エクステリアでできる防犯対策とは? こんなところに注意しましょう。

エクステリアとは、塀や門扉など家の外構一般を指します。
外構のデザインによって家の印象も変わりますし、防犯機能が高まる場合もあるのです。
しかし、逆に外構のデザインによっては空き巣に狙われやすくなってしまいます。
そこで、今回はエクステリアでの防犯対策についてご紹介しましょう。
空き巣にとって狙いやすい形のエクステリアというのもあるのです。
また、エクステリアを改造しなくても防犯性を高める方法もご紹介します。
これから家を建てるという方やエクステリアのリフォームを考えている方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

1.エクステリアの種類とは?

防犯効果が高いエクステリアを紹介する前に、エクステリアの種類をご紹介しましょう。
家を囲む外構の形状もいろいろあるのです。

1-1.オープン外構

オープン外構とは、家の周りに塀や門扉などを作らないスタイルのエクステリアです。
開放的で敷地を広く使えるので、住宅密集地などで人気があります。
また、庭と公道の境に背丈の低い樹木を植えることもあるでしょう。

1-2.セミオープン外構

セミオープン外構とは、外から隠しておきたい場所にだけ塀や目隠し、フェンスなどが設置してある外構のことです。
オープン外構ほど開放的ではありませんが、侵入しようと思えば開いているところから誰でも入ってこられる作りになっています。

1-3.クローズ外構

クローズ外構とは、家の周囲を塀やフェンスなどでぐるりと囲ったエクステリアのことです。
立派な門扉がつけられる場合もあるでしょう。
また、ガレージやカーポートがある場合もシャッターなどで戸じまりができるようになっています。
一見すると、最も防犯の性能が高そうなエクステリアです。

2. 空き巣に狙われやすいエクステリアとは?

では、どんなエクステリアが空き巣に狙われやすいのでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。
塀やフェンスがあれば安全というわけではありません。

2-1.敷地内に入れば、外から見えにくいエクステリア

塀やフェンスが敷地を囲っているクローズ外構が、一見すると最も防犯の性能が高そうに思えます。
しかし、よほど高い塀でない限りちょっと工夫をすれば乗り越えられてしまうでしょう。
そして、塀に囲まれた敷地内というのは外から見えません。
ですから、空き巣はゆっくりと鍵を壊したり窓を破ったりして屋内に侵入できるのです。
塀やフェンスは防犯機能がない、というわけではありません。
しかし、過信しない方がよいでしょう。

2-2.エクステリアが荒れている家

エクステリアはものによって、こまめなお手入れが必要になります。
たとえば、植物を使った生け垣は季節によって違った表情を見せてくれるでしょう。
しかし、定期的に生け垣を刈り込まないと伸び放題となって家まで荒れ果てたように見えます。
また、海のそばに鉄製のエクステリアを作ると、赤さびが浮きやすいです。
さびだらけのエクステリアもすさんだ印象を与えるでしょう。
このようなすさんだ家は、空き巣以外にも不審者を呼び寄せやすいのです。

2-3.庭木がうっそうと茂っている家

庭もエクステリアの一部です。庭木がうっそうと茂っている家も、空き巣にとって狙いやすいでしょう。
茂った葉っぱが目隠しになってくれますし、木を伝って2階部分へ侵入したり、木から隣家の屋根を伝って逃走したりすることも可能です。

3.防犯効果が高いエクステリアにするには?

では、防犯効果が高いエクステリアにするには、どのような点に気をつければよいでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

3-1.足場になるような場所を作らない

フェンスや塀を作る場合は、装飾などが足場にならないデザインのものを取りつけましょう。
足場がなければ、塀やフェンスの高さが2m以上だと乗り越えるのは大変です。
また、塀やフェンスの周辺に、足場になるようなものを置いておかないように注意しましょう。
さらに、フェンスや塀の周辺は見通しをよくしておくと、より安全です。
フェンスや塀の近くに樹木を植える場合は、葉が茂りすぎないものを植えましょう。

3-2.センサーライトをつける

センサーライトとは、人が通ると点灯するライトです。
空き巣は気づかれないように侵入しますから、センサーライトが点灯すると誰かに気づかれることを恐れ、退散する場合が多いのでしょう。
たとえ家の人が留守でも、近所の人が「何時何分ごろにサーチライトがつきました」と覚えていれば逮捕のきっかけになるかもしれません。
また、パトロール中の警官などがいても、見つかりやすくなります。

3-3.録画機能のあるインターホンをつける

オープン外構は一見すると空き巣に入られやすいデザインかもしれません。
しかし、ドアや窓など侵入できるところも隠すものがありませんから、人目がある限り侵入されにくいのです。
しかし、深夜や早朝などは要注意。
人気がなくなったときを見計らって入ってくる人もいます。
さらに、家の住人が留守かどうかを確認するためにインターホンを押すこともあるでしょう。
その際、短時間でもいいので自動録画できるインターホンであればより防犯効果が高まります。

3-4.音のする石を敷き詰める

庭石の中には、ふむと大きな音がするものもあります。
このようなものを庭に敷き詰めておいてもよいでしょう。
庭以外にも、隣家との境にある狭く死角になりやすい通路に敷き詰めておいても、侵入経路をふさげます。

3-5.掃除や手入れは大切

庭やエクステリアが荒れていると、空き巣に狙われやすくなります。
また、空き巣以外にも放火の標的になったりホームレスが入りこんだりするかもしれません。
ですから、エクステリアや庭は定期的に手入れをしましょう。
「仕事などが忙しく、なかなか手入れができない」という場合は、長期間手入れが不要な素材でエクステリアを作ってください。垣根や色とりどりの花が咲き乱れる庭はすてきですが、植物は季節ごとに手入れをしないと荒れ果てた雰囲気になってしまいます。ですから、エクステリアを作る際は「どれだけ手入れに時間をかけられるか」も考えて作りましょう。
フェンスや塀も鉄製の飾りをつけると重厚な感じが出ます。
しかし、鉄はさびやすいのでやはりこまめな手入れが必要です。
さらに、泥や排気ガスでフェンスや塀が汚れる場合もありますので、年に1度くらいは掃除も必要でしょう。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は防犯効果を高めるエクステリアについてご紹介しました。
まとめると

  • 外から見えにくいエクステリアは空き巣の被害にあいやすい。
  • 庭木がうっそうと茂っていたり、エクステリアが汚れてすさんだ雰囲気になると空き巣の被害にあいやすい。
  • 見通しをよくしたり、サーチライトをつけたりすると空き巣の被害にあいにくい。

いということです。
門扉や塀があるクローズ外構の方が空き巣の被害にあいにくいように思えますが、意外でしたね。
しかし、オープン外構も人目があるから安心、というわけでもありません。
オープン外構の場合は、庭が荒れていると空き巣や不審者を呼び寄せやすいです。
また、オープン外構の場合は照明の点灯時間などで留守にしているか、家にいるのかも分かってしまうでしょう。
ですから、インテリアにも工夫が必要な場合もあります。
どのようなエクステリアを作るにしろ、家を建てる場所の治安を考え業者に相談してよさそうなデザインのアイデアを出してもらいましょう。