遺品整理にかかる期間を解説! 遺品整理業者に依頼するメリットは?

「遺品整理はいつまで行えばいいの?」「遺品整理と遺産相続の違いは何?」など、遺品整理について悩む人は多いことでしょう。また、「遺品整理を行いたいが、遺品が多すぎてどこから手をつけていいか分からない」という人もいると思います。

そこで今回は、遺品整理にかかる期間や、遺品整理を始める時期、遺品整理を急いだほうがよいケースなどを紹介しましょう。

  1. 遺品整理にかかる期間と開始する時期
  2. 遺品整理に必要な期間について
  3. 遺品整理業者を利用するメリット
  4. 遺品整理に関するよくある質問

この記事を読めば、遺品整理を依頼できる業者の種類や選び方も分かります。遺品整理の方法や片付けにかかる期間を知りたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.遺品整理にかかる期間と開始する時期

はじめに、遺品整理を終えるまでにかかる期間や遺品整理を始めるタイミングなどを紹介します。

1-1.遺品整理の期間に関する法律はない

人が亡くなると、遺品と遺産が残ります。遺産とは、現金や有価証券、土地など財産となり、相続の対象となるものです。相続人や相続の期間などが法律で決まっています。一方、遺品は故人の日用品や愛用品などで、遺族が好きなように処分したり分配したりすることができるものです。遺品の分配や遺品整理の期間に関する法律もありません。遺品整理は、時間がたくさんありいつでも開始できるのであれば、遺族の都合に合わせて行いましょう。

1-2.49日や50日祭りを区切りに遺品整理を始めるケースもある

仏教では、死後49日かかって仏様になるとされ、49日目に法要を行います。一方、神道では死後50日目に霊祭や納骨を行うので、これらの法要をきっかけに遺品整理を始める遺族も多いでしょう。また49日や50日祭までの間に、個人の年金や保険の手続き、生命保険の請求など、急ぎで済まさなければならない手続きはあらかた終わっているはずです。さらに、遺産相続に関する話し合いも市段落ついていることが多いでしょう。そのため、遺族が落ちついて遺品整理に取りかかれる時期でもあります。時間に余裕があり、いつでも遺品整理ができる環境ならば、49日から遺品整理を始め、1周忌に形見分けができるようにしてもいいでしょう。

1-3.遺品整理を急がなければならないケース

しかし、以下のような場合は遺品整理を早急に行わなくてはなりません。

  • 故人が1人で賃貸物件に住んでおり、立ち退きの期限がある。
  • 故人と遺族が遠く離れて住んでおり、遺品整理にかけられる時間が短い
  • 遺品の中に貯金通帳や生命保険の証券、有価証券など遺産に関する書類が紛れ込んでいて、探す必要がある
  • 故人が借金をしている可能性があり、額や借入先を知りたい
  • 故人がゴミ屋敷を作ってしまい、早急に片付けなければならない

このようなケースは、できれば葬儀と並行して遺品整理を行いましょう。

1-4.手続きのためすぐに必要になる遺品

故人の遺品がたくさんあり、どこから片付けていいか分からないときは、まず以下の遺品を探してください。自治体や生命保険会社への手続きに必要となります。

  • 年金手帳
  • 健康保険証
  • 介護保険被保険者証
  • 生命保険の証書

また、遺産の額や借金の有無を知るために、貯金通帳や借用書の類も確認しておきましょう。最近は、通帳がないインターネットバンキングも珍しくありません。故人のパソコンやスマホをチェックして、口座の有無も確認しておきましょう。

2.遺品整理に必要な期間について

この項では、遺品整理にかかる時間の目安などを紹介します。

2-1.遺品整理にかかる期間は家の大きさに比例する

遺品整理にかかる時間は、荷物の量だけでなく家の大きさに比例します。たとえば、ワンルームや1LDKなど単身者用の住まいならば、2~3時間あればおおよそ荷物を片付けることが可能です。2LDK以上ならば6~8時間以上かかることもあります。また、部屋の中が整理整頓されておらず、ゴミと日用品が一緒になっているような状態ならば、ワンルームでも丸1日片付けにかかることもあるでしょう。ファミリー向けタイプのマンションや、3LDK以上の一軒家は数日かかる可能性があります。

2-2.遺品整理が完璧に終わるまでは1か月近くかかることもある

遺品整理は、単に遺品を整理するだけではありません。不用品を処分したり、遺品を欲しがっている人に形見分けしたりする必要もあります。不用品を自治体のゴミ出しルールに沿って仕分けし、すべて回収してもらうまで1か月程度かかることもあるでしょう。また、冷蔵庫・テレビ・洗濯機・エアコンの4品目は家電リサイクル法の対象家電なので、家電量販店に有料で引き取ってもらう必要があります。パソコンも、メーカー回収が基本です。このように処分に手続きが必要な家電が不要になったときは、時間に余裕を持って片付けを行ってください。

