パソコンが故障? 修理か処分かの見極めと処分方法7つの重要ポイント

パソコンが故障したもしれない……と感じたとき、修理か廃棄して買い替えるか迷う人は多いでしょう。パソコンは高価なのでできるだけ長持ちさせたいですよね。けれども、故障の状態によっては修理が不可能なことや、修理代が高くなりすぎることもあります。そこで、故障の症状や原因、修理か廃棄の見極め、故障したパソコンの処分方法などについてご紹介しましょう。

  1. パソコンの故障について
  2. パソコンの故障〜よくある症状と原因〜
  3. パソコンの故障を誘引するものは?
  4. パソコンの故障〜自分でできること〜
  5. パソコンの故障〜修理か廃棄か?〜
  6. 故障したパソコンの処分方法
  7. パソコンの故障〜よくある質問〜

この記事を読んでいただければ、パソコンの故障に関してのお悩みが解決できるでしょう。ぜひお役立てください!

1.パソコンの故障について

パソコンの故障についての基礎知識を学びましょう。

1-1.パソコンの故障の前兆

パソコンが故障する前にはさまざまな症状が起こります。以下のような前兆に気をつけましょう。

  • パソコンの動作が重たくなった
  • 始終、フリーズするようになった
  • 急に電源が落ちる
  • 勝手に再起動する
  • ブルースクリーンを多発する(Windowsの場合)
  • 「ガリガリ」「カリカリカリ」という異音がする
  • OSの起動に失敗する

1-2.故障しやすい部分とは?

パソコンの故障は、大きく分けると「ハードウェアの故障」と「システム(ソフトウェア)の故障」の2種類に分かれます。

1-2-1.ハードウェアの故障

ハードウェアの故障は以下のことが挙げられます。

  • 液晶画面の割れや焼け
  • モニターが映らなくなる
  • モニター画面が映ったり消えたりする
  • ハードディスクの故障
  • 電源不良
  • 内蔵ファンの故障
  • マウスやキーボードの不良

1-2-2.システム(ソフトウェア)の故障

システム(ソフトウェア)故障は以下のことが挙げられます。

  • OSの起動不良
  • アプリケーションの動作不良
  • 特定のソフトの動作不良
  • OSがフリーズしたりシャットダウンしたりできない

1-3.パソコンの故障は何年ぐらいで起きるのか?

パソコンの故障は、機種・置いている環境・使用状況などによっても異なります。一般的には「購入してから5年以上経過したパソコンはトラブルが発生しやすい」といわれているので注意してください。

2.パソコンの故障〜よくある症状と原因〜

前項でご紹介したように、パソコンの故障にはさまざまな種類があります。その中でもよく起きる主な症状と原因をご説明しましょう。

2-1.電源に関する故障

  • 電源を入れても無反応:電源ユニット自体かマザーボードの故障
  • 電源を入れると電源ランプはつくが起動しない:マザーボードかモニターの故障
  • 電源を入れてもすぐに切れる、突然電源が切れる:電源ユニットの故障

2-2.液晶・モニター画面の故障

  • 液晶モニターの表示がチラチラする、線が出る:液晶ユニットか内部のGPU(グラフィック処理ユニット)のトラブル
  • 画面が突然消える:モニターと本体をつなぐケーブルの故障かモニターそのものの故障
  • 液晶画面が真っ白になる:ほかのモニターにつないで正常に映る場合は液晶ユニットの故障

2-3.パソコンの動作の問題

  • ブルースクリーンになりエラーメッセージが出て操作ができなくなる:メモリーやハードディスクの故障
  • マウスやキーボードの操作を受付ない:アプリケーションの問題やメモリー不足
  • パソコンが勝手に起動したり再起動したりする:電源関連のトラブルかハードディスク、マザーボード、メモリーの問題
  • パソコンの反応が遅い:メモリー不足やウィルス感染の恐れ
  • ファイルが開かない、読むことができない:アプリケーションの問題のことも多いがハードディスクの故障のこともある

2-4.音や匂いの異変

  • 「ガリガリ」「カリカリカリ」という異音:ハードディスクに問題が起きている
  • 焦げたような匂いがする:パソコン内にホコリがたまりショートしている可能性
  • パソコン内部からファンの音がして止まらない:ファンやマザーボードの故障の可能性

3.パソコンの故障を誘引するものは?

