立冬や冬至の意味や由来は? 主な行事やおすすめの食べものを詳しく!

立冬や冬至とはどんな日か、詳しく知りたいとお考えではありませんか? いずれも冬に関連する日だということは知っていても、どんな日なのか、何をすべきなのかなど、知らないことが多いことでしょう。実は、立冬や冬至はそれぞれ冬を快適に過ごすためにも、重要な意味合いを持っているのです。

そこで今回は、立冬や冬至について詳しく解説します。

  1. 立冬とはどんな日?
  2. 冬至とはどんな日?
  3. 冬を快適に過ごすためのポイント
  4. 立冬や冬至に関するよくある質問

この記事を読むことで、立冬や冬至の意味や過ごし方がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.立冬とはどんな日?

最初に、立冬とはどんな日か詳しく見ていきましょう。

1-1.立冬とは?

立冬とは、二十四節気の第19番で、初めて冬の気配を感じる日という意味がある日です、つまり、これから冬の寒さが厳しくなっていくことを意味しています。日本の立冬は、例年11月7~8日ごろで、2019年は11月8日です。また、次の小雪(しょうせつ)に当たる日までの期間を立冬と表すこともあります。なお、立冬の前後は日によって寒暖差が激しいため体調を崩しやすく、養生すべき時期です。

1-2.立冬に特別な風習や食べものはない

立冬には、特別な風習や特定の食べものを食べる習慣はありません。しかし、冬の気配を感じる日という意味からも、これからやってくる冬に向けて準備し始めることをおすすめします。たとえば、食生活を見直して体を温める食事を多くしたり冬ものの洋服をそろえたりなどです。冬支度を一度に行うのは大変ですから、立冬を過ぎたらコツコツ進めていくといいでしょう。

1-3.風邪やインフルエンザが流行し始める時期

立冬を過ぎるから、風邪やインフルエンザが本格的に流行し始める時期になります。気温が低くなり、空気が乾燥する日が続くようになるからです。風邪やインフルエンザを予防し、冬の寒さに負けないようにするためにも、健康管理をきちんと行う必要があります。年末に向けて体調を万全に整えるためにも、無理をせず栄養バランスのよい食事と十分な睡眠・規則正しい生活リズムなどを意識してください。

2.冬至とはどんな日?

冬至とはどんな日なのか、詳しくご紹介します。

2-1.1年で最も太陽が低くなる日

冬至とは、二十四節気の第24番で、北半球では太陽が最も低くなり夜が最長になる日になります。例年12月22日ごろで、2019年も12月22日です。また、冬至は、これからどんどん昼間が長くなる境目の日であることから、一陽来復と言われて、運気が向く日という意味もあります。また、冬至のすぐ後に新年になることからも、新年を無事に迎えるために重要な区切りになるのです。

2-2.名前に「ん」が付く食べものを食べる

冬至には、かぼちゃなどを食べるのが一般的です。冬至には、「ん」の文字が入る食べものを食べると縁起がよいとされています。かぼちゃは別名で南瓜(なんきん)と呼ばれていることから、多くの人が縁起ものとして冬至に食べるのです。かぼちゃの食べ方は、地方によって以下のように違いがあります。

  • 北海道・東北地方:いとこ煮(かぼちゃと小豆を一緒に煮込む)
  • 青森県:かぼちゃがゆ(かぼちゃをおかゆに入れる)
  • 岩手県:かぼちゃひっつみ(小麦粉の生地をちぎって入れた郷土料理にかぼちゃを使う)
  • 長野県:かぼちゃ団子(かぼちゃや小豆・団子を一緒に煮る)
  • 山口県:かぼちゃぜんざい(ぜんざいの団子にかぼちゃを練り込む)

なお、かぼちゃに限らず、にんじん・うどん・ぎんなんといった食べものでも同様の意味を持ちます。

2-3.冬至がゆを食べる

冬至には、かぼちゃのほかにも冬至がゆを食べる風習があります。冬至がゆとは、おかゆに小豆を入れたもので、厄払いの意味があるのです。また、小豆の赤とおかゆの白で紅白の色合いとなり、縁起がよい食べものとされています。冬至がゆと一緒にかぼちゃ料理を食べれば、栄養バランスがさらによくなり健康的な体作りに効果的です。

2-4.ゆず湯に入る

冬至には、湯舟にゆずをたくさん浮かべたゆず湯に入る習慣もあります。日本では、冬至にゆず湯に入ると風邪をひかなくて済むと昔から言われており、湯舟にゆずをたくさん浮かべて入る人が多いのです。ゆず湯に入ると、ゆずの成分により全身の血行が促されて体がよく温まるだけでなく、美肌効果やリラックス効果も期待できます。スーパー銭湯などの公共浴場でも、冬至の日にはゆず湯になるところも多いので、利用するのもいいでしょう。

