
マイホーム購入で後悔したくない!「住みやすい家」の条件とは?
マイホームは一生に1回の大きな買い物です。
後から悔やむことのないように、理想の家を手に入れたいと思うのは当然のことでしょう。
しかし、実際には購入してから後悔する人も少なくありません。
自分と家族にとって「住みやすい家」を手に入れるためには、どうしたらよいのでしょうか。
そんな人たちのために、マイホーム購入の際にこだわるべき「住みやすい家の条件」についてまとめてみたいと思います。
1.住みやすい家の条件
マイホームを購入する際にこだわるべき「住みやすい家の条件」には、どのようなものがあるのでしょうか。
1-1.間取り
住みやすい家を考えるとき、まず重視したいのが間取りです。
家全体の設計図とも言える条件でしょう。
間取りが決まれば家全体の方向性が決まってきます。
間取りを考える際は、まず家族が朝起きてから夜寝るまでの「動き」を意識してください。
そして、以下のポイントをチェックしましょう。
- 家族が暮らすのに狭く感じないか
- 日差しの入り具合はどうか
- 風通しはよいか
- 収納スペースは十分か
- コンセントは使いやすい位置にあるか
また、子供がいる家庭では「子供に目が届く間取りであるか」「将来の子供部屋はどうなるか」など、考えるべきポイントも増えてくるでしょう。
1-2.熱効率
「夏は涼しく、冬は暖かい家」こそが、住みやすい家の条件ではないでしょうか。
断熱材や気密シートを取り入れることで、夏の暑さや冬の寒さが室内に入り込まないようにすることが可能です。
また、寒い地域ではすき間風を防ぐ方法についても慎重に考えなければなりません。
冬に備えて大きめの窓を取り付け、日光を取り入れることも大切です。
夏は屋外から入ってくる熱を和らげるために、大きな窓の近くに庭を設置することをおすすめします。
1-3.省エネ
最後に、省エネについても考えるべきでしょう。
最近は「省エネ住宅」というものが注目を集めています。
家の中で使うエネルギー量を極力減らすことで、住む人や地球環境にとってメリットのある住宅にするのです。
省エネ住宅のメリットは、補助金制度が充実している点。
高性能給湯器や燃料電池システム、太陽光発電などを取り入れることで、補助金を受けることができます。
2.住みやすい家にするためのポイント
では、住みやすい家を手に入れるために必要なこととは何でしょうか。
ポイントをいくつかご紹介します。
2-1.体験談を参考にする
一生のうちにマイホームを2回以上購入する人はほとんどいないでしょう。
つまり、多くの人にとって初めての経験です。
自分で家を購入した経験がない中で、大きな決断をする必要があるでしょう。
その家が「住みやすいかどうか」は、実際に住んでみて初めて分かります。
正しい判断をするためには、マイホームを購入した経験者から体験談を聞くことが大切です。
近くに経験者がいる場合は、住みやすい家のポイントを聞いて参考にしましょう。
2-2.家族全員の希望を聞き入れる
家は家族全員が住む場所。
1人の意見だけで決めてしまうのは危険です。
家族の誰かにとって「住みにくい家」になってしまう可能性があるでしょう。
まずは、家族全員の希望を聞くことから始めてください。
もちろん、すべての希望を取り入れることはできません。
妥協策も考えながら、できるだけ全員の要望に応えられるようにしましょう。
2-3.モデルハウスを見学する
モデルハウスをできるだけたくさん見学するのは大切なことです。
雑誌やインターネットで家の間取りを見ることは可能ですが、やはり実物を見て気づくことも多いでしょう。
実際に自分の家族が住んだことを想像しながら、モデルハウスを見学してみてください。
2-4.業者にアドバイスをもらう
やはり家を建てるプロに聞くのが一番な場合もあります。
マイホームの購入には誰もがこだわりを持っているでしょう。
しかし、プロである業者のアドバイスを聞くことで考え方が変わる場合もあります。
家族構成や立地条件によって、住みやすい家の条件は変わってくるものです。
業者のアドバイスを参考にしながら、最適な環境を作り出してください。
3.家づくりでよくある失敗
最後に、よくある失敗をいくつかご紹介します。
「住みやすい家」を目指したはずが、なぜ失敗してしまったのでしょうか。
3-1.思っていたより狭く感じる
図面と現物は違うものです。
できあがってみたら「思っていたより狭い」というケースはよくあります。
平面である図面だけを頼りにすすめてしまうとイメージがつかみにくく、失敗する可能性が高くなるでしょう。
間取りには十分余裕を与え、開放感のある暮らしを目指してください。
3-2.子供と交流しにくくなってしまった
賃貸物件から一戸建てに移ると「子供との距離が遠くなった」と感じる場合が多くなっています。
一戸建てだと子供に個室を与えることが多いため、家族の交流が少なくなったように感じるのでしょう。
特に、階段を廊下に設置してしまうと玄関からすぐ2階に上がってしまいます。
子供の様子が分かりにくくなってしまうでしょう。
子供と自然にコミュニケーションをとることができるような、間取りの工夫が必要です。
3-3.収納スペースが使いにくい
せっかく収納スペースを多めに設置しても、使い勝手が悪くては意味がありません。
実際に使うことを想像しながら収納スペースを設置することで、適切な場所を選ぶことができるでしょう。
「収納スペースが使いにくい場所にあるため、結局は客間が物置代わりになってしまった」という例も少なくありません。
4.まとめ
住みやすい家の条件をご紹介しました。
- 住みやすい家の条件
- 住みやすい家にするためのポイント
- 家づくりでよくある失敗
「マイホームの購入を検討している」「住みやすい家の条件を知りたい」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。