免震・耐震・制震の違いって? 最も効果的な地震対策は?

みなさんは、地震対策で良く耳にする「免震・耐震・制震」の違いをご存知でしょうか?
耐震については、既に多くの方がご存知かもしれませんね。
ここでは「免震・耐震・制震」それぞれの違いについて、詳しくご説明したいと思います。

免震・耐震・制震について

免震、耐震、制震の機能とコストの違いは、以下のようになります。

免震(リフォーム 40坪で500万円)

仕組み:建物と地面の間に球のようなものを敷いて免震を行う。

免震は、地震による揺れを最小限にして、建物内部の被害を最小限に抑える役割を持っています。

耐震(工事費/新築は標準工事・リフォームで150万円〜200万円)

仕組み:頑丈な壁を使って、建物を地面に固定して地震に備える。

地震に対して、建物自体を守る構造・役割を持っています。ただし、建物内部の被害は免れません。

制震(工事費/新築は約50万円・リフォームで100万円ほど)

仕組み:制震装置を柱と梁の間に設置して、地震のエネルギーを分散させる

地震の揺れを上手く吸収して、建物内部と建物自体を守る働きを持っています。

簡単に言えば「耐震」が建物を守る働きが強いのに対し、「免震」は建物の揺れを小さくして被害を最小限に抑えることが可能な工事方法です。
ただし、「免震」は工事費用が全体的に高くなるため経済的とはいえません。
このため、リーズナブルに導入可能な「制震工事」が、最も賢い「地震への備え」へと繋がることでしょう。

施工に必要な日数や、その他の条件について

「耐震」は、新築時に取り入れれば工事に時間は掛かりません。ただし、リフォームとして取れ入れる場合は、3日〜1週間前後の時間が必要です。
また「免震」の場合は、新築工事とは別に1カ月ほどの時間が必要となります。
これに対して「制震」は、リフォームの場合でも3〜4日と、非常に短い工期で完成するので安心です。

どの工事が、最もお得で安全なの?

免震・耐震・制震は、それぞれ地震対策として有効な工事方法です。
ただし、建物内部の被害を考えた場合、免震か制震が「被害を最小限に抑えて、安全な工事方法」と言えそうです。
また、制震と免震を考えた場合、コストや時間などを考慮すると「制震工事」が最もお得で、安全性・機能性の高い工事方法と言えるでしょう。

制震工事のメリットについて

強風に強い工事としては「耐震工事」が広く知られていますが、同じように「制震工事」も強風に強い工事とされています。
また「制震工事」は地盤や敷地などの条件無しで、簡単に取り入れることが可能です。
免震工事のように地盤が弱い所では取り入れられないというものではないので、メリットの大きな工事方法と言えるでしょう。