ヒートショック対策を解説! 自分でできる有効な予防法はコレ!

「冬の入浴はヒートショックに気をつけて」と注意されたことはありませんか? ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が激しく変動する現象です。ヒートショックがきっかけで脳出血や心筋梗塞を発症するケースもあります。ヒートショックは冬になると増加傾向にあるので、対策が必要です。

今回は、ヒートショックが起きる原因や対策方法を紹介しましょう。

  1. ヒートショックの基礎知識
  2. ヒートショックの対策方法
  3. リフォームでヒートショックを防ぐ方法
  4. ヒートショック対策に関するよくある質問

この記事を読めば、ヒートショックを起こしやすい人や予防方法なども分かります。ヒートショックを予防したい人は、この記事を参考に自分に合ったヒートショック対策を行ってみてください。

1.ヒートショックの基礎知識

ヒートショックという言葉は知っていてもその弊害まで詳しく知らない人も多いことでしょう。はじめに、ヒートショックの基礎知識を紹介します。

1-1.ヒートショックは気温の急激な変化で起こる

ヒートショックとは気温の急激な変化で体に負担がかかり、血圧が激しく変動する現象です。たとえば、冬に暖かい室内から冷えた廊下に出た場合、体は体温を逃すまいと血管を収縮させます。すると、血圧が一気に上がるのです。その結果、脳出血や心筋梗塞、脳梗塞が発症することもあります。ヒートショック自体は誰でも起こりうることですが、それが引き金で命に関わる病気が急に発症することもあるでしょう。

1-2.65歳以上が特に危ない

ヒートショックによって血圧が急変すると脳梗塞や心筋梗塞などを起こしやすいのは、65歳以上の高齢者です。特に、高血圧や動脈硬化などの持病を抱えている高齢者は、ヒートショックで命に関わる病気を発症する可能性が高いでしょう。ただし、若い年代の人は全く問題ない、というわけではありません。20代、30代でもヒートショックから命に関わる病気を発症することもあります。

1-3.持病を抱えている人は要注意

健康な人でもヒートショックには注意が必要です。それ以上に高血圧や動脈硬化、不整脈など血管や心臓の不調を抱えている人は注意しましょう。持病がなくても高齢になるほど急激な環境の変化に体が対応しにくくなります。ですから、ヒートショックが起こらない環境を作ることが大切です。

2.ヒートショックの対策方法

では、ヒートショック対策にはどんな方法が有効なのでしょうか?この項では、予防方法を中心に紹介します。

2-1.寒暖差を作らないようにする

ヒートショックは急激な気温の変化によって起こります。ですから、トイレ・脱衣所・風呂場など暖かい室内に比べて寒い場所に小型暖房を置くなどして、温度差をできるだけなくしましょう。特に、脱衣所は衣類の着脱も行うので、体温も変化しやすくなります。さらに、風呂場の温度が低いと湯船中との温度差も激しくなり、ヒートショックが起こりやすくなるでしょう。風呂の洗い場の気温も調節しましょう。

2-2.温度計を設置して温度を確認する

温度は体感では分かりにくいので、温度計を設置しましょう。温度差が5度以上あるとヒートショックの危険が出てきます。ですから、風呂に入る前などはあらかじめ脱衣所に暖房をつけ、風呂場は熱いシャワーをかけて温度を上げておくことが大切です。また、万が一に備えて転倒防止マットなどを敷いておくのもいいでしょう。

2-3.飲酒後は入浴しない

飲酒すると体温が上がって血管が広がります。この状態で寒い脱衣所や風呂場にいくと一気に血管が縮まって血圧が上がるでしょう。よりヒートショックが起きやすくなります。飲酒後はすぐに入浴しないようにしましょう。また、飲酒中はトイレが近くなります。飲酒中はトイレに暖房を入れっぱなしにしてヒートショックを防ぎましょう。

3.リフォームでヒートショックを防ぐ方法

ヒートショックをより確実に予防するには、リフォームという方法があります。この項では、リフォームのメリットなどを紹介しましょう。

3-1.リフォームでより温度差を少なくする

日本の伝統的な家屋は、風通しがよくトイレやキッチン・浴室などの水回りは北側に集中していることもあります。そのため、冬は暖房を入れても寒いことも多いでしょう。また、浴室は熱いシャワーで暖めても限度があります。そこで、浴室暖房を入れたり気密性を高めたりすることで、冬でも暖かい水回りにリフォームすれば、ヒートショックも起こりにくくなるでしょう。

3-2.リフォームで助成金が受けられることもある

断熱リフォームや介護を目的としたリフォームの場合、国や自治体から補助金が受けられることがあります。この場合、工務店に相談すると詳しいことが分かることもあるので、まずは相談してみましょう。補助金には多数の種類があり、現金で受け取れるものとポイント制のものがあります。

4.ヒートショック対策に関するよくある質問

この項では、ヒートショック対策に関する質問を紹介します。

Q.ヒートショックは夏でも起こるのでしょうか?
A.はい。夏の場合は暑いところから冷えたところに入ったところに起こります。戸外から冷房の効いた室内に帰ってきたときは気をつけましょう。

Q.ヒートショックで倒れてしまった場合、どうすればいいですか?
A.意識がない場合はすぐに救急車を呼んでください。

Q.高齢者は一番風呂を避けたほうがいいでしょうか?
A.続けては入れるなら、避けたほうがいいですね。

Q.介護リフォームとしてヒートショック対策は可能でしょうか?
A.はい。風呂場に手すりをつけると共に暖房を入れるリフォームなどもできます。

Q.リフォームにはどのくらいに時間がかかるでしょうか?
A.リフォームの種類にもよりますが、大がかりなものでも半月程度です。詳しくは工務店と相談しましょう。

まとめ

今回は、ヒートショックの対策について解説しました。ヒートショック対策は高齢者だけでなく、すべての年代でおすすめです。お風呂場が寒いと悩んでいる人も、ぜひリフォームなどを検討しましょう。今は、給湯器を交換するついでに大がかりなリフォームを行い、浴室暖房をつけることができます。また、断熱リフォームなどもおすすめです。