ベランダ・バルコニーの違いについて~どちらを選べばよいの?~

家を建てる際に「バルコニー」かまたは「ベランダ」かで迷っている人は必見です。
バルコニーとベランダの違いについて詳しく説明します。
バルコニーとはどのようなものか、ベランダのメリットなどみていきましょう。
なかなか知ることのない違いをきちんと知っておくと屋外のスペースがより快適なものになるはずです。
満足のいく家が建てられるように違いについてきちんと把握しておきましょう。

1.ベランダとバルコニーの違いについて

同じ意味だと勘違いしている人が多いですが、「ベランダ」と「バルコニー」は違うものになります。
家を建てる際に違いについて知っておかなければ理想とは違う家になってしまうので注意してくださいね。
違いについてきちんと知り、理想通りの家を建てていきましょう。

1-1.「屋根」があるかどうか

大まかな違いとしては「屋根」の有無です。
どちらとも屋外に張り出したスペースとなりますが、その中でも屋根がついているものを「ベランダ」、屋根がないものを「バルコニー」と呼んでいます。
屋根があるかないかだけでも大きな違いになります。
一軒屋でよく見られるのは屋根がついていないバルコニーですが、1階部分の屋根の上がその位置に当たります。
家を設計する際は1階部分の真上にバルコニーが来るように設計されるでしょう。
逆にベランダはマンションによくみられます。屋根がついている分、雨が降ってきても洗濯物が干せるので便利ですよね。

1-2.手すりが付いている台=バルコニー

わかりやすいように表現するとバルコニーはロミオとジュリエットが出会う場所です。
ロミオとジュリエットで有名なシーンがありますよね。
下からロミオがジュリエットに呼びかけ、ジュリエットは上の階から答えるシーンです。そのシーンでジュリエットが外に出ている部分が「バルコニー」です。決して「ベランダ」ではありません。
バルコニーの語源は“イタリア語”で建設基準法によって手すりの設置が義務付けられているのです。手すりが付いている屋根のない台がバルコニーなのでその違いを知っておいてください。
ヨーロッパではバルコニーに設置する手すりにもさまざまな種類があり、どれを設置するのかによってまた違ったバルコニーに変身します。
一方、ベランダの語源は“ポルトガル語”です。

1-3.ルーフバルコニーとテラス

バルコニーにも一般的な広さより面積が大きいものを「ルーフバルコニー」と言います。
ルーフバルコニーは主に1階部分の屋根を2階の庭として利用します。
2階でもガーデニングがしやすいと好評になっているので要チェックです。
また、1階部分のベランダのことを「テラス」とも呼んでいます。
屋根がある屋外スペースは基本的にベランダと言いますが、それが1階部分になるとテラスになるので注意してくださいね。
テラスでは天気が良い日に家族皆でお昼ごはんを食べたり、雨の日でも外で読書をしたりと過ごせるので非常に快適な空間になるでしょう。
テラスを設置する家庭がここ近年増えてきています。
テラスにもどのような素材を使うのかによって雰囲気ががらりと変わるので事例をたくさん見ておきましょう。

2.それぞれのメリット・デメリット

2-1.“ベランダ”のメリット

  • 雨の日でも洗濯物が干せる
  • 日差しがカットできる
  • 植物の栽培ができる
  • 光と風が取り込める

ベランダの主なメリットは以上のような点が挙げられます。
1番のメリットと言えるのは“雨の日でも洗濯物が干せる”ことではないのでしょうか。
雨の日は部屋干ししなければならないことが多いのですがベランダは屋根がついているので急に雨が降ってきても安心です。
屋根がないバルコニーだと慌てて家に帰り洗濯物を取り込まなければなりません。
また、植物の栽培がしやすいのも大きなメリットのひとつです。
水の量がコントロールでき、ミニトマトや葉野菜、大好きなお花の栽培もしやすいでしょう。
日差しがカットできると同時に風や光が取り入れられるのも嬉しいメリットですね。
ベランダのメリットもたくさんあるので要チェックです。

2-2 “バルコニー”のメリット

  • お洒落な外観になる
  • 部屋が明るくなる
  • 低コスト
  • 広いバルコニーだと癒しの空間になる

バルコニーの主なメリットは以上の通りです。
バルコニーはヨーロッパ様式のようなお洒落な外観になります。
家の外観に力を入れている人にとってはベランダではなくバルコニーの方が適しているのではないのでしょうか。
また、屋根がないので太陽の光が部屋の中にたっぷり入り、部屋が明るくなるのも大きなメリットです。
ベランダにすると屋根が太陽の光を遮り、部屋の中が暗く寒くなったという人も少なくありません。よって部屋の中を明るく、暖かくしたいのであればバルコニーがよいでしょう。
屋根がないのでその分の費用がカットできます。
低コストで家が建てられるので費用面が気になっている人にオススメです。
バルコニーの広さを大きくすると子供たちの遊び場になりますし、バルコニーでバーベキューもできるでしょう。さまざまな使い方ができるのは嬉しいですね。

3.作る時に気をつけること

3-1.作る時にかかる「費用」を確認すること

ベランダ・バルコニーを作る時に気をつけることは「費用」です。
ベランダとバルコニーでは屋根がつくかつかないかで大きく費用が変わります。
低コストなのは屋根がつかないバルコニーですが、外観や取り付ける手すりによっては費用が大きくなる素材もあるので注意が必要です。
できるだけ費用を抑えたい人はどのような素材を使うのか、業者としっかり話し合っていかなければなりません。しっかり話し合うことでより納得できるベランダ・バルコニーが作れるでしょう。
何を1番に優先するのか、絶対に外せない条件を紙に書いていくとよいかもしれませんね。

3-2.防水工事はしっかり施すこと

ベランダ・バルコニーの防水工事をしっかりしておかなければ雨水が溜まってしまい、トラブルがたくさん発生するでしょう。
とくに「床の勾配」は気をつけなければなりません。
勾配は1/50以上なければ雨水が溜まってしまいます。
雨水がスムーズに流れなければ家の腐敗が進み、耐久性にも影響を及ぼしてしまうので注意してくださいね。勾配がきちんと適切な角度になっているかどうか確認しましょう。
また、「排水口」にも注意が必要です。
排水口の勾配は1/100以上と決められています。しっかり防水工事が施されるかどうか業者と打ち合わせをしてください。

4.まとめ

バルコニーとベランダの違いについて詳しく説明しましたがいかがでしたでしょうか。

  • 「屋根」があるかどうかの違い
  • 屋根があるのは「ベランダ」
  • 屋根がなく、手すりが付いているのは「バルコニー」
  • ルーフバルコニーとテラス
  • 雨の日でも洗濯物が干せるベランダ
  • 低コストで部屋が明るくなるバルコニー
  • 作る時は「費用」を確認する
  • 防水工事をきちんと行う

バルコニー・ベランダともにメリットや特徴を把握しておけば自分の理想通りの家が建てられるはずです。
外観はもちろんのこと、機能性・メリットもそれぞれ違うのでどのような屋外のスペースを作るのかによってどちらが適切かどうか判断できます。
失敗しないためにもバルコニー・ベランダの特徴を頭に入れておきましょう。