家財整理士とはどんな資格? 主な役割や役立つ仕事を詳しく教えます!

「家財整理士に興味があるけど、どんな場面で役立つのだろう」「家財整理士の資格を取得する方法を知りたい」とお考えではありませんか? 今後ますます進む一方の超高齢化社会において、家財整理士に注目が集まっているのは事実です。しかし、実際にどんな資格なのか、どんな場面で役立つのかなど、よく分からないこともあるでしょう。

そこで今回は、家財整理士について詳しく解説します。

  1. 家財整理士とは?
  2. 家財整理士はどんなときに役立つ?
  3. 家財整理士になる方法は?
  4. 家財整理士の資格が役立つ仕事
  5. 家財整理士に関するよくある質問

この記事を読むことで、家財整理士を取得する方法や役立つ仕事などがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.家財整理士とは?

最初に、家財整理士はどんな資格か見ていきましょう。

1-1.家財整理におけるコーディネーターの役割がある

家財整理士は、家財整理におけるコーディネーターの役割を持ちます。遺品整理や相続手続きなどに関する要望を依頼者から聞き出し、必要な機関や専門家を紹介するのが主な仕事です。依頼者から相談されるさまざまな案件に対して適切な対応をするには、幅広い専門知識が必要になります。そこで、高い専門知識を持つ人材を育成することを目的に、家財整理士の資格が創設されたのです。

1-2.超高齢化社会で需要の増加が見込まれる

家財整理士は、超高齢化社会で需要の増加が見込まれます。超高齢化社会が進む中、一人暮らしや高齢者夫婦だけの世帯が急増しているからです。親族が身近にいなかったり、すでに死別していたりする場合などに、家財整理士が頼りになります。家財整理士は、高齢者にとって、介護施設への入居手続きや、家の片付け・相続などの相談ができ、必要に応じて専門家に橋渡しをしてもらえるなど、非常にありがたい存在です。

1-3.家財整理士と遺品整理士の違いは?

家財整理士と遺品整理士の違いは、以下を参考してください。

  • 家財整理士:主に高齢者の一人暮らしや夫婦だけの世帯について、家財整理や介護施設への入居・相続に関する相談を受けたり、施設や専門家への橋渡しをしたりする
  • 遺品整理士:亡くなった人が残した家財の整理や売却を手伝ったり必要な手続きを手配したりする

家財整理士は、高齢者が今後も安心して生活していくためのサポートを主にする点で、遺品整理士と異なります。

2.家財整理士はどんなときに役立つ?

家財整理士の資格を取得するとどんなときに役立つか具体的に見ていきましょう。

2-1.高齢者の住居を片付けるとき

家財整理士の資格があると、高齢者の住居を片付けるときなどに役立つでしょう。高齢になると家の片付けが困難になり、あっという間にゴミ屋敷状態になることがあります。また、介護施設などに入居する際にも、家財の片付けが必要です。本人の希望で生前整理したい場合などにも、家財整理士の資格と専門的な知識があると効率よく作業でき、時間や労力を最低限に抑えることもできます。

2-2.相続するとき

家財整理士の資格を取得して専門的な知識があると、相続に関して相談を受けたときにも大変役立つものです。相続は、遺品の片付けだけでなく、法的な手続きが多く伴います。しかし、家財整理士の資格と専門知識があれば、さまざまな作業と複雑な手続きをスムーズに進めることが可能です。また、相続人が複数人いる場合などでは、依頼に応じて遺品や財産の分配などをアドバイスしたり行政書士や弁護士を紹介したりすることもできます。

2-3.就職や転職をするとき

就職や転職をする際にも、家財整理士の資格が役立ちます。特に、高齢者向けビジネスを展開している業種では、有利になるでしょう。実務経験がなくても、家財整理士の資格を取得済みであれば、やる気と将来性を考慮してもらいやすくなります。また、実務経験者なら、よりよい条件の職場へ転職しやすくなるのもメリットです。

3.家財整理士になる方法は?

