親の借金の調べ方を知りたい! 簡単&効率よく調べる方法とコツ!

「親が借金している疑いがあるので、調べ方を詳しく知りたい」「なるべく簡単で効率よく借金の有無を調べる方法はないか」とお考えではないでしょうか? もしも親に借金があるのなら、なるべく早く把握して対応する必要があります。しかし、どんな方法で調べるとよいのか、借金が判明したらどんなことをすべきかなどよく分かりませんよね。

そこで今回は、親の借金の調べ方について詳しく解説します。

  1. 親の借金を把握する方法
  2. 親の借金が発覚したときにすべきこと
  3. 親の借金を回避する方法
  4. 親の借金について相談する方法
  5. 親の借金の調べ方に関するよくある質問

この記事を読むことで、親の借金を調べるポイントや対処法がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.親の借金を把握する方法

最初に、親の借金を把握するにはどんな方法があるか見ていきましょう。

1-1.親に直接聞くのは効率が悪い

親に直接借金の有無を聞くのは、効率が悪い方法です。子どもに借金の有無を正直に話す親は多くありません。返済の相談をしてくれるどころか、怒られたり心を閉ざされたりすることが多いものです。また、バレないように証拠を隠してしまう可能性もあります。親として子どもにだけは迷惑をかけたくないという気持ちが、状況を悪化させるのです。

1-2.郵便物をチェックする

親の借金を把握するには、親宛ての郵便物をチェックすることが有効です。借金をしていれば、返済明細や督促状などが届いていることでしょう。特に、消費者金融やクレジットカード会社からの郵便物には注意してください。中には、滞納を警告する内容のものが含まれていることがあります。

1-3.通帳の取り引き履歴をチェックする

通帳の取り引き履歴をチェックすると親の借金の有無が分かることがあります。借金の返済を口座引き落としで行っている場合は、引き落としの記録が残っているはずです。また、不自然に多額の現金を引き出した記録がある、ある時期から一定金額が毎月引き出されているなどが見られたら、借金を抱えている可能性があります。いったん記帳し、取り引き履歴を調べてみてください。ただし、金融機関によっては、未記帳取り引きが一定数を超えると一部が一括記録となり、詳細が追えなくなることがあるので注意しましょう。

1-4.不動産の登記事項証明書を確認する

親の借金の探し方として、不動産の登記事項証明書を確認する方法もあります。借金の担保として、所有中の不動産を当てている可能性があるからです。家や土地などの不動産を所有している場合は、チェックしてみるとよいでしょう。不動産の登記事項証明書は、オンラインで請求することも可能です。オンラインでの請求方法は、法務局のホームページを参考にしてください。

1-5.個人信用情報の開示請求を行う

親の借金を調べるには、個人信用情報の開示請求を行う方法もあります。開示請求先については、以下を参考にしてください。

2.親の借金が発覚したときにすべきこと

親の借金が発覚したときにすべきことは何か、具体的にご紹介します。

2-1.借金総額と借入先を確認する

親の借金が発覚したら、借金総額と借入先を確認しましょう。借金をしている人は、複数のところから借り入れているケースも多いので注意してください。また、借り入れ開始時期と返済利率も重要なポイントです。場合によっては、利息を払いすぎていることもあります。2007年以前に借り入れしている、返済利率が20%を超えている場合などは弁護士などに相談してみるとよいでしょう。

2-2.財産と相殺してみる

返済すべき借金総額が分かったら、現金・預貯金・不動産などの財産と相殺して返済可能かどうかチェックしてみましょう。返済しても財産が残る場合は、速やかに返済することをおすすめします。借金を放置すると、利息が加算され続けて返済総額が増え続けるだけです。返済できるめどがあるのなら、早めに対応してください。

3.親の借金を回避する方法

親の借金を回避する方法を詳しく解説します。

3-1.親に債務整理をしてもらう

親の借金を回避する方法の一つとして、親に債務整理を進めてもらうことが挙げられます。債務整理とは、借金の返済が困難な場合に借金の減額や免除をしてもらうことです。債務整理が認められれば、借金返済の負担が大きく減るのがメリットになります。ただし、基本的には家などの財産を手放す必要があるなど、今までの生活レベルを維持できるとは限りません。しかし、借金を作ったのは親なのですから、債務整理を進めてもらうのが一番の方法といえます。

