してくれない業者は信用できません。

2-2.遺品に対する扱い方に長(た)けているか

悪徳業者は、不用品回収業者と遺品整理業者の違いをきちんと把握していません。そのため、遺品に対する扱い方が乱雑で、数々のトラブルを発生する原因がたくさん潜んでいます。実際に、「大切な遺品を捨てられた」「傷つけられた」といったトラブルが相次いでいるので、慎重に業者を選ぶことが大切です。遺品の扱いに慣れていない業者ほど、いい加減に扱ってしまうため、なるべく実績や経験がある業者に依頼しましょう。遺品業者選びのポイントに関しては、後ほど【4.遺品整理業者の選び方】で説明するのでぜひチェックしてください。

2-3.許可・届出をきちんとしているか

悪徳業者の証拠ともいえるのが、許可を取得していない・届出をきちんとしていないところです。遺品整理業者のサービスは多岐にわたるので、それぞれ業務を行うための必要な許可や届出が異なります。よって、サービスに見合った許可や届出をきちんとしているかホームページ等で確認してください。たとえば、不用品を処分するには一般廃棄物収集運搬許可証が必要です。遺品など家財の買取を行う場合は古物商許可、形見分けの配送などを行う場合は一般貨物自動車運送事業許可を各都道府県から取得しなければなりません。ホームページ等に許可番号が掲載されていない場合は、悪徳業者の可能性が高いといえるでしょう。

3.遺品整理業者の探し方

ここでは、遺品整理業者の探し方を紹介します。

3-1.インターネットで検索する

遺品整理業者を探す方法としては、インターネットで検索する方法が主流になっているでしょう。全国各地に点在している遺品整理業者を見つけ出すことができますし、「地域名 遺品整理業者」と検索すれば故人の家に近い業者へ依頼することもできます。また、インターネットでは、日本最大級の遺品整理業者検索サイトもいくつかあるので、そこで希望や目的に沿った遺品整理業者を見つけることも可能です。全国の実家片付けサイトでは、全国の地域や郵便番号・対応サービスなどから希望に合った遺品整理業者を探し出すことができます。

3-2.実際に利用した人の感想を聞く

近くにいる人で遺品整理業者を利用したことがあるのなら、その人に感想を聞くのもいいかもしれません。「ここが良かった」「ここがちょっと悪かった」など、口コミや評判を聞くことができるのはもちろん、業者選びの参考にもなります。やはり、実際に利用した人の感想を聞くと、どこの遺品整理業者が良いのかリアルな声が聞ける点が1番のメリットです。人づてにおすすめの遺品整理業者を紹介されることもありますが、意見に頼るだけでなく自分で評判を調べるのも大切なポイントとなります。

3-3.自治体の掲示板等をチェックする

自治体の掲示板やホームページに、遺品整理業者が紹介されていることがあります。特に、近年は孤独死や遺品整理で悩む方が増えていることもあり、自治体が認可した遺品整理業者を教えてくれるところが増えているのです。なかなか自分で決められない場合は、周囲にいる人に相談することもできますが、自治体に遺品整理業者を紹介してもらうのも選択肢の1つでしょう。自治体の中には、遺品整理について悩みを受けつけているところもあるので、ぜひチェックしてみてください。

4.遺品整理業者の選び方

ここでは、遺品整理業者の選び方で押さえておきたいポイントを5つ紹介します。

4-1.遺品整理士が在籍しているか

遺品整理業者を選ぶ際は、なるべく遺品整理士が在籍している業者に依頼することをおすすめします。遺品整理士は、業界の体質改善を目的に遺品整理士認定協会が立ち上げた民間資格です。この資格を持っていなければダメというわけではありませんが、資格を取得するためには、コストと時間をかけなければなりません。悪徳業者はコストを抑えた上でいくらお金を騙(だま)し取れるかに意識を向けているため、遺品整理士の資格を取得していないケースがほとんどです。また、遺品整理士が在籍している業者は、遺品の扱いに慣れている判断基準にもなるので、業者選びのチェックポイントとして考えておきましょう。

4-2.求めているサービスを提供しているか

自分が求めているサービスを提供しているか確認することも大切なポイントとなります。前述したように、遺品整理業者はそれぞれサービス内容がさまざまです。たとえば、不用品回収だけでなく買取を行っていたり、ハウスクリーニングもサービス内容に含まれていたりするなど、業者によって特徴があります。適当な遺品整理業者に依頼したけれど求めていたサービスが受けられなかった……ということがないように、サービス内容は事前に確認しておきたいポイントです。