パソコンの故障を誘引する「NG行為」をご紹介しましょう。

3-1.熱と湿気

パソコンは熱や湿気が大嫌いなので設置する環境には気をつけましょう。

  • プリンターなど「熱を持つ周辺機器」とくっつけて置かない
  • 暖房の風が直接当たらないようにする
  • 小型の加湿器を机の上に置いている場合はパソコンと離す

3-2.液体

パソコンは水分に弱い機器です。パソコンを使いながら飲み物を飲む人は多いと思いますがグラスやカップを倒して水分をかけ故障させてしまうケースも少なくありません。パソコンのそばに置かない、倒してもこぼれないカップを使用するなどの配慮が必要です。

3-3.衝撃

パソコンには衝撃を与えないように注意しましょう。ノートパソコンは衝撃に強いケースに入れる、デスクトップパソコンは倒さないようにするなど気をつけてください。

3-4.ホコリ

ノートパソコンでもデスクトップでも、パソコンの内部にはホコリがたまります。特に、ペットのいる部屋・タバコを吸う部屋・土足で出入りする事業所などはホコリやチリなどがたまりやすいのです。

3-5.強制終了

頻繁に強制終了をするのは避けましょう。フリーズするとイライラしてすぐに強制終了する人も多いのですが故障の原因になります。
強制終了は、超高速回転しているハードディスクドライブを突然無理やり止める行為です。応答しないプログラムを確認しつつ、正しい手順で終了しましょう。

4.パソコンの故障〜自分でできること〜

「2.パソコンの故障〜よくある症状と原因〜」でご紹介した症状の中には、自分でできる対処法もあります。試してみてください。

4-1.電源を入れても反応がない・起動しない・電源が切れる

  • ノートパソコンの場合は充電切れの可能性もあるのでバッテリーを外し電源につなぐ
  • デスクトップパソコンの場合、ボタン電池を1度外してつけ直すか交換する
  • パソコン内部の掃除をする

4-2.重い・動かないなどパソコンの動作異常

  • 使用していないアプリケーションを終了する
  • 再起動する
  • 使用していないアプリケーションを終了する
  • 頻繁にフリーズする場合は「プログラム(Windows Update)を更新する」を適用する
  • メモリーを増設する

5.パソコンの故障〜修理か廃棄か?〜

パソコンが故障すると、修理をするか廃棄するかで悩みますよね。そこで、判断の目安や修理の依頼先・依頼方法などをご紹介しましょう。

5-1.修理か廃棄か?選ぶ目安は?

パソコンにトラブルが生じたり故障したりしたら、まずは以下のことをチェックしてください。

5-1-1.使用年数

一般的に、パソコンは購入から5年たつとトラブルが生じることが増え、10年で寿命を迎えるといわれています。寿命が近づいたパソコンの場合は修理に出すよりも最新機種に買い替えをしたほうがいいでしょう。

5-1-2.故障具合

パソコンのトラブルは、自分で対処できる場合とプロの修理が必要な場合があります。さらに故障の具合によっては、修理するよりも買い替えをしたほうが安くつくこともあるでしょう。
パソコン初心者の人や専門知識のない人が自己流で修理をして壊してしまうことも少なくないのでご注意ください。前項までの記事を参考に、自分で対処できないようなトラブルの場合はプロに相談してみましょう。

5-1-3.修理費用

パソコンの修理費用は、機種・メーカー・故障の具合・修理業者によって異なります。一例を挙げてみましょう。

  • 液晶の修理:メーカー2〜5万円台・修理業者1万円弱〜
  • 電源のトラブル:メーカー1〜3万円台・修理業者1万円台〜
  • 異音がする:メーカー2〜3万円・修理業者1万円台〜

一概にはいえませんが、修理業者のほうがメーカーよりも費用は安いようです。

5-2.修理の依頼先と依頼方法

パソコンの修理先は、主に以下の2種類です。

  • パソコンメーカー:各メーカーでは、公式ホームページにて修理受付・修理料金の案内・依頼方法などを掲載しているのでご確認ください。
  • パソコンの修理業者:パソコンの修理業者は大手から小さなところまでいろいろあります。ホームページにて料金や修理の依頼方法を掲載しているので比較検討してみましょう。

6.故障したパソコンの処分方法

ここでは、パソコンを処分する方法や処分前に必ず行っておきたいことなどをご紹介しましょう。

6-1.処分前には必ず「データの処分」「バックアップ」を!

