お歳暮にお返しは必要? お礼状の書き方や品物の選び方と共に解説

「お歳暮をいただいたが、お返しやお礼状をどうすればよいか悩んでいる」という人はいませんか? 特に、上司など目上の人からお歳暮をいただいた場合、どうするのが礼儀として正しいのか迷ってしまいがちです。お歳暮には基本的にお返しの品は必要ないと言われていますが、お礼状を書けばより丁寧な感じがして相手の印象もよくなります。
今回は、お歳暮のお礼状の書き方や、お返しの方法を紹介しましょう。

  1. お歳暮に お返しは必要?
  2. お礼の気持ちの伝え方
  3. お礼状の書き方
  4. お返しの選び方や贈る時期

この記事を読めば、お歳暮をいただいても返礼の方法に迷うことはありません。お歳暮の返礼について知りたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.お歳暮にお返しは必要?

お歳暮は、1年間お世話になった感謝の気持ちを伝えるために贈るものです。ですから、基本的にはお返しの品は必要ありません。ただし、お歳暮は本来目下の人から目上の人に贈るものです。上司・恩師・義理の両親など目上の人からお歳暮が贈られてきた場合、速やかにお返しをしたりお礼状を出したりしましょう。年が明けてからお年賀としてお礼の品を贈ってもいいですね。一方、部下などからお歳暮が贈られてきた場合、基本的にお返しの品は不要です。しかし、お礼の電話やメールなどは行いましょう。

2.お礼の気持ちの伝え方

この項では、お礼の気持ちを伝える方法について詳しく解説します。

2-1.お歳暮を贈られたら電話でお礼をする

お歳暮を頂いたら、相手が誰であろうと電話でお歳暮が到着したことを伝え、お礼を伝えましょう。お歳暮を贈られたまま知らんぷりするのはとても失礼です。電話は無事お歳暮が届いたことと、お礼だけでもかまいません。しばらく会っていない友人などは近況を伝えあってもいいでしょう。

2-2.お礼のメールを送る

「友人や目下の人からお歳暮を贈られたが、なかなか電話がつながらない」という場合は、メールでお礼を伝えても大丈夫です。メールならば、手のあいた時間に見ることができます。ただし、目上の人には時間はかかっても電話でお礼をするように努力しましょう。

2-3.お礼状を書く

目上の人からお歳暮を贈られたら、お礼状を書くとより丁寧です。ただし、部下などにお礼状を書くと、かえって格式ばりすぎて相手が恐縮する可能性もあります。ですから、部下にお礼状を書く場合は状況を考えましょう。毎年お歳暮を贈ってもらっている場合、電話でお礼を伝えていれば、お礼状は特に必要ありません。お礼状はハガキでも大丈夫ですが、封書のほうがより丁寧な感じがします。なお、目上の人にお礼状を贈る場合は白い便せんにしたためてください。柄入りの便せんはくだけた感じがしておすすめできません。親しい友人の場合は、クリスマスカードや年賀状に「お歳暮ありがとう」と一筆添えてもいいでしょう。

3.お礼状の書き方

この項では、お礼状の書き方や注意点を紹介します。

3-1.お礼状の構成

お礼状を書く場合、以下のような構成で書きましょう。

  1. 時候の挨拶
  2. お歳暮のお礼
  3. 受け取ったときの気持ち(うれしかった、家族も喜んだなど)
  4. 今後ともよろしくおつきあいを願う言葉
  5. 相手の健康を気遣う言葉

オリジナルの文章にこだわる必要はありません。

3-2.お礼状の例文:会社向け

師走の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度は、まことに結構なお品をいただき、ありがとうございました。
早速課内一同でありがたく頂戴し、皆も喜んでいます。
今後とも御社の期待に応えられるよう、誠心誠意努力してまいりますので、何卒よろしくお願い申しあげます。
末筆ではございますが、貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

3-3.お礼状の例文:個人向け

年の瀬を迎え、何かと慌ただしくなってまいりました。
寒さも厳しくなりましたが、皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。
この度は大変結構なお品をいただき、本当にありがとうございました。
家族全員でおいしく頂戴しました。
平素よりお世話になっているうえに、このような結構なお品をいただき恐縮です。これからも何卒よろしくお願いします。
しばらく厳しい寒さが続くそうですので、何卒ご自愛ください。

4.お返しの選び方や贈る時期

この項では、上司など目上の人からお歳暮を贈られた場合、お返しを贈る時期やお返しの選び方をご紹介しましょう。

4-1.お歳暮を贈った後で、目上の人からお歳暮が贈られてきた場合

前述したように、お歳暮は目下の人から目上の人に贈るものです。お歳暮を上司に贈った後で、お歳暮が上司から贈られてきた場合は、「お歳暮のやりとりはこれでもうやめましょう」という意味ですので、覚えておきましょう。たとえば、退職した上司に何年もお歳暮を贈り続けているような場合、相手も「そろそろこちらに気を使わなくてもいいですよ」という気持ちになることもあるはずです。しかし、そこで直接言うと角が立つので、お歳暮を贈り返します。このような場合は、お礼状をしたためるだけにしておきましょう。

4-2.お歳暮を贈っていない目上の人からお歳暮が贈られてきた場合

自分がお歳暮を贈っていない場合は、返礼の品をできるだけ早く「お歳暮」として送りましょう。お歳暮は、暮れの準備が押し迫ってくる12月20日頃までに贈るのが一般的です。ただし、お正月に食べてほしい生鮮食品の場合は、電話やメールであらかじめ断りをいれた上で、25日以降に贈ってもいいでしょう。25日~お正月までに返礼の品を贈る場合は、「御礼」や「寒中見舞い」と熨斗(のし)に書いて贈ってください。年が明けてから贈る場合は、「御年賀」とします。

4-3.お返しの品の相場

お返しは、贈られたものより高価なものを贈らないように注意しましょう。相場は、同額~半額です。たとえば、5,000円のものを贈られたら2,500~3,000円のものを選びましょう。

4-4.添え状をつける場合

お礼状とお返しの品の両方を送りたい場合、添え状とするといいでしょう。前項でご紹介したお礼状の文面の中で、相手を気遣う結びの言葉の前に、「お礼として心ばかりの品を送った」という一文を添えます。可能ならばお返しの品の中に同封してもらいましょう。

4-5.お返しの品の選び方

お返しの品は、以下のような目安で選びましょう。

  • 親しい友人など:その人の好物
  • 家族がいる人:ハム・缶詰や調味料の詰め合わせなど万人向けの品
  • ひとり暮らしの人:日持ちのする食べものや飲みもの(缶ビール・缶ジュースなど)
  • 会社など:大勢で分けられるもの(個別包装されたお菓子など)

なお、日持ちがせず量の多いものを贈る場合は、贈り先の在宅事情などを調べておくといいですね。

まとめ

いかがでしたか? 今回はお歳暮のお返しのマナーなどを紹介しました。もともとお歳暮は、感謝の気持ちを品物で表したものですから、お返しの品を贈る必要ありません。品物を返すよりお礼状をしたためた方が喜ばれることもあるでしょう。特に、目下の人からのお歳暮にお返しをすると、かえって相手が恐縮してしまうこともあります。お返しの品を贈らなくても、直接お礼を言うだけで十分です。