4-3.スタッフの対応が丁寧でスピーディーか

優良業者のスタッフは、親身になって相談にのってくれたり、話を聞いたりしてくれる特徴があります。一方で、悪徳業者のスタッフは早く契約を取りたい一心なので、きちんと話を聞いてくれません。電話対応やメールの返信速度も遅く、遺品も雑に扱ったり遺品整理のスピードが遅れたりするなど、さまざまなトラブルが発生することになります。そのため、スタッフの対応にも業者選びの際に注目しておきたいポイントです。どのような質問をしても分かりやすく丁寧に答えてくれる業者を選びましょう。

4-4.複数の業者を比較する

最初から1社だけに絞るのではなく、複数の遺品整理業者を比較することも大切なポイントです。ほとんどの遺品整理業社では無料見積もりを受けつけているため、複数の業者に依頼してください。そして、無料見積もりやサービス内容を比較することで、業者の良しあしが分かりやすくなります。葬儀などで疲れきっている除隊で見積もりを依頼するのは精神的な負担がかかるかもしれませんが、しっかりと見積もりに立ち会い、担当者と話し合うことが大切です。

4-5.買取も対応しているか

遺品整理の片付けはもちろん、不用品の回収と買取も行っているところかどうかチェックすることも大切です。遺品整理業者の中には、遺品の片付けと不用品の回収しか行っていないところもありますが、買取も同時に利用できるのが大きなメリットといえるでしょう。遺品の量が多ければ多いほど処分費用が高くなってしまいます。けれども、買取サービスを利用すれば、買い取ってもらえるものが多くなるほど処分費用の節約につながるのです。たとえ、買取不可になったとしても処分してもらえるので、手間と時間はかかりません。

5.遺品整理業者に関してよくある質問

遺品整理業者に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.料金が安い業者と高い業者の違いは?
A.企業の努力によって低料金で提供している遺品整理業者もいますが、低料金化には限界があります。料金が安い業者と高い業者の違いは、サービス内容や無茶(むちゃ)の仕方です。たとえば、無理をして料金を安く設定している業者は、回収した遺品を不法投棄している可能性があります。処理にかかるお金を浮かせているため、安い料金で依頼者を増やそうとしているケースです。

Q.遺品整理業者に依頼するメリットは?
A.大きなメリットは、スピーディーに遺品整理を終えられることでしょう。遺品の量が多いほど自分たちで作業するのはとても困難で時間がかかってしまいます。けれども、遺品整理に慣れているプロに依頼すれば、最適な方法で整理し片付けてくれるのですぐに終わるでしょう。遺品整理は時間をかけるほどトラブルの原因になってしまうので早く終わらせることが重要です。

Q.遺品整理業者に依頼する際の注意点は?
A.どのような遺品を残すのか・捨てるのか、その判断基準をきちんと業者スタッフに伝えることです。自分はしっかり伝えたつもりでも業者と意思疎通ができず、大切な遺品を捨てられてしまったというトラブルが起きています。特に、遠方に住んでいる方は、立ち会いもせずに遺品整理を任せることになるので、きちんと担当者へ伝えておかなければなりません。

Q.遺品整理業者に依頼する際の相場費用は?
A.あくまで目安となりますが、1R・1Kで約3万~8万円、1DKで約5万~12万円、1LDKで約7万~20万円、2DKで約9万~25万円が相場となります。具体的な費用に関しては、無料見積もりを業者に依頼してください。なぜこの値段になるのか確認したり、追加費用が発生するケースを聞いたりすることも忘れずにチェックしておきましょう。

Q.料金が安すぎる業者は注意すべきか?
A.あまりにも料金が安すぎる業者は悪徳業者の可能性が高いので注意が必要です。前述したように、無理に料金を下げているところは処分費用を抑えるために不法投棄していたり、人件費を抑えるために作業員の給料を減らしたりしています。依頼者にも悪い影響を与えてしまうため、最適な料金で遺品整理を行っている業者に依頼しましょう。

まとめ

スタッフの対応・見積書の内容・料金体系の明確さなど、遺品整理業者選びで押さえておきたいポイントはたくさんあります。中でも、遺品整理士が在籍しているかどうかが重要なポイントといえるでしょう。遺品整理士は民間資格ではありますが、優良業者の多くに在籍しています。遺品の扱いはもちろん、遺族に対しての接し方も心がけているので、気持ちよく遺品整理が進められるでしょう。複数の業者を比較し、安心できるところに依頼してください。