汚部屋になってしまう人の心理は? 片付ける方法や防止策をチェック!

せっかくきれいに掃除したのにすぐ部屋が汚くなる……と悩んでいる方は多いでしょう。部屋が汚い人には、共通した特徴があります。リバウンドしないためには、汚部屋になってしまう心理や原因を把握することが大切です。自分自身を見つめ直すことで、有効な片付け方やポイントも分かるでしょう。

本記事では、汚部屋になってしまう人の心理や片付け方などについて解説します。

  1. 汚部屋になってしまう人の心理と特徴
  2. 汚部屋によって起こる悪影響は?
  3. 汚部屋を片付ける方法
  4. 汚部屋を作らないようにするコツ
  5. 汚部屋に関してよくある質問

この記事を読むことで、汚部屋をきれいにするコツなどが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.汚部屋になってしまう人の心理と特徴

最初に、汚部屋になってしまう人の心理と特徴をチェックしましょう。

1-1.常にストレスがたまっている

汚部屋になってしまう人は、日ごろの生活で常にストレスを感じている傾向があります。ストレスを発散するために衝動買いをした結果、足の踏み場もない状態になってしまうというわけです。実際に、香川大学が行った研究によると、汚部屋になっている人はストレス解消を目的に衝動買いをした人が多いという結果が出ました。クレジットカードや分割払いなど支払い形態が幅広くなっていることもあり、衝動買いに対するハードルが低いのも原因でしょう。たまったストレスを解消するために衝動買いをする→ストレスがたまる→また買ってしまうという無限ループに入ってしまいます。

1-2.ホーディングに悩まされている

汚部屋になりやすい人は、ホーディングに悩まされている傾向があります。ホールディングとは、無意味にものをため込む精神的疾患のことを学術的に表した言葉です。そして、ものをため込みがちな人のことをホーダーといいます。ホーディングが起きる原因はさまざまですが、主な原因は優柔不断な性格や強迫観念に悩まされることです。汚部屋を掃除しなければならないと思っても、「あれも捨てられない、これも捨てられない」と悩んでしまいます。「いつか必要になるかもしれない」という気持ちが強いため、片付けがなかなか進みません。

1-3.ADHDやうつ病が関係していることも

汚部屋を片付けることができない原因に、ADHD(注意欠落・多動性障害)やうつ病などの精神障害が関係していることもあります。気分が沈んでいていつもパッとしない・何も手につかないという人は、うつ病になっているかもしれません。片付けできない原因として、うつ病のほかには、発達障害の1つであるADHDが潜んでいる可能性もあります。ADHDは注意力放漫・衝動的・集中力が持続しない点が特徴で、うつ病は体を動かすことも億劫(おっくう)になるでしょう。

2.汚部屋によって起こる悪影響は?

汚部屋によって、どのような悪影響が起きるのでしょうか。

2-1.疲れがとれず、健康被害が起きる

毎日、たくさんのものでゴチャゴチャしている部屋で生活していると疲れがとれなくなってしまいます。自分の部屋は本来なら自然と落ち着ける場所になりますが、常に散らかっている状態ではリラックスできません。汚れが目に入って嫌な気持ちになったり、ゴミを避けることで気持ちをすり減らしたりと、落ち着いてはいられなくなるでしょう。湿気やホコリがたまりやすく、睡眠にまで悪影響を及ぼしてしまいます。その結果、健康被害が起こりやすくなるので注意が必要です。ホコリにはアレルゲンと呼ばれる物質が含まれており、それが原因でアレルギーや喘息(ぜんそく)を引き起こします。

2-2.害虫や悪臭が発生する

汚部屋はゴミが散らかっている状態なので、すぐに害虫が発生します。ゴキブリ・ムカデ・ネズミといった害虫が悪臭に引き寄せられ、住みかにしてしまうでしょう。害虫や悪臭が発生している空間はとても不衛生な環境で、さまざまな悪影響を及ぼすことになります。自分自身だけでなく、近隣住民とトラブルになる可能性もあるので注意しなければなりません。「悪臭がするから何とかしてほしい」と自治体に伝えられると調査のうえ指導などが行われます。指導などでも改善できなかった場合は、自治体による指導から強制執行に移る可能性もあるので注意が必要です。

