防災グッズだけでは不十分!? 避難所の確認を忘れずに。

東日本大震災をきっかけに、改めて地震や津波の恐ろしさや日ごろの備えの大切さを認識した人も多いことでしょう。 今はいろいろなお店や通販で防災グッズを気軽に買うことができます。 それらをリュックに詰めて、取り出しやすいところに置いてさあ、これで備えは万全・・・。
いえいえ、実はまだ不十分なのです。

自分がどこに逃げれば安全か、知っていますか?

大震災で怖いのは家屋の倒壊と火災、所によっては津波です。 自治体では学校や公園など、広い敷地の場所を「広域避難場所」(大体10ヘクタール以上)や「準広域避難場所」(大体2ヘクタール以上)と定め、いざというときの避難場所に指定しています。
子供がいるご家庭ならば学校や公園はなじみ深い施設かもしれません。 しかし、故郷を離れて都会で一人暮らしをしている学生や社会人、子供がいない夫婦などは、「××公園、○○小学校に避難してください」といわれても、どこにあるかわからない場合が多いのではないでしょうか。

目印がないと見慣れた場所もわからなくなる

「××公園ならば、10階建ての大きなマンションを左に曲がったところにある。○○小学校は、道路沿いにある大きな看板のすぐ近く」というように、目印をつけて覚えている人は多いと思います。 しかし、震災は街の風景を一変させてしまいます。 また、倒壊家屋や火災などで目印がある場所が通れなくなっている可能性もありますね。
できれば避難場所へは散歩がてら複数のルートでいってみることをお勧めします。 また、目印は小さい公園や池、特徴ある駐車場など、震災が起きても変化が起こりにくいものにするとよいでしょう。

家族で避難場所を統一しておく

震災は家族全員が揃っている時だけ起こるとは限りません。 父は会社、母はお出かけ、子供は学校という時に震災が起きる可能性もあります。 たいていの自治体は地域ごとに複数の避難場所を用意してあるので、家族で避難場所を示し合わせておかないと、家族が長い間離れ離れになってしまうかもしれません。
また、避難場所に指定されているところでも、災害の状況によって使えないこともあります。 ですから災害用伝言ダイヤルの使い方も家族一緒に学んでおくといざというときに慌てずに済みますよ。

実際に防災グッズを背負って避難所までいけますか?

防災グッズをリュックの中に備えている家は多いと思いますが、あれもこれもと詰め込んで、重くなりすぎてはいないでしょうか。 しかも震災の時、足場は最悪のはずです。 舗装された道路を歩いたのに避難所までグッズを入れたリュックを背負って歩けないのならば、一度中身を見直しましょう。 また、リュックのそばに運動靴を一足準備しておくと、避難するときに重宝します。

いかがでしたでしょうか?
備えあれば患いなし。一度家族で避難場所を確認し、非常時の連絡の取り方などを話し合ってみるとよいですね。