住宅ローンの組み方や注意するべきポイントは?

家を買うとき、住宅ローンの組み方で悩む人は少なくありません。
今は、昔のように必ずしも定年まで同じ会社に勤め続けられる保証はないのです。
しかし、家を一括で買える貯蓄ができるまで待っていたら、いつまでたっても家は買えないでしょう。
そこで、大切になるのは住宅ローンの組み方です。
今回は、無理なく返済できる住宅ローンを組み方やポイントをご説明しましょう。
住宅ローンにもいろいろな種類があります。
また、共働きかそうでないかでも、ローンの組み方は変わってくるでしょう。
これから家を建てたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

1.住宅ローンとは何か?

まず始めに、住宅ローンとは何かということについてご説明します。
意外と知らないことも多いのではないでしょうか?

1-1.何に対して組めるの?

住宅ローンは、住宅の取得や土地・建物の建築、さらに住宅の改築などの目的で住宅と土地を担保にして銀行からお金を借りるもの。
ですから、比較的金利が低く借りられる金額も多めです。
万が一住宅ローンが返せなくなった場合は、土地と建物は銀行が権利を取得し競売にかけられます。
そうなれば、家を失うことになるでしょう。
また、何らかの原因でローン返済中に家を失っても、ローンは免責になりません。
天災で家屋が失われても同じです。
住宅ローンの名義人がなくなった場合は、保険金で残高が相殺されます。

1-2.住宅ローンはどこで組めるの?

住宅ローンは「公的住宅ローン」と「民間住宅ローン」があります。
公的住宅ローンとは、自治体が融資を行っているのです。
かつて「住宅金融公庫融資」というシステムがあり、これを利用して住宅ローンを組むことが一般的でした。
しかし、平成19年にこのシステムが廃止になった結果、銀行や信用金庫などが融資を行う民間住宅ローンを利用する人がほとんどになりました。
現在はの住宅ローンはほぼ民間のものになっています。

1-3.住宅ローンは何歳まで組めるの?その額は?

住宅ローンは、満20歳以上60歳未満の方が組むことができます。
また、80歳までローンの支払いをのばせるのです。
ですから、銀行が除荷すれば20歳から80歳まで60年ローンを組むこともできるでしょう。
さすがにそんなことをする人はいないと思いますが、住宅ローンの商品のひとつ「フラット35」などは、35年まで組む人も多いのです。
つまり20年以上にわたって住宅ローンを払う人は珍しくないということ。
また、住宅ローンの上限がありません。
収入が多く購入する物件の価格が高ければ、億単位の借り入れも可能です。

2.住宅ローンを組み方と注意点とは?

では、住宅ローンを組む際にどんなところを注意すれば、無理のない支払いのローンを組めるのでしょうか?
この項では、住宅ローンを組み方や注意するポイントをご説明します。

2-1.借りられる額と借りてもよい額は違う

よく、「収入の×倍までならば住宅ローンを借りても大丈夫」といわれています。
また、ローンシミュレーターなどのソフトを使って、毎月の支払額を計算してみた人もいるでしょう。
しかし、「借りられる金額」と「借りてもよい金額」は違います。
「節約すれば大丈夫」「今は専業主婦の妻が仕事に出れば大丈夫」などの楽観的な憶測でローンを組むと、もくろみが外れたときは大変です。

2-2.収入は税金を引いた額で考える

年収××万円という場合、普通は税込みの金額です。
ですから、手取り金額はそれよりも少なくなります。
つまり、税込みの収入でローンを組むと支払いがきつくなる人も多いでしょう。
ですから、ローンシミュレーターなどを行う場合は税金を引いた額で行いましょう。

2-3.妻の収入をあてにしすぎない

今は共働きが一般的になりましたが、男女の収入差はあります。
また、出産や育児、介護などで仕事を続けられなくなるのは、女性の方が多いのです。
妻が就職に有利な資格を持ち、たとえ一度退職してもすぐに復帰できるようなケースを除いては、妻の収入をあてにしすぎない方がよいでしょう。
もちろん、専業主婦の妻が再就職をすることを前提に、ローンを組んではいけません。
共働きの場合はどちらかの収入で賄えるほどのローンを組み、もうひとりの収入は貯蓄に回してくりあげ返済に備えるという方法もあります。

2-4.固定金利か、変動金利か

固定金利がよいか、変動金利がよいかはいろいろな意見があります。
現在の金利は低めですが、将来一気に上がる可能性がゼロではありません。
また、一方でこのまま低金利が長い間続くという意見があります。
そうなれば、固定金利を選択した人は損をした気分になるでしょう。
しかし、住宅ローンを長く組むほど変動金利のリスクはアップします。
ですから、若い時期にローンを組み長い間ローンを払っていく場合は固定金利の方がリスクは少ないでしょう。
逆に、頭金を多めに用意して短めのローンを組んだ人は変動金利の方が時期によっては有利になります。

2-5.頭金ゼロのリスクをよく理解しておく

頭金ゼロでもローンが組める、という広告も多いです。
頭金とは家を買うためのお金の一部のこと。
これを払った残りの金額でローンを組むのです。
ですから、頭金を多めに用意するほど、ローンは少なくて済みます。
かつて、住宅ローンは物件の8割程度までしか組めませんでした。
ですから、頭金は必ず必要だったのです。
しかし、今は住宅ローンのすべてと家を購入するのにかかる諸費用も含めてローンが組めます。
でも、諸費用まで住宅ローンで賄ってしまうと、返済金額はより多くなるでしょう。
頭金ゼロのメリットもありますが、最低限諸費用のお金くらいためておきましょう。

3.ファイナンシャルプランナーに相談してみよう

ファイナンシャルプランナーとは、人生にかかるお金すべてに対するエキスパートです。
住宅ローンは長期間にわたって払い続けるもの。その間に子どもの教育資金や親の介護費用、自分の老後費用などいろいろなお金がかかってきます。
そのようなお金の流れもはっきりさせてくれるでしょう。
ファイナンシャルプランナーが主催する住宅ローン相談会などもありますので、参加してみるとよいですね。
「大体この時期にこのくらいの出費がある」と予想がつけば、住宅ローン最寄り組みやすくなります。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は、住宅ローンを組み方や注意するべきポイントなどをご紹介しました。
まとめると

  • 住宅ローンを組む際の目安は、あくまでも目安でうのみにしない。
  • 手取りの年収で住宅ローンを組もう。
  • 共働きだからといって収入の合算でローンを組まない方がよい。
  • 頭金ゼロのリスクを理解しておこう。

ということです。
かつてなら、立地条件によっては買ったときよりも家が高く売れることもありました。
しかし、今はそのような物件はほとんどありません。
ですから、何らかの事情で家を手放さなければならない場合、ローンがたっぷり残っていると大変です。
頭金を大目に用意できればそれに越したことはありませんが、頭金が少額でも余裕ある返済プランを立てましょう。
また、子どもが大きくなるほど教育費がかかるので、その点も考慮に入れてください。
今は、必ずしも給料が上がるとはかぎりません。