2-3.集中力の低下、ネガティブ感情になりやすい

集中力がどんどん低下し、ネガティブ感情になりやすくなります。散らかって足の踏み場もない部屋は、何事においても集中できません。たとえ、部屋の中で映画を鑑賞したりテレビを見たりしていても、ゴミや汚れが目に留まって気になってしまいます。さらに、汚部屋はネガティブな感情を引き起こす原因になりがちです。落ち込んだり、イライラしたりネガティブな感情からストレスがかかり、衝動買いをしてしまう悪循環に陥ります。中には、自己嫌悪に陥ってしまう人もいるほどです。

3.汚部屋を片付ける方法

それでは、汚部屋を片付ける方法とポイントを解説します。

3-1.まずは要らないもの・使っていないものを捨てる

まずは、部屋全体を見渡して要らないものと使っていないものを処分してください。たくさんのものが散らかっている場合、もの自体を減らさなければ意味がありません。ある程度、ものを減らすことができれば足の踏み場も生まれ、片付けやすくなるでしょう。基本的に、「いつか使うかもしれない」「必要になるかも」という気持ちが汚部屋になる原因となりますので、今必要ないものは処分してください。片付けを地道に進めながらも、自分自身と向き合うことも大切なポイントです。

3-2.収納スペースは8割程度に抑える

ものを減らした後は、必要なものを収納しなければなりません。収納スペースいっぱいに押し込めてしまいがちですが、収納スペースは8割程度に抑えることがポイントとなります。入りきるほど収納してしまえば、探しているものもすぐに見つかりません。欲しいものがクローゼットの奥にある場合、手前のものをわざわざ取り出さなければならなくなり、手間と時間がかかってしまいます。また、新しいものを購入したときにも、収納スペースの余裕がありません。8割程度をキープしておけば、片付けやすくなるでしょう。

3-3.片付けた後は維持を心がける

部屋をきれいに片付けたらそこで終了ではありません。片付けた後は、そのきれいな状態を維持するために心がけることが大切です。せっかく汚部屋から脱出できたのであれば、整理整頓された部屋をどうすれば維持し続けることができるのか考えてください。たとえば、ものを床に置かない・定位置を決めて使ったらすぐに元に戻すなどです。ちょっとした心がけだけで、きれいな部屋がキープできるでしょう。どうしても自分で努力できない場合は、定期的に友人を呼ぶと片付けなければならないので、整理整頓された状態が維持できます。

4.汚部屋を作らないようにするコツ

ここでは、汚部屋を作らないようにするコツを解説します。

4-1.掃除を習慣化する

汚部屋を作らないようにするコツとして、掃除を習慣化することが大切です。生活している以上、ものが散らかったり、ゴミが増えたりするのは当たり前ですが、常にきれいな部屋を維持している人はこまめな掃除を心がけています。大切なのは、その状態を放置せず、早めにきれいにすることです。毎日少しでもいいので掃除時間を作ってください。忙しい方でも毎朝5分でも確保するだけで、散らかっている洋服を片付けたり、トイレ掃除ができたりとさまざまなことが可能です。1箇所だけ数分だけの掃除でも十分なので、掃除を習慣化してください。

4-2.ものを増やさない

汚部屋化させない重要なポイントが、ものを増やさないことです。前述したように、ストレス解消で衝動買いをしてしまう人は多いでしょう。また、収納スペースがまだあるからと押し込みがちです。そのような意識を捨てて、「必要なものだけそろえる」ように心がけてください。つい衝動買いをしそうになったときは、いったん時間をおきましょう。「自分にとって本当に必要なものか?」と自問自答した上で、今必要ないものなら買わないでください。さらに、新しいものを買ったら古いものを捨てる・ストックの上限を決めるなどルールを明確にすることも大切です。

4-3.ゴミや不用品はすぐに処分する

汚部屋になりやすい人は、面倒だからとゴミや不用品をそのまま室内に放置してしまうケースがよくあります。しかし、そのままの状態では、不衛生な状態になり、悪臭や害虫が発生しやすくなるので要注意です。きれいな部屋をキープするためにも、ゴミや不用品はすぐに処分してください。要らないものが大量にあって処分が困難という方は、まとめて回収依頼できる不用品回収業者を利用するといいでしょう。不用品回収業者の多くは、さまざまなジャンルを取り扱っているのでまとめての処分が可能です。不用品回収業者の中には、片付けサービスを行っているところもあるため、自分で片付けられない方は力を借りるといいでしょう。

5.汚部屋に関してよくある質問

汚部屋に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.部屋が汚い人に見られる性格は?
A.完璧主義者な人ほど、汚部屋になりやすい傾向があります。部屋が汚い=惰性的な生活を送っているというイメージが強いかもしれませんが、完璧主義者は完璧を目指すあまりに部屋の片付けにとりかかれない恐れがあるでしょう。「もっと良い片付け方があるはず」など、いろいろな理由を持ち出して、片付けを後まわしにしがちです。片付けにとりかかったとしても、細かいことが気になってしまいスムーズに進められなくなってしまいます。

Q.汚部屋を放置するとどうなるのか?
A.さまざまな悪影響が起きるのはもちろんですが、ゴミ屋敷になりやすい傾向があります。実際に、汚部屋からゴミ屋敷になってしまい、近隣トラブルに発展した事例も起きているので注意が必要です。ゴミ屋敷になってしまうとさらに片付けや不用品の処分にお金がかかってしまいます。費用をできるだけ抑えたい方は、早めに片付けることが重要なポイントといえるでしょう。

Q.汚部屋を掃除する際の注意点は?
A.必ず換気を行いながら作業を進めることです。汚部屋は異臭が漂いやすく、ものを動かすたびに積もっていたホコリが空気中に舞い上がってしまいます。室内を閉めた状態では大量のホコリを吸い込んでしまう恐れがあるため、窓を全部開けてから作業を行うことが大切です。また、殺虫スプレーを使用する際も必ず換気を行ってください。ただし、度を超した異臭がすでに発生している場合、窓を開けると近隣住民とトラブルになりやすいため、定期的に外に出て新鮮な空気を吸うなどの工夫がポイントです。

Q.処分費用を節約するポイントは?
A.買取サービスを行っている不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。自分にとってゴミと思っていたものでも、業者にとっては買取対象に入るかもしれません。中には、まだ正常に使えるものもあるでしょう。特に、家電や家具は買取対象になりやすい傾向があります。「売れるかもしれない」と思うものは捨てるのではなく、無料査定を依頼してください。買い取ってもらうことができれば、処分費用の節約につながるでしょう。

Q.汚部屋になっている親族を説得させるコツは?
A.無理やり片付けさせるのではなく、なぜ片付けなければならないのか理由を説明することが大切です。「片付けないと!」と相手を責めてしまうと、それがプレッシャーやストレスになり、さらにひどい状態になってしまう恐れがあります。汚部屋になるとなぜいけないのか・どんな悪影響が起きるのか丁寧に説得すれば、相手も理解してくれるでしょう。そして、一緒に片付けようと協力的な姿勢を見せることも大切です。

まとめ

汚部屋になってしまう人は、ADHDやうつ病である傾向があります。何でも完璧にしなければ気が済まない完璧主義者だったり、「もったいないから」とものが捨てられなかったりするケースが多いでしょう。自分がなぜ片付けられないのか、きれいにしてもすぐ汚部屋になってしまうのはなぜか考えることが大切です。汚部屋に住んでいても、ポイントを押さえておけばきれいに片付けることができます。そして、リバウンドしないための工夫も必要です。