浴衣を着た女性

浴衣と着物はどう違う? 意外と知らない3つの違い

日本人であれば、浴衣と着物の違いはなんとなくわかると思います。しかし、いざ言葉で説明するとなると、なかなか難しいという方が多いのではないでしょうか? そこで、この記事では、浴衣と着物の違いについて解説します。この記事を読んでおけば、外国の方に浴衣と着物の違いを尋ねられても戸惑うことなく説明できるでしょう。

1.浴衣と着物は用途が違う?

浴衣と着物で最も異なるのは、着用するときのシチュエーションです。それぞれどのようなときに着用されるのかを紹介します。

1-1.浴衣は本来バスローブのようなものだった?

浴衣はその漢字の通り、もともとはお風呂上がりに着用されており、現在で言うバスローブのようなものでした。そのため、昔は素肌の上に直接羽織るのが一般的だったようです。現在では、夏にくつろぐ家庭着の定番となっており、夏祭りや納涼の外出着としても着用されています。

1-2.フォーマルな場面で活躍するのが着物!

くつろぐような場面で着用する浴衣に対して、フォーマルな場面で着用するのが着物と言えます。着物には3種の格があり、場所や目的によって使いわけが必要です。大きく以下のように分類されています。

1-2-1.礼装着

着物中でも最も格上なのが礼装着です。結婚式の花嫁衣裳など、格式を重んじる公的な儀式で着用されます。

1-2-2.略礼装着

略礼装着は礼装着に次ぐ格です。入学式・結婚式の披露宴など、改まった場面で着用されます。

1-2-3.外出着

外出着は着物の中では最もカジュアルな部類です。歌舞伎観覧や趣味の行事などのシーンに、ちょっとしたお洒落着として着用されます。

2.生地による違いはどんなところ?

浴衣と着物では使用される生地も異なります。それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。

2-1.浴衣はほとんどが木綿でできている!

浴衣に使用されている生地はほとんどが木綿です。木綿には、汗を吸収し乾きやすいという特徴があります。つまり、お風呂上がりや夏の暑い日に着用するにはもってこいなのです。また、浴衣には裏地がなく、軽くて涼しいというメリットがあります。

2-1.着物は絹・麻など厚手の織物が使われている!

一方、着物は、絹や麻やウールなど、幅広い素材が使用されており、生地の織り方もさまざまです。季節に応じて裏地のあるものとないものがあり、裏地があるものを6月〜9月、それ以外の時期は裏地があるものを着用するのが一般的です。

3.着用方法によって見分けられる?

実は浴衣も着物も着付けの仕方については大きな違いはありません。それでは、一体どのような点が異なるのでしょうか?

3-1.素肌や下着の上から着るのが浴衣

先ほども言った通り、浴衣はもともと素肌の上から着るのが一般的でした。現在では、下着の上から着用するのが普通でしょう。

3-2.着物は長襦袢や半襦袢を中に着る

素肌や下着の上から直接着れる浴衣に対して、着物は必ず長襦袢や半襦袢を中に着ます。浴衣と着物をわかりやすく見分けるとしたら、中に長襦袢や半襦袢を着てるかどうかで判断すると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
この記事では、浴衣と着物の違いについて解説しました。

  1. 浴衣と着物は用途が違う?
  2. 生地による違いはどんなところ?
  3. 着用方法によって見分けられる?

以上、浴衣と着物の違いについて解説しました。一見似ている浴衣と着物ですが、実はそれぞれに異なる特徴があるのです。用途やシチュエーションに応じて使いわけ、浴衣や着物を楽しみましょう。