家財整理士になる方法について詳しく解説します。

3-1.通信講座を受ける必要がある

家財整理士になるには、規定の通信講座を受けて専門知識を身に着ける必要があります。通信講座の内容については、以下をご覧ください。

  • 講座名:家財整理士養成講座
  • 標準学習期間:2か月程度
  • 受講費用:30,000円(税別・テキスト代込み)
  • 資格試験:試験はなし。ただし、受講の最後に課題レポートの提出あり

3-2.家財整理士の資格を取得する流れ

家財整理士の資格を取得する流れは、以下のとおりです。

  1. 通信講座を申し込む
  2. 教材が届いたら受講開始
  3. 教材を参考にして自分のペースで学習
  4. 最後に課題レポートを提出
  5. 審査で基準を上回れば修了

講座が修了すると認定証が発行され、資格を取得できます。なお、課題レポートは教材を参考にして取り組むことができ、万が一不合格の場合でも再チャレンジが可能です。

3-3.資格説明会の参加もおすすめ

一般社団法人日本お片付け協会では、家財整理士の資格取得を希望する人向けに説明会を開催しています。

  • 開催場所:三宮会場(コンソーシアムジャパン)
  • 住所:兵庫県神戸市中央区三宮町2-11-1 センタープラザ西館7階
  • 受講料:無料
  • 申し込み方法:078-599-9773(コンソーシアムジャパン)に電話で申し込み

なお、開催日程など詳しい内容は、一般社団法人日本お片付け協会の資格説明会説明ページを参考にしてください。

4.家財整理士の資格が役立つ仕事

家財整理士の資格を取得するとどんな仕事に役立つのか詳しく解説します。

4-1.不用品回収業

家財整理士の資格が役立つ業界の一つが、不用品回収業です。ゴミ屋敷の片付けや生前整理では、大量の不用品を手際よく処分する必要があるほか、依頼者から法的な手続きについても相談を受ける場合があります。家財整理士の資格があれば、依頼者の相談内容に応じて必要な専門家を紹介することも可能です。不用品回収業は需要の急増に比例して業界内での競争も激化し、専門知識を持った人材が不足しているため、有資格者は特に重宝されることでしょう。

4-2.介護関係

家財整理士の資格があると、介護関係の仕事に大変役立ちます。高齢だったり体が不自由だったりする人をサポートし、施設への入居をスムーズにできるように手配することが可能です。ケアマネージャーや介護福祉士などと同時に取得すれば業務の幅が広がり、よりよいサービスの提供につながります。すでに介護にかかわる仕事をしていて、スキルアップや待遇アップを望む人にもおすすめです。

4-3.葬祭関係

葬祭関係でも、家財整理士の資格があると便利でしょう。今は、元気なうちに家の片付けや相続について整理しておきたいと希望する人が増えているからです。老後を安心して過ごしながらも、いざというときに家族に負担をかけたくないという要望に応えるために、家財整理士の知識が役立ちます。実際に、葬祭業界では従来の主力業務である葬儀関連だけでなく、生前整理や終活に新たな市場を開拓する動きが目立っているのも事実です。

5.家財整理士に関するよくある質問

最後に、家財整理士に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.家財整理士の受講資格は?
A.特に受講資格はありません。希望すれば、国籍・性別・年齢・学歴を問わず受講可能です。

Q.家財整理士の資格取得後はどうすればよい?
A.一般社団法人日本お片付け協会に会員登録を行ってください。なお、1年間(4/1~3/31)に10,000円の会費を支払う必要があります。

Q.家財整理士を取得すると法的な手続きの代行ができる?
A.家財整理士の取得だけではできません。法的な手続きの代行は、弁護士や行政書士などの専門家に依頼することになります。

Q.家財整理士養成講座を2か月以内に修了できない場合はどうなる?
A.2か月を超えて修了しても特に問題ありません。ただし、受講開始から半年以上経過した場合は、念のため一般社団法人日本お片付け協会に問い合わせてみるとよいでしょう。

Q.家財整理士を取得すれば独立開業できる?
A.家財整理士を取得するだけでは難しいでしょう。独立開業を目指すには、そのほかの関連資格を取得したり企業に就職したりして業界での実務経験を積むことをおすすめします。

まとめ

今回は、家財整理士について詳しく解説しました。家財整理士には、主に高齢者世帯に対し、家の片付けや介護施設への入居サポート・相続などの相談に応じたり、各種施設や法律の専門家への橋渡しをしたりする役割があります。高齢者向けのサービスを主に扱う業界では、家財整理士の資格があると就職や転職に有利です。家財整理士は、超高齢化社会が進む中でますます需要が高まることでしょう。なお、家財整理士は、規定の通信講座を受講後に課題レポートを提出し、基準を満たすことで認定を受けることができます。受講資格は特にないので、興味がある人はぜひチャレンジしてみてください。