2-3.人手が多いほど遺品整理にかかる期間は短縮できる

遺品整理は、人手が多いほど短期間で終わります。特に、故人が賃貸物件に住んでいて明け渡し期日まで時間がないときや、家が広く遺品がたくさんある場合は、できる限り人手を集めましょう。葬儀や49日法要など親戚一同が集まる期会に合わせ、一気に片付けてしまうのも1つの方法です。また、自治体によっては、ゴミ処分場に直接ゴミを持ち込むこともできます。人手があれば、不用品と必要なものを分別する人、不用品をゴミ処分場まで運ぶ人など、役割を分担することもできるでしょう。

3.遺品整理業者を利用するメリット

この項では、遺品整理業者に遺品整理を依頼するメリットや業者の選び方を紹介します。

3-1.遺品整理業者は遺品整理のスペシャリスト

遺品整理業者は、遺品の整理や不用品の回収・買取を行ってくれる業者です。専門業者もあれば、不用品回収業者が業務の一環として行っているところもあります。遺品整理業者に依頼すれば、短期間で遺品整理が終わるのはもちろんのこと、不用品の回収や買取も行ってくれるので、ゴミ出しの手間もかかりません。さらに、業者によっては遺品の供養を行ってくれるので、「故人が愛用していたけれど不要になった」という品や、仏壇などの宗教用具も安心して処分を任せられます。

3-2.遺品整理に時間をかけられない人ほど依頼するメリットは大きい

遺品整理に時間をかけられない人ほど、業者に依頼するメリットは大きくなります。また、以下のようなケースも業者に依頼するのがおすすめです。

  • 遺品が多すぎて遺族だけでは片づけきれない
  • 遺族に高齢者が多く、重い荷物の持ち運びが難しい
  • 故人がゴミ屋敷(汚部屋)を作ってしまった

3-3.遺品整理にかかる費用は数万円台~

遺品整理にかかる費用は、部屋の広さや遺品の量によって変わってきます。ワンルームならば3万円台~、3LDK以上のファミリータイプのマンションや一軒家ならば15万円~が相場です。遺品の中で売却できるものがあれば、料金から引いてもらえます。また、ゴミ屋敷だったり、特殊清掃が必要だったりする場合はワンルームでも10万円以上かかることもあるでしょう。遺品整理を業者に依頼したい場合は、まず見積もりを作ってもらってください。複数の業者から見積もりを取り、比較して選ぶのもおすすめです。

3-4.業者の選び方

遺品整理の仕事はまだ歴史が浅く、業者も玉石混交の状態です。ですから、以下のようなことをチェックしてみましょう。

  • 見積書は正確かどうか:加算前提のものや、メモ書き程度なもの、内訳の記載がないようないいかげんな見積書を作る業者は避ける
  • 対応が丁寧かどうか:口のきき方が乱暴だったり、契約を急がせたりする業者は避ける
  • 事務所を構えているかどうか:連絡先が携帯電話だけの業者は避ける
  • 遺品整理士の有資格者が在籍しているかどうか:在籍しているなら、遺品整理の相談にのってもらえる
  • 実績の有無:実績が豊富な業者ほど信頼できる
  • 口コミのチェック:よい評価が長期間続いている業者なら信頼できる
  • 遺品の回収だけでなく買取をしているか:買取希望の品が多い場合は、買取も行っている業者に依頼する
  • 遺品整理に立ち合いは必要かどうか:遠方で作業をしてもらう場合、立会不要だと便利

また、業者に依頼して実際に契約を結んで作業をしてもらうまで、早くても2~3日はかかります。業者を探すところからはじめると、1週間以上かかることもあるでしょう。業者に依頼すると決めたら、できるだけ早く動いてください。

4.遺品整理に関するよくある質問

この項では、遺品整理に関する質問を紹介します。

Q.遺品の中に金銭的価値の高いものがあったときはどうしたらいいですか?
A.はっきりと価値が分かっているならば、遺品ではなく遺産として扱いましょう。

Q.形見分けをする際の注意点はありますか?
A.故人の意思が残されているならば、それを尊重してください。ただし、「いらない」と断られたら無理に押しつけてはいけません。

Q.遺品の中で可能な限り早く処分したほうがいいものはありますか?
A.家電は新しいものならば中古でも一定の需要があるため、販売されて間もない家電が不要ならばできるだけ早く売却しましょう。また、灯油・ガソリンなどの危険物、農薬などは安全面から早く処分してください。

Q.特殊清掃とはなんでしょうか?
A.住人が家で亡くなって発見までに時間がかかった際、部屋をきれいにするために行う清掃です。特殊清掃は一般のクリーニング業者では行えません。必ず専門業者に依頼しましょう。

Q.遺品整理をした際、処分しきれず置いておく場所もない遺品はどうしたらいいですか?
A.期間を決めてトランクルームなどに預けておく方法もあります。

まとめ

今回は、遺品整理にかかる期間や遺品整理業者に依頼するメリットなどを紹介しました。遺品整理は、遺族の心の整理がつかないと取りかかりにくいものです。しかし、時と場合によってはすぐに遺品整理を行わなければいけません。遺族が行えないなら、プロの業者に依頼し、不用品だけでも処分しましょう。