パソコンを処分する前には必ず「データの処分」「バックアップ」を行ってください。それぞれの方法をご紹介します。

6-1-1.バックアップの方法

大切なデータは、処分する前に必ずバックアップをとりデータを保存しておきましょう。保存先としては以下の方法があります。

  • 外付けのハードディスク
  • CDやDVD
  • USBフラッシュメモリーやSD KA-DO
  • オンラインストレージサービス

できれば2〜3つの方法で保存したほうが確実です。

6-1-2.データの処分

パソコンにはさまざまな個人情報が残っています。それらは、「ゴミ箱」に入れて消去するだけでは完璧ではありません。また、初期化するだけでは一見データがすべて無くなったように見えても復元ソフトを使えば復元できてしまうのです。データを処分する方法は以下の3種類があります。

  • パソコンデータ消去ソフトを利用して消す:有料・無料のものがありインターネットから入手できる
  • 物理的に破壊する:パソコンからハードディスクを取り出し、かなづちなどでたたいて破壊する。ただし、肝心なデータの記録部分が壊れていなかったり破片でけがをしたりすることもあるので要注意

6-1-3.パソコンが起動しない場合のバックアップやデータ消去

ハードディスク以外の故障であれば、以下の方法を行います。

  1. 故障したパソコンからハードディスクを取り出す
  2. 1に市販の「USB接続変換アダプター」を取り付ける
  3. 2をほかのパソコンに接続する
  4. 3が「外付けのハードディスク」として認識されるのでデータ消去ソフトでデータを消す

この方法ならデータのバックアップもできます。ハードディスクが故障している場合は、自分でデータを取り出すのは困難です。また、ソフトを使ったデータ消去も不可能なので、物理的破壊を行うしかありません。もしくは、専門業者に依頼してください。

6-1-4.データ消去やバックアップをプロに依頼

自分でデータを取り出すのが不可能な場合は、データの復旧を行う専門業者に依頼しましょう。また、パソコン回収業者やパソコンショップでは、専用機器を使用したデータの消去サービスを行っているところもあります。パソコンに詳しくない方はプロに依頼するほうがおすすめです。

6-2.自治体でパソコンを処分する方法

パソコンは自治体の粗大ゴミや不燃ゴミでは処分できません。「PCリサイクル法(資源有効利用促進法)」により、リサイクルの対象品目となっているのです。そのため、基本的にはメーカーによる回収&リサイクルが義務付けられています。
自治体によってはノートパソコンは、小型家電リサイクル法に基づきボックスなどで回収していることもあるのでお住まいの自治体にご確認ください。

6-3.メーカーにパソコンの回収を依頼する方法

デスクトップもノートパソコンも、各メーカーが回収を行っています。申し込みや回収方法などは各メーカーのホームページに詳しく掲載してあるのでチェックしてみましょう。
各メーカーとも、「PCリサイクルマーク」(平成15年10月以降に販売された家庭向きパソコンに貼ってある)つきのパソコンは回収費用無料です。

7.パソコンの故障〜よくある質問〜

パソコンの故障に関するよくある質問をご紹介しましょう。

Q.故障したパソコンを、メーカーだけではなくパソコン回収業者が回収できるのはなぜですか?
A.回収したパソコンを修理して再販売する場合や、パーツに分解して資源として再販売する業者の場合は、回収が認められています。

Q.自治体の「小型家電回収ボックス」にノートブックパソコンを入れることは可能ですか?
A.自治体によっても異なりますが、投入口は平均縦(たて)15cm×横30cmほどなので小さいノートパソコンでないと難しいでしょう。事前に自治体に正確なサイズを問い合わせすることをおすすめします。

Q.パソコンが故障したので買い替え予定です。下取りしてくれるお店などはあるでしょうか。
A.大型家電量販店や通信販売サイトなどでは、新しいパソコンを購入することを条件に下取りサービスを行っています。故障して起動しないパソコンでも可能なところも多いのです。お店によって条件は異なるのでいくつか比較するほうがいいでしょう。

Q.事務所に故障したパソコンが数台あります。メーカーが回収してくれるのでしょうか。
A.回収は行っていますが「事業系パソコン」は有料回収です。各メーカーのホームページに申し込みや回収方法が掲載してあるのでご覧ください。

Q.無料のデータ消去ソフトは、本当にデータは消えるのかどうか心配です。
A. 実は、有料ソフトと無料ソフトのデータ削除方法に大きな差はありません。データを消去する速度が違うのです。時間がある場合は無料ソフトでもいでしょう。利用者の口コミや評判などをチェックして自分に合ったものを見つけてくださいね。

まとめ

いかがでしたか? パソコンの故障や処分に関してのさまざまな情報をご紹介しました。パソコンは高いので1度購入したらできる限り長持ちさせたいですよね。けれども、故障の状態や使用年数によっては修理するよりも新しいパソコンに買い替えたほうがお得なこともあります。また、パソコンは進化が早いので買い替えたほうが使い勝手も格段によくなるでしょう。
この記事を参考にしつつ、じっくり検討して修理か買い替えかを決めてくださいね。また、処分する前には必ずデータ処分やバックアップも忘れないようにしましょう。