上手にガーデニングするための庭木の選び方

すてきなガーデニングを自宅に作ることができるなら、毎日の生活も楽しくなります。そのためには気に入った庭木を選ぶ必要がありますが、たくさんの種類の庭木があるために、どのような選び方がよいのだろうかと悩むこともあるでしょう。それでは、上手にガーデニングをするために覚えておきたい庭木の選び方をご説明します。

1.スペースで決める庭木の選び方

1-1.高さを確認しておこう

庭木の成長はその種類によって異なります。十分成長した状態でも低い庭木もあれば、家の高さよりも高く成長するものもあるのです。また、高さがそれだけ成長するということは、その高さに応じた根も地下に伸びていることを忘れてはいけません。ですから、庭木を植えたいと思っている敷地が、その木の根の生え具合に適しているのかも考える必要があるでしょう。あまり大きく成長する木を植えると、家の土台に影響を及ぼしかねません。苗木(なえぎ)の状態で判断するのではなく、どこまで大きく成長するのかをしっかり確認してください。

1-2.成長するかたちも知っておこう

当然ながら、庭木の成長は上へ伸びていくだけではありません。横への広がりがどのように成長してくのかも確認してください。ガーデニングをする場所にほかの植木や花があるのであれば、植える場所を間違えると思わぬ日陰を作ってしまうことにもなりかねません。または、日陰として持ちたいという目的や目隠しとして用いたいという目的であれば、横に広がる庭木は好都合でしょう。

1-3.高さとかたちで選ぶガーデニングにおすすめの庭木

ガーデニングをする場所がそれほど広くない場所であれば、アベリアをおすすめします。アベリアは成長しても1.5mほどの高さにとどまり、さまざまな環境でも順応しやすいことで知られている庭木です。緑と白で彩(いろど)られた葉は観賞用としても優れています。グミ・ギルドエッジも黄色と緑の色合いが美しく、手