地震が起きたときに屋内で安全な場所はどこ? こんなところが安全

ここ20年の間に、日本は2度の大震災にみまわれました。
現在も、震度3以上の地震が頻繁(ひんぱん)に起こっています。
つまり、私たちはいつ地震に遭遇してもおかしくはありません。
そこで、今回は地震が起きたとき、屋内で安全な場所をご紹介します。
一口に屋外といっても、いろいろな場所があるのです。
いったいどこに避難すれば一番安全なのでしょうか?
地震に備えていろいろなことを知っておきたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

1.日本の建物は地震に強い?

日本は、世界で有数の地震大国です。
ですから、日本の建物は基本的に震度6の地震がきても耐えられるようにできています。
外国で地震が起きると、崩れ落ちてがれきの山となった建物がテレビでたびたび映るでしょう。
しかし、日本ではよほど古い建物でない限り、ぺちゃんこにつぶれることはありません。
ですから、地震が起きたからといって揺れている最中に慌てて外へ避難する必要はないのです。
そのことをよく覚えておきましょう。

2.地震にあう可能性が高い屋内とは?

では、屋内の中ではどのような場所で地震にあいやすいでしょうか?
この項では、比較的行く機会や滞在する機会の多い屋内の施設をご紹介します。

2-1.住居

最も地震にあいやすい屋内です。
一戸建ての場合もマンションの場合もあるでしょう。
築年数が20年未満の一戸建てならば倒壊の危険性は少ないです。
マンションならば、何度も余震にあわない限りまず大丈夫でしょう。
ただし、家には大型家具や家電など揺れによって倒壊すると危険なものがたくさんあります。
ですから、家の中でもものが倒れてきたり飛んできたりしない場所に避難することが大切です。

2-2.商業施設

ショッピングモールやデパートなど、商業施設で地震にあう可能性もあるでしょう。
商業施設は、もしものときに備えて避難通路が作られています。
避難する際は、係員の指示に従って動きましょう。
しかし、揺れの最中は高い棚の商品が落ちてきたり、ガラスが割れて降り注いだりするかもしれません。
ですから、揺れている最中にけがをしないように頭や体をかばうことが大切です。
また、エレベーターは揺れを感じたら自動てきに安全装置が働きます。
ですから、最寄りの階に止まったらすぐに出ましょう。
万が一閉じ込められた場合は、すぐに外部に連絡して助けを求めてください。

2-3.地下街

東京や大阪などの都市部は、地下鉄が網の目のように通っています。
また、地下街が地上よりも発達しているというところもあるでしょう。
地下で地震にあうと、閉じ込められるかもしれないという恐怖感がわくかもしれません。
しかし、地下街というのはとても頑丈に作られていますから、かえって地上よりも安全です。
ただし、一時的に停電する可能性も高いので、非常灯がつくまでむやみに歩き回らないようにしましょう。
非常灯がついたら、それに沿って避難をします。

2-4.学校や会社

学校や会社で地震にあう可能性も高いです。
学校の場合は、定期的に避難訓練を行っていると思います。
ですから、訓練どおりに先生の指示に沿って避難しましょう。
それまでは、机の下に隠れて揺れが収まるまで待ちます。
会社の場合も同じです。デスクの下に隠れて揺れが収まるまで待ちましょう。
また、会社の場合は窓ガラスが割れて屋内に降り注いだり、壁がはがれたりする場合もあります。
ですから、できるだけもののない場所で揺れが落ち着くまで待ちましょう。

3.揺れが収まるまで待つべき安全な場所とは?

では、屋内で地震にあった場合は、どこが安全な場所になるのでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

3-1.机の下

屋内で最も安全な場所は、机の下です。スチールでも木製でも何でも構いません。
机のぶ厚い天板が落下物から身を守ってくれるでしょう。
ですから、揺れを感じたらできるだけ早く、机の下に身を隠してください。

3-2.トイレやお風呂は安全か?

トイレやお風呂は狭く、四方を柱で支えられているので安全といわれてきました。
しかし、現在は、家の中で特別揺れに強い場所、ともいえません。
でも、トイレやお風呂は背の高い家具や家電が絶対に置いていない場所、ともいえます。
ですから、トイレやお風呂で地震に遭遇した場合は、その場にしゃがんで揺れが収まるまで待ちましょう。
なお、お風呂で地震に遭遇した場合は、裸のことも多いはずです。
また、お風呂はカミソリやせっけんなど危ないものやすべりやすいものもあります。
揺れが治まったら、そのようなものを踏まないように慎重に避難して、すぐに服を着てください。

3-3.窓のそばには近寄らない

窓ガラスは揺れの衝撃や建物のゆがみが原因で、割れる可能性があります。
ですから、揺れている最中は、窓のそばに近寄らないようにしましょう。
また、商業施設のショーウィンドウも同様です。
身を隠す場所がない広い屋内で地震にあったときは、できるだけひらけていてものが少ない場所でしゃがんで揺れが収まるのを待ちましょう。
その際、カバンなど頭を守るものがあったらそれをかざして待ちます。

3-4.火は無理に消さなくてもよい

地震が来たらコンロの火を消しましょう、と指導されたことがある人も多いでしょう。
しかし、現在のコンロは揺れを感じたら安全装置が働いてガスが止まります。
また、IHクッキングヒーターの場合はたとえ油がこぼれても、引火することはありません。
キッチンは冷蔵庫や食器棚など危険なものがたくさんあります。
料理中ならともかく、火を消すために無理にキッチンに行かなくても大丈夫です。

3-5.揺れが収まったらすぐに避難しよう

地震の揺れが収まったら、すぐに避難を開始しましょう。
特に、海辺の近くは津波の危険があります。また、大地震の場合は余震の危険があるのです。
避難は階段を使い、エレベーターやエスカレーターは使用してはいけません。
人がたくさんいるオフィスビルや商業施設などは、非常階段が大混雑する可能性があります。
しかし、ここで慌てると将棋倒しになったり、パニックが起きたりする可能性があるのです。
避難を誘導する人がいる場合は、その指示に従ってください。
自主的に避難する場合は、落ち着いて1階を目指しましょう。
ぐずぐずしていると火災などが起きるかもしれません。
地上に降りたら、広域避難所を目指してください。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は、屋内で地震にあった場合の安全な場所についてご説明しました。
まとめると

  • 机の下が最も安全である。
  • 机など身を隠す場所がない場合は、できるだけ広くて何もない場所にしゃがむ。
  • 窓や背の高い家具、家電のそばには近寄らない。
  • 火を無理に消す必要はない。
  • 揺れが収まったら素早く非難しよう。

ことです。
地震はいつおこるか分かりません。
時と場合によっては、家族がすべて別の場所にいうときに発生することもあるでしょう。
地震が起きたら、携帯電話などは通じなくなります。
ですから、日頃からいざというときの避難場所や連絡の仕方などを話し合っておきましょう。
さらに、郊外から都心に通勤している人は、ロッカーに運動靴を一足入れておくといざというときに役に立ちます。
東日本大震災から4年。
そろそろ私たちの記憶も薄れつつあるでしょう。
しかし、9月1日の防災の日を前に、もう一度地震が起きたときの対策を考えておくとよいですね。