カーポートの解体手順は?自分で解体するのは可能なのか?

「壊れてしまった」「不要になった」という理由でカーポートの解体をする場合、どのような手順で行うのでしょうか。
カーポートを自分で撤去する方法についてご説明したいと思います。
DIY だと費用はどのくらいかかるのか、業者に依頼した方がよい場合などについても考えてみましょう。

そんな人たちは必見です。

1.カーポートの種類

カーポートは、形状や材質によっていくつかの種類に分かれています。
種類によって解体方法も変わってくるでしょう。
まずは、カーポートの種類についてご紹介します。

1-1.形状で分ける

カーポートの種類は、まず形状によって大きく2つに分けることができます。
1つ目が「片側タイプ」と呼ばれるもの。
柱が片側だけについている形状のカーポートです。
柱が片側にしかないため、設置するスペースが少なくて済むというメリットがあります。
また、車を停めやすいという特徴があるでしょう。
片側タイプは、狭い場所に屋根を付けたいという人におすすめです。
もう1つは、両側に柱があるタイプのカーポート。
カーポート自体が非常に頑丈なのが特徴です。
複数台の車を停める場合にカーポートに多く、4本の柱で屋根を支えるため、雪などの重さにも耐えることができます。
車を停めるのは少し難しくなりますが慣れてしまえば困ることはないでしょう。

1-2.材質で分ける

カーポートの屋根に使用している素材で種類を分けることもできます。
カーポートの屋根に使用している素材は、主にポリカーボネート・スチール・アルミの3つです。
ポリカーボネートは半透明のプラスチックのような材質で、片側タイプに多く使われています。
軽くて設置しやすいというメリットがあるでしょう。
スチールは鉄製の屋根材で、非常に丈夫で頑丈なのが特徴です。
風などで壊れる心配もなく、雪の多い地域でも安心して使用できるでしょう。
アルミはスチール同様、丈夫なのが特徴です。
ただし、スチールに比べてさびにくくなっています。
風にも強いため、海に近い場所などのカーポートに使われることが多い素材です。

2.カーポートを解体する手順

2-1.解体にあたって

カーポートは、基本的に地面から60㎝くらいの深さまで埋まっています。
そのどこまでがコンクリートで固まっているかにより、解体の難易度は変わってくるでしょう。
固まっているのが表層近い部分だけであれば、比較的簡単に撤去が可能です。
深いところまで固まっている場合は、大変な作業になります。
古いカーポートだとネジが回らなくなっている可能性もあるため、金づちや手で引きちぎるという方法があるでしょう。

2-2.解体方法

最初に、ビニールやアルミを取り外します。
ネジが外れない場合は、引っ張って割る方が早いでしょう。
次に、屋根材を抑えている部分のビスを外します。
ネジ山がつぶれやすいため、しっかりと噛(か)むようにしてください。
つぶれた場合は、ニッパーを使って外しましょう。
そして、1枚ずつ屋根材を撤去します。
軍手をして、手の中でスライドしないように注意してください。
屋根がすべて外れたら、側枠と垂木を外します。
次に、長手方向の部材を、前枠、母屋(おもや)、後枠というように高いところから外していきましょう。
この作業は、2人がかりでそれぞれの柱に分かれて行うと楽です。

2-3.柱を撤去する

柱を完全に撤去するなら、電動ハンマーでコンクリートを砕き、柱を
引っこ抜きましょう。
柱には、ただのアルミと中に鉄芯が入ったものとがあります。
中に鉄芯がある場合は、鉄芯とアルミ柱をつなぐビスが留(と)まっている可能性があるでしょう。
この場合は、切るのに時間がかかります。
ホームセンターなどで電動ハンマーをレンタルしておくとコストを抑えることができるでしょう。

2-4.埋め戻し作業

地面が土の場合、柱が切れたら土をかぶせましょう。
コンクリートなら、砂利を入れて表面5cmほどをインスタント・モルタルなどで仕上げます。
再び同じ機種のカーポートを作る場合は、柱が破損しているかどうか確認しましょう。
破損していなければ、柱はそのまま残しておきます。
そして、新たに発注する際は、柱なしで注文しましょう。
柱を再利用すれば工事費が確実に安くなります。
まったく新しくカーポートを設置する場合は、柱も撤去した状態にしましょう。
解体した屋根材は、グラインダーで切り、不燃ゴミや大型ゴミに出します。

3.業者の選び方

3-1.複数の業者に見積もりを依頼する

解体工事は、効率化によって適正なコストダウンができるものです。
その手順によって費用には大きな差が生まれます。
つまり、効率よく解体し撤去搬出をすることで費用を抑えることができるのです。
しっかりとした施工計画を立てる業者であるかどうかで全体の工事コストに大きく影響してくるでしょう。
業者の中には、そういった工夫をせずに高額な見積もりを出すところもあります。
知識のない状態だと損をしてしまう可能性もあるため、しっかりと見極める必要があるのです。
そのために、事前に複数の業者に見積もりを依頼して比較することをおすすめします。
最初から1社に絞ってしまうと相場を知ることもできないでしょう。
比較することで、信頼できる業者であるかも分かってくるはずです。

3-2.近隣への配慮ができるかどうか確認する

カーポートの解体作業には危険も伴います。
安全管理をしっかりする業者かどうか確認しておきましょう。
また、作業のために音やホコリなどが発生する場合もあるため、近所からのクレームにより工事が一時的にストップすることもあります。
もちろん、ご近所づきあいにも影響してくるでしょう。
音やホコリを抑える工夫など、配慮を怠らない業者であるかどうかを事前に確認しておいてください。

3-3.悪徳業者の手口を知る

悪徳業者の手口を知っておくことも大切です。
特に多いのが、作業後に追加料金を請求するやり方。
最初に安い見積もりを出して受注をとり、作業終了後に高額な追加分を徴収しようとするのです。
請求を拒めば脅しのようなことをする業者もいます。
そうなると、払わざるを得なくなってしまうでしょう。
また、安すぎる見積もりを出して受注をとり、不法投棄をして利益を得るというやり方もあります。
ほかの業者に比べて圧倒的に安い見積もりを出し、確実に受注するのです。
そして、不法投棄によって費用をかけずに利益を出しています。
不法投棄は、当然違法行為です。
業者だけでなく、依頼した方にも責任があり、罰則を受けることになるでしょう。
「知らなかった」だけでは済ますことができないのです。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
「カーポートが不要になった」「新しいカーポートに変えたい」というとき、自分で解体をしようとする人も多いと思います。
まずは、カーポートの種類を確認し、どのように解体すべきなのか考えてみてください。
自分で解体できないと判断した場合は、無理をせず信頼のおける業者に依頼しましょう。