庭をコンクリートにするなら知っておきたいメリット・デメリット

お庭っていろいろな素材がありますよね。芝生に砂利、そしてコンクリート。この記事では、コンクリートにすると、一体どのようなメリットとデメリットが生じるのか、4つのポイントから解説します。

4つのポイントを押さえれば、庭をコンクリートにするかどうかが容易に決められるでしょう。

1.コンクリートの庭は、耐久性に優れている

お金を払って庭を改善するのですから、メンテナンスいらずで、長くきれいな状態がたもてる方がいいですよね。コンクリートの庭は、中に鉄筋を入れることが多く、耐久性に優れているので、長い間美しい状態がたもてます。耐久性が良いということは、メンテナンスが簡単だということにもつながるでしょう。ほかの素材と比べてみます。

1-1.砂利は、メンテナンスがいる

砂利の上を歩くと、じゃりじゃりと音がするので、防犯上はいいと言われています。しかし、砂利は車庫などに使う場合、車のタイヤに押しやられて下の泥が出てしまうことが。その場合砂利を平らにならしたり、砂利を定期的に補充したりなどのメンテナンスがいります。その点コンクリートは、一度敷いてしまえば、メンテナンスフリー。その点が、コンクリートの庭がすすめられる理由です。車のタイヤで跡が付くこともないでしょう。

1-2.芝生は、刈ったり雑草を抜いたりする作業がいる

芝生は、青々と茂っていれば見た目がいいので人気です。しかし、夏は1週間に1回と言われるほどの頻度で刈り取らなくてはなりません。芝刈りは結構重労働です。また、雑草を抜く必要も出てくるでしょう。雑草取りが嫌いな人にとっては拷問になりかねません。虫が嫌いな人にとっては、虫の心配もしなくてはならないことも。コンクリートの庭にすれば、そういう心配はなくなります。また、芝生は、品種によっては、冬は枯れてしまうので、見た目が悪くなってしまうことも。その点、コンクリートであれば、見た目が年中変わらないので、安心です。

2.コンクリートの庭は、掃除が楽

せっかく外構リフォームをするなら、日々の手入れが楽な方がいいですよね。庭の手入れがあまり好きでない人にとっては、コンクリートは救世主。余った時間で、家族団らんや好きなことをする時間もできます。一戸建てとは、メンテナンスの手間やお金が意外にかかるもの。コンクリートの庭にする利点を詳しくあげてみましょう。

2-1.コンクリートは、簡単に汚れが落ちる

たとえ、車のタイヤで汚れたり、落ち葉がたまったりしても、コンクリートの庭なら、ほうきではいたり、水を流したりすれば、簡単に汚れを落とすことができます。芝生や砂利は、汚れたときに水でさっと流す、ほうきでさっとはく、ということが難しいでしょう。掃除は毎日のようにするのですから、なるべく楽な方がいいに決まっています。この点もコンクリート庭にする利点でしょう。

2-2.コンクリートの庭では、ほこりが舞いにくい

コンクリートの庭では、ほこりが舞いにくいことも、利点のひとつ。そのため車も汚れにくいのです。洗濯物も安心して干せますね。たとえ洗濯物が落ちたときでも、頑固に汚れてしまうようなことはないでしょう。掃除のときでも、ほこりが舞いにくいので掃除しやすいですよね。また、強い雨が降ったときでも、コンクリートなら外壁に泥が付いたりしないので、掃除が楽ということも忘れずに。

3.その他こんなメリットも!

その他、庭をコンクリートにするメリットとしては、排水が楽だということがあげられます。雨が降ってもぬかるまない、水たまりができないというのは、ありがたいことでしょう。ただし、排水をきちんと考えた設計であるということが前提になります。排水を考えなければ、まるでプールのように水がたまってしまう、ということにもなりかねません。排水は手堅くしておきましょう。
ほかに、庭がコンクリートだと、子供にも良いことが。夏、子供のためのビニールプールに水をためた場合、下がコンクリートだと、あたたまりやすいのです。いくら夏でも、冷たすぎるプールでは風邪をひいてしまうことも。コンクリートの庭なら、プールが冷たすぎるという事態からまぬがれます。
また、のら猫がふんをしにくいというメリットも。芝生や土であれば、動物がふんをしやすいでしょう。庭を清潔に保つためにも、忘れてはならないメリットです。
また、施工方法によっては、コンクリートの庭は、とてもおしゃれな雰囲気に。無機質なイメージがありますが、コンクリートの庭でも「おしゃれ」をあきらめる必要はないのです。

4.デメリットは、照り返しが熱いこと

庭をコンクリートにすることのメリットをあげてきましたが、デメリットももちろんあります。それは、夏には太陽の照り返しが強くて暑くなってしまうこと。照り返しは、「こんなに暑いのか」と思うほど、意外にきついものです。でも、あきらめることはありません。朝と晩の打ち水でだいぶ照り返しはやわらぎます。そのためにも、庭には水道があると良いですね。
また、デメリットとして、庭を家庭菜園にしたくなった場合、できなくなるということがあげられます。家庭菜園には全く興味がない、今後もやるつもりはない、という人ならいいかもしれません。しかし、少しでも未練がある人は、砂利や芝生にしておく、または菜園スペースをあらかじめ作っておく方がいいでしょう。でも、コンテナを使えばコンクリートでもガーデニングはできます。

まとめ

いかがでしたか。この記事では、庭をコンクリートにするメリット・デメリットを4つの視点からあげてみました。

  1. コンクリートの庭は、耐久性に優れている
  2. コンクリートの庭は、掃除が楽
  3. その他こんなメリットも!
  4. デメリットは、照り返しが熱いこと

以上4つのポイントを押さえれば、後悔しない外構リフォームができるはず。今は、コンクリートでも見た目に美しく見えるよう、いろんな施工方法があります。使い勝手という点でも、庭に水道を設置したり、ガレージにしたりすることで、より良い庭になるでしょう。見た目も使い勝手も良い庭になったら良いですね。ぜひ参考にしてみてください。