軽自動車と普通車の違いは何?大きさ以外ではこんな違いがあります。

車の購入を考えるとき、軽自動車か普通車かで迷う方も多いでしょう。
現在の軽自動車は高性能で普通車と変わらないものも少なくありません。
そこで、今回は軽自動車と普通車の違いについてご紹介します。
いくら高性能になったからといっても、軽自動車は普通車にはかなわない部分があるのです。
また、軽自動車か普通車、どちらがよいのかを判断するポイントもご紹介しましょう。
これから自動車を購入する方や買い替えを検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

1.軽自動車とはいったいどのような自動車?

軽自動車とは、排気量が660CC以下、4人乗り以下、貨物積載量が350kg以下などの自動車を指します。
普通自動車の排気量が1300CC 前後で5人乗りですから、普通車よりも一回りコンパクトな自動車になるのです。
比べてみるとすぐ分かりますね。
また、大きさも長さ 3.4m以下、幅 1.48m以下、高さ 2.0m以下と決められているのです。
このどれかひとつでも超えれば小型車や普通自動車と分類されます。
軽自動車は日本独特の規格です。
戦後、自動車の需要が高まったのに資材が不足していた時代に定められ、現代まで続いています。
一時期は軽自動車というと値段が安い代わりに性能もいまひとつ、というイメージでした。
しかし、現在は各自動車メーカーが高性能で狭さを感じさせない軽自動車を次々と販売しています。
ですから、たとえ排気量が普通車の半分でも街中を走るくらいならば、普通車と引けを取らないレベルにまで達しているのです。
そのため、2014年には新車販売数の4割が軽自動車だったという結果になりました。

2.軽自動車と普通自動車の大きさ以外の違いとは?

大きさ以外にも、軽自動車と普通自動車の違いはたくさんあります。
この項では、その中でも特に差が分かりやすい一例をご紹介しましょう。

2-1.維持費の違い

マイカーに軽自動車を選択した方は、維持費の安さをあげる人が多いでしょう。
車は購入してそれで終わり、ではありません。
重量税や車検、さらにいざというときのためにかかる保険などの維持費がかかります。
軽自動車は普通車に比べるとおおよそ3万円ほど維持費が安いのです。
現在は法律を改訂しようという動きもありますが、この安さは魅力的でしょう。

2-2.燃費の違い

前述したように、軽自動車は普通車の半分しか排気量がありません。
ですから、単純にまっすぐな道を走るのならば、普通車の方が優れているでしょう。
しかし、街中を信号で止まりながら走るのならば、軽自動車の方が燃費がよいのです。
ガソリンの値段が上がるほど、燃費のよさによるメリットは大きくなるでしょう。

2-3.定員の違い

軽自動車は4人乗りなのに対し、普通車は5人乗りです。
ワゴンタイプの自動車ならもっと乗れるでしょう。
今の日本では核家族化が進んでいますから、4人乗りでも全く問題がないというお宅も多いです。
しかし、家族以外の方を乗せたい、という場合は家族の誰かがお留守番ということになります。
また、何人かで乗り合いをして目的地まで行くという場合は、軽自動車は不利になるでしょう。

2-4.安全性の違い

軽自動車は、事故が起こると死亡率が普通自動車よりも高い、というイメージがあります。
おそらく、見た目のコンパクトさがそのような説の元になったのでしょう。
しかし、平成15年から22年までの自動車事故で亡くなった方の割合を見ていると、やや軽自動車が多いものの明らかな違いは見られません。また、軽自動車の方が事故に遭う確率が低いという調査結果も出ています。
これは、軽自動車であまり遠出をする人がいないせいもあるでしょう。
ですから、軽自動車の方が明らかに安全性は低いというわけではありません。
ただし、走行中に何かに衝突した場合は軽自動車の方がダメージは大きくなります。
コンパクトな作りの分、乗っている人に衝撃が伝わりやすいのです。

3.自動車を選ぶポイントとは?

では最後に、軽自動車と普通車を選択するポイントをご紹介しましょう。
それぞれのメリット・デメリットを把握していれば、それほど悩む必要はありません。

3-1.遠出をしないならば、軽自動車の方がお得

自動車の使い方は人それぞれです。
毎日通勤に使うという人も入れば休みの日に1日中ドライブを楽しむために車を持っているという人もいるでしょう。
一般的に、近場を走るだけならば、軽自動車の方が燃費や維持費が安くてすみます。
大手メーカーは「軽自動車の方が税金は安いが、性能はほぼ変わらない」ともいっているのです。
特に、都市部は渋滞も多く排気量も多い車は燃費も悪いでしょう。

3-2.大人数を乗せるなら、普通車の方が便利

近場を乗り回すだけでも、大人数を乗せる機会が多ければ普通車の方が便利でしょう。
また、荷物をたくさん載せることが多い場合も、普通車の方が使い勝手がよいです。
ただし、農作業などをする際は、軽トラックの方が使いやすいこともあります。
特に、子どもがスポーツ少年団などに入ると、遠征先へ車を乗りあわせていく機会も増えるでしょう。
そのようなとき、軽自動車では不便さを感じることがあります。

3-3.複数台自動車を持つならば、組み合わせる方法もあり

地方に行くと、免許の数だけ車を持っているというお宅も少なくありません。
そのような場合は、軽自動車と普通車の両方を持つという方法もあります。
そうすれば、税金などの維持費も安くすみますし、状況に応じて使い分けることもできるでしょう。
また、2台も持つ余裕がないという場合は、レンタカーを利用する方法もあります。
レンタカーというと、以前は1日単位のレンタルが普通でした。
しかし、今では短時間のレンタルを行っているところも多いのです。
中には1時間単位でレンタルできるところもあるでしょう。
ですから、普段は軽自動車を使い、遠出をする場合や大人数で車を利用したい場合は、レンタカーを利用すると、よりお得に車を維持できます。運転に慣れるまでが大変というデメリットはありますが、無理に車を2台維持するよりも費用はかかりません。
最近は、会員になればネットでレンタルができるレンタカー会社も増えています。
ですから、借りる手間もそれほどかからずにすむでしょう。
また、駐車場を借りたりする費用も抑えられます。

4.おわりに

いかがでしたか?今回は軽自動車と普通車の違いについていろいろとご紹介しました。
今は、「若者の車離れ」といわれているように、車を所持している人が減っているそうです。
しかし、地方ほど公共交通機関は未発達ですから、車を持っていないと不便でしょう。
また、今は普通車よりも軽自動車の方が価格が高いという、逆転現象が起こっている車種もあります。
一概に軽自動車と普通車のどちらが優れている、と判断することはできません。
車を使う目的や、走行距離などを考えて車種を選びましょう。
また、軽自動車だから遠出ができないというわけでもないのです。
さらに、普通車の中でもハイブリット車は定率減税の効果で税金が安くなることもあるでしょう。
ですから、いろいろな車を見比べて決定することが大切です。
また、都市部では普通車を止められる駐車場を敷地内に確保できない場合もあります。
その際は、軽自動車を選べば駐車場を借りるお金も浮くでしょう。