3.冬を快適に過ごすためのポイント

冬を快適に過ごすためのポイントを詳しく見ていきましょう。

3-1.首・手首・足首を温める

冬の寒さを乗り越えるためには、首・手首・足首を特に温めることが大切です。それぞれ太い血管が皮膚の近くを通っているため、効率よく全身を温めることができます。反対に、冷やしてしまうと全身の冷えにつながるので注意しましょう。首にはネックウォーマーやマフラー、手首には手袋やハンドウォーマー、足首にはレッグウォーマーや厚手の靴下を着用することをおすすめします。

3-2.入浴で体の内側から温める

毎日きちんと入浴し、体の内側から温めることを心がけましょう。お湯の温度は、40℃程度までにして、20分程度じっくり入ってください。水分補給をしっかり行いながら、浴槽に出たり入ったりして過ごせば、のぼせにくくなります。入浴後は、体をきちんと拭いてからパジャマなどに着替え、水分補給をして休憩しましょう。なお、冬は脱衣場が寒くてヒートショックを起こしやすいので注意してください。浴室との寒暖差が少なくなるよう、暖房器具を導入したり入浴前に浴槽のフタを10~15分程度開けたりすることをおすすめします。

3-3.外出時のマスク・手洗い・うがいを欠かさない

外出時に、マスク・手洗い・うがいを欠かさないようにし、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防しましょう。冬は空気が冷たくて乾燥しているため、風邪やインフルエンザのウイルスが繁殖しやすくなります。ウイルスを体内に入れないために、外出時にマスクを着用し、帰宅時には必ず手洗いとうがいをしてください。

3-4.体が温まる食べものや飲みものを摂る

冬は、体が温まる食べものや飲みものを意識して摂りましょう。体が温まる食材には、以下のようなものがあります。

  • かぼちゃ
  • かぶ
  • しょうが
  • とうがらし
  • 玉ねぎ
  • ねぎ
  • にんにく
  • ごぼう
  • ココア

寒い時期に体を冷やす食べものや冷たい飲みものを摂ると、体が冷えてしまいます。また、内蔵に大きな負担がかかるので、消化不良などの原因になり、体調を崩すこともあるでしょう。

3-5.暖房器具を上手に利用する

冬の寒さを乗りきるためには、暖房器具を上手に利用することが大切です。光熱費を節約するために暖房器具を使わないでいると、室温が低くなり過ぎて体調を崩したり感染症にかかりやすくなったりします。室温22~25℃・湿度40~60%程度が、快適に過ごすための条件です。必要に応じて暖房器具を利用し、快適な室内環境に整えましょう。

4.立冬や冬至に関するよくある質問

最後に、立冬や冬至に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.11月に立冬と言われても実感できないのですが?
A.確かに、日本の四季ではまだ秋に当たる時期になるため、立冬と言われてもピンとこないことでしょう。しかし、11月になると日によっては肌寒く感じる日があるはずです。立冬になったら、そろそろ冬を迎える準備を始めるようにしましょう。

Q.立冬になったら冬もののコートを羽織るべきか?
A.気温が高ければ、無理をして冬もののコートを羽織る必要はありません。立冬の前後は、地域によって最高気温が20℃を超える日もあります。立冬であっても、そのときの気温に合わせた服装を選ぶようにしましょう。

Q.冬至にかぼちゃを食べないと縁起が悪い?
A.かぼちゃを食べなくても、縁起が悪くなることはありません。あくまでも縁起かつぎですから、必要以上に気にしなくても大丈夫です。

Q.立冬や冬至にやってはいけないことはある?
A.特にありません。立冬や冬至は、それぞれ冬の気配を感じる日、1年で最も夜が長くなる日であり、縁起が悪い日ではないからです。

Q.立冬や冬至をよりよく過ごすアイデアは?
A.立冬や冬至は、家族や親しい人と過ごすといいでしょう。季節の移り変わりを大切な人と一緒に感じるのは、とてもすばらしいことです。お互いの健康と幸せを願いながら、体が温まるものを食べて穏やかに過ごしましょう。

まとめ

今回は、立冬や冬至について詳しく解説しました。立冬や冬至は、それぞれ冬を快適に過ごすための意味がある日です。立冬は、冬の訪れを意識する日として、冬の準備を始める目安にするとよいでしょう。また、冬至は、1年で最も夜が長い日です。これからやってくる本格的な寒さを乗り越えるためにも、かぼちゃや冬至がゆなど体が温まって縁起がよい食べものを食べましょう。また、ゆず湯に入ってじっくり温まるのもおすすめです。厳しい冬を乗りきるための知恵として、立冬や冬至を意識して過ごしてみてください。