フローリングの正しい手入れ方法は? 知っておくべき注意点も紹介

「フローリングをきれいに保つためのお手入れ方法を知りたい」という人は多いでしょう。フローリングは部屋の印象を大きく左右します。そのため、しっかりと手入れや掃除をすることで部屋の印象をよくすることにつながるでしょう。しかし、実際には「フローリングの正しい手入れ方法を知らない」「普段の掃除だけでは不十分なのか?」とお悩みの人も多いと思います。そこで、この記事では、フローリングの普段やるべき手入れや特別な手入れにはどのようなものがあるのかをご紹介しましょう。

  1. フローリングの種類
  2. フローリング、普段の手入れ
  3. フローリング、特別な手入れ
  4. フローリングの手入れに関するよくある質問

この記事を読むことで、フローリングの美しさを保つための手入れ方法が分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.フローリングの種類

フローリングは、大きく「複合フローリング」と「無垢(むく)フローリング」に分けられます。それぞれの特徴やメリット・デメリット、手入れの必要性などについてご紹介しましょう。

1-1.複数枚の層から成り立つ「複合フローリング」

複合フローリングとは、複数枚の層から成り立つフローリングのことです。合板の上に約0.5~1mmの単板を貼って作られており、その表面にコーティング剤が塗られています。近年は耐久性や耐汚性にすぐれたコーティング剤が増えてきており、メンテナンスのしやすさからも人気です。そのほかにも、豊富なデザインや色から選ぶことができる、変形しにくいなどのメリットもあります。その反面、キズがついた場合の修復が難しいこと、見た目の高級感が得にくいことなどがデメリットとして挙げられるでしょう。

1-2.天然木の一枚板を加工した「無垢フローリング」

無垢(むく)フローリングは、天然木から必要な寸法を切り出した一枚板を加工したものです。使用される素材は、オーク・チーク・ウォールナットなどの広葉樹と、スギ・ヒノキ・パインなどの針葉樹に分けられます。天然木ならではの色や木目の美しさを楽しむことができ、保温性や調湿性の高さも魅力の一つです。ただし、無垢(むく)材は湿度の変化によって膨張と収縮を繰り返すため、反(そ)りや割れなどが生じることもあります。また、素材に合わせた手入れが必要になるなど、メンテナンスの面でもデメリットになる部分はあるでしょう。

1-3.手入れによって寿命が大きく変わる

フローリングの寿命は10~20年と幅がありますが、その理由は、手入れの仕方によって大きく寿命が変わってくるためです。たとえば、キズやへこみを放置すると、床材の内部にまでゴミがたまり、接着剤が劣化して単板がはがれやすくなるでしょう。さらに、汚れを放置することが変色や色あせの原因になり、美観の点でストレスを感じるようにもなるはずです。また、ワックスがはがれて滑りやすくなっているフローリングは、転倒の可能性があり危険なため、普段からしっかりと手入れをしておくことが必要になります。

2.フローリング、普段の手入れ

フローリングの寿命を延ばし、美しさを保つために行うべき、普段の手入れ方法をご紹介します。

2-1.水気や乾燥に注意

フローリングを使用する上で、水気と乾燥には特に注意が必要です。フローリングは温度や湿度によって多少の膨張と収縮が生じるため、水気の多い手入れや床暖房の使いすぎによる乾燥は、膨張と収縮を激しくする原因になります。反(そ)りやすき間などが生じる恐れがあるため、「水をこぼしたらすぐに拭き取る」「長時間、直接床を暖めないようにする」など、注意しながら生活するようにしましょう。

2-2.毎日のモップがけ、週2回の水拭きが理想

掃除の頻度としては、毎日フローリングワイパーやモップを使用して掃除をし、週2回程度ぞうきんで水拭きをするのが理想です。水拭きを毎日するとワックスがはがれやすくなってしまうため、頻繁に行う必要はありません。ただし、水などをこぼしてしまった場合は、すぐに拭き取るようにしてください。放っておくとフローリングを傷める原因になります。

2-3.「掃除機をかける前にモップがけ」がポイント

毎日の掃除のポイントとしては、掃除機をかける前にモップなどでほこりを取り除くようにしましょう。最初に掃除機をかけると、排気でほこりが舞い上がってしまいます。奥から手前へ、自分のほうにほこりを集めるようなつもりでモップをかけていきましょう。そして、最後に掃除機で吸い取ります。掃除機はフローリングに密着させ、ゆっくりと押し引きすると効果的です。

2-4.水拭きは種類や塗装によって注意が必要

フローリングの水拭きをする際は、複合フローリングか無垢(むく)フローリングか、どんな塗装を使用しているかで注意が必要な場合もあります。特に、自然塗装の無垢(むく)フローリングは耐水性が弱いため、水拭きは避けるべきです。複合フローリングを水拭きする際は、固くしぼったぞうきんを使って短時間で行うようにしましょう。モップや掃除機でほこりを取り除いた後で水拭きをし、仕上げに乾(から)拭きをすることをおすすめします。

3.フローリング、特別な手入れ

フローリングは普段の手入れのほかに、定期的に特別な手入れをすることをおすすめします。

3-1.表面を保護するワックスがけ

フローリングの表面をキズや摩耗から保護するために、ワックスがけをします。光沢が出るため、見た目の美しさもよみがえるでしょう。また、ワックスには滑り止め効果もあるため、フローリングが滑りやすくなってきたと感じたらワックスがけをすることをおすすめします。最初にモップや掃除機でフローリングのほこりを取り除き、水拭きで油汚れやべたつきを除去しましょう。しっかり乾いたことを確認し、ワックスをかけてください。

3-2.無垢フローリングの場合はオイル塗装で保護

無垢(むく)フローリングのメンテナンスには、保護オイルを塗装する方法があります。汚れを弾(はじ)いてきれいに保つ役割があるため、1~2年ごとに塗装するとよいでしょう。ワックスがけ同様、フローリングのほこりを取り除いてからオイル塗装を行ってください。オイルコーティング材はホームセンターなどで購入できます。

3-3.補修材でキズを補修する

フローリングのキズが気になる場合は、市販のフローリング用補修材を使って自分で修復しましょう。キズの部分に塗り込むようにすれば、キズが目立たなくなります。フローリングの色に合ったものを使う必要があるため、慎重に選ぶようにしましょう。

3-4.UVコーティング処理で表面をより美しく

フローリングの表面をより美しく保つために、UVコーティングを施す方法もあります。UVコーティング剤を塗布することで、紫外線による色あせや、表面のささくれを防ぐことが可能です。

4.フローリングの手入れに関するよくある質問

「フローリングの手入れについて知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.フローリングのワックスには、どのような効果があるのですか?
A.キズや汚れから保護し、普段の掃除が楽になるという効果があります。また、ワックスをかけると光沢が出て、フローリングが美しく見えるようになるでしょう。

Q.ワックスの効果はどのくらい持続するのですか?
A.ワックスの種類によっても異なりますが、一般的には半年に1回程度の上塗りが必要といわれています。

Q.フローリングのへこみを自分で直すことはできませんか?
A.少しのへこみであれば、ぬれたタオルを当ててアイロンをかけると修復できる可能性があるでしょう。ただし、フローリング材の種類やへこみができてからの時間によって修復できない場合もあります。

まとめ

いかがでしたか? フローリングの正しい手入れ方法について詳しくご紹介しました。フローリングの素材にはさまざまなものがあり、手入れ方法に注意が必要な場合もあります。できるだけ長く美しいフローリングを維持できるように、素材に適した手入れ方法を知っておきましょう。