3-2.相続放棄をする

親が亡くなった後に借金の存在が判明した場合は、家庭裁判所への申し立てにより相続放棄をすることで借金の返済を回避できます。借金総額が相続財産より多い場合は、相続放棄がおすすめです。ただし、相続放棄をするには、相続が発生した日から3か月以内に手続きする必要があります。また、すでに財産を相続している場合は、借金だけを相続放棄することはできません。遺品整理に手を付けたり形見分けをもらったりした場合も、同様に相続放棄が認められない場合があるので注意しましょう。

3-3.限定承認を受ける

家庭裁判所への申し立てにより限定承認を受けることも、親の借金を回避する方法の一つになります。限定承認とは、相続する財産を責任の限度として相続することです。たとえば、評価額150万円相当の貴金属類と借金が800万円存在する場合は、150万円分を返済するだけで済みます。限定承認が認められれば、希望する財産を相続しつつ、借金の負担を減らすことができるのです。借金の負担をゼロにすることはできませんが、検討する余地はあるでしょう。なお、限定承認についても、相続が発生した日から3か月以内に手続きする必要があるので注意してください。

4.親の借金について相談する方法

親の借金について相談できる場所や方法を詳しくご紹介します。

4-1.親の借金を相談できるところ

親の借金の返済が難しい場合は、以下のようなところに相談することができます。

4-2.必要な資料や情報をまとめておく

親の借金を相談するときは、必要な資料や情報を手元にそろえておきましょう。相談を受ける側も、状況が詳しく把握できないと困ります。短い時間の間に効率よく相談するためにも、以下のようなことをまとめておくとよいでしょう。

  • 借金総額
  • 借入期間
  • 家や不動産などの財産の有無
  • 相続の場合は相続開始時期や相続人の人数など
  • そのほか分からないことや不安に感じていること

5.親の借金の調べ方に関するよくある質問

最後に、親の借金の調べ方に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.借金がある可能性が高い親の特徴は?
A.以下を参考にしてください。

  • 自営業
  • 非正規社員
  • 子どもが多い
  • お金の管理が苦手
  • 高級品・ブランド好き
  • ギャンブル好き
  • 見栄(みえ)を張ることが多い

Q.発覚しにくい借金にはどんなものがある?
A.たとえば、身内や知人からの借金は発覚しにくいといえます。口約束だけで貸し借りしているため、証拠が見つからないことが多いからです。

Q.親の借金は子どもが必ず返済すべきか?
A.親子という理由だけで、子どもが借金を返済する義務はありません。ただし、親の借金で子どもが連帯保証人になっている場合や、相続をした場合は返済義務が発生します。

Q.子どもが3人いて親の借金を相続した場合はどうなる?
A.借金については、法定相続分に基づいて相続するのが決まりです。したがって、両親とも亡くなっている場合で相続人が子ども3人だけのケースでは、一人当たり借金総額の3分の1を相続することになります。

Q.親が住宅ローンを組むときに団体信用保険に加入していたようなのですが?
A.たとえば、親の借金として住宅ローンが残っている場合でも、団体信用保険に加入していれば死亡後は返済しなくてよいことがあります。ただし、住宅ローンの返済を長期にわたって滞納している場合は、団体信用保険が解約扱いになっていることもあるので注意してください。

まとめ

今回は、親の借金の調べ方について詳しく解説しました。親の借金を調べるには、郵便物や預金通帳の記録をチェックする、信用機関に問い合わせるなどの方法があります。親の借金が発覚したら、借入先と借金総額を正確に把握することが大切です。親が存命なら、債務整理を進めてもらうのもよいでしょう。すでに親が亡くなっている場合で借金を回避したいのなら、家庭裁判所に申し立てて相続放棄や限定承認の手続きを進めることも可能です。ただし、いずれも相続が発覚して3か月以内に手続きする必要があるので注意しましょう。なお、親の借金があるときは一人で悩まず、弁護士などに相談することがおすすめです。