住みやすい家の条件とは? 動線をイメージしたマイホームの選び方。

マイホームの購入を検討するとき、気になるのは「住みやすさ」。一生に一度の買い物とされるほど、マイホームの購入には慎重さと十分な計画が必要です。一度建ててしまうと、作り直しができないので、しっかりしたマイホーム作りへの計画を練るようにしましょう。
マイホームを持つときに注意すべきポイントは、家族の人数と子どもたちの成長を見据えた、長い目で見る柔軟性のある家にすること。お子さんが成長すれば、いずれ一人で部屋を持つようになりますし、ご両親を迎える可能性がある方はそうしたスペースを確保するなど、ライフスタイルを意識した空間設計をしていくことが大切です。
マイホームを持つことは、家族を守る城を持つことを意味しています。みんなが暮らしやすく、快適に生活していける環境を整えてあげたいものですよね。
マイホームの購入を検討している方は、この記事を参考にして、理想のマイホームの実現に向けてイメージしてみてくださいね。

1.住みやすい家の条件

家族みんなが笑顔で暮らせる家を夢見て、マイホームへの憧れを高めていく方も多いのではないでしょうか? 家族が安心して暮らせる、快適で安全に生活していける環境、それが住みやすさにつながります。
漠然と住みやすいと考えても、一体どのような家を住みやすい家とイメージすればいいのか、迷うこともあるでしょう。ここでは、住みやすい家の条件をいくつかご紹介します。
間取りや空間の使い方を考えるとき、より具体的に計画が立てられるようにしてみてください。

1-1.動線を考える

住みやすい家を考えるとき、どうしても外せないポイントは、動線です。動線とは、生活していく中でどのような線をたどって人が動いているかを意味するもの。人の活動の妨げになるような場所に壁があったり、大きな収納を設置したりすると、動きが悪くなって動線の邪魔になってしまいます。人の動きを意識するときには、女性の目線を大切にすることが重要です。女性つまり主婦の動きは、家庭で大きな割合を占めています。キッチンでの作業はもちろん、洗濯や掃除など、その仕事ぶりや子どもの世話をするときの動きを見て、障害物のない動線を作ることが大切です。
障害物を取り払うだけではなく、動線の流れにその仕事内容に応じた収納を設けることも動きやすさにつながるでしょう。1つの用事を済ませるために別の部屋の収納にものを取りに行かなくてはいけないなど、余計な手間を省くことが可能です。
動線を無視して、デザインばかりを先行させてしまうと、住みやすい家から遠ざかってしまいます。1番重要視したいポイントだといえるでしょう。

1-2.収納にゆとりを

せっかくマイホームの購入を検討するのであれば、さまざまなモデルルームを散策してみることです。どういった家にしたいか、どのような設備があるのか、より具体化してイメージすることができるでしょう。
それぞれの間取りを検討していく中で、ぜひ考えてもらいたいのは、収納です。ゆとりのある収納を各部屋に設けることで、余分な家財用品を増やす必要がなく、部屋全体がすっきりした印象になります。
お子さんが小さいうちは、おもちゃの収納庫に。お子さんが成長するにつれ、衣類や趣味の道具をしまう場所に変化するなど、収納にゆとりがあるからこそ、実現可能なものばかり。どんな住宅でも、収納の有無で使いやすさが大きく変わってきます。
マイホーム購入の際のポイントにしてみてください。

2.よくある失敗例

マイホームを持ってから、やっぱり使いにくいと感じる方もいるようです。動線を考えなかったという初歩的なミスもありますが、こだわりすぎたために、失敗してしまう例もあります。設備のメリットに注目しても、デメリットにまでしっかりチェックをしておかなかったなど、購入後に後悔してしまうケースもあるようです。
後悔しないマイホームを手に入れるためにも、失敗例を教訓にして、ご自身のマイホーム購入の参考にしてみてください。

2-1.暖房効率が悪い

空間を広く見せられるとあって、吹き抜けに憧れる方もいらっしゃるようです。天井高があるというのは、開放感を抱けてすてきなアイデアであるはず。しかし、この吹き抜けは、その名にあるように、まさに風が吹き抜ける空間となってしまい、暖房効率が悪くなってしまうケースが頻発しています。
本来、暖房で暖められた空気は上昇していき、吹き抜けのある天井付近に溜(た)まってしまう性質があり、このため暖房効率が悪くなって光熱費などがかさんでしまう結果にもつながる可能性も。
吹き抜けを持つことが悪いことなのではなく、吹き抜けを設置するのであれば、それに見合った暖房の導入をすべきだったと考えられます。床を温められる床暖房は、部屋全体の温度を暖めてくれるはずです。何かアイデアが浮かんだときには、そのメリットとデメリットをしっかり把握し、デメリットの解消法も合わせて考えておくことが大切でしょう。

2-2.普段使わない部屋

マイホームを購入する時には、来客を意識して客間を用意する方もいらっしゃるようです。実際には、ほとんど使われることなく、納戸として活用してしまっているケースが多く見ることができます。

本当に来客が多い家庭では、客間の設置は有効性が高いでしょう。しかし、1年に1度来るか来ないかわからない来客のために、客間でスペースを取ってしまうのはもったいない気もしてしまいます。

どのような来客への備えなのか、頻度が少ない来客のために客間は本当に必要なのかを、マイホーム購入前にじっくり検討しておくようにしましょう。決められた広さの中で、家族だけで存分に使えるスペースにすることが、マイホーム購入の醍醐味(だいごみ)なのではないでしょうか?

2-3.家族交流が希薄になってしまった

子どもたちの成長を見据えて作った子ども部屋に、子どもたちがこもりっきりになってしまう悪いパターンです。マイホーム購入前は、全員が顔を合わせる機会が多かった環境で、密にコミュニケーションを持つようにしてきた方もいるはず。それが、マイホーム購入と同時に失われてしまわないように、家族全員で過ごせるリビング空間や、コミュニケーションが図れる間取りを意識するなど、工夫するようにしましょう。

子どもにもプライベートな空間は大切です。程よく関係を築いていけるような間取りを考えていきましょう。

家族の幸せのためにマイホームを購入したはずなのに、かえって関係が薄くなってしまったという悲しい気持ちにならないように、間取りや設計にはこだわるようにしたいものですね。常に、家族との交流がベースにあるような環境作りをめざしましょう。

3.まとめ

住みやすい家の条件について考えてみました。いかがでしたか?

  • 住みやすい家の条件
  • よくある失敗例

家族の増減や、ライフスタイルの変化によって、家の使い方はどんどん変わっていきます。ある程度の可変性を持たせ、将来に備えた設計をしておけば安心です。
また、動線を考えた間取りにも配慮し、快適に生活していける環境を作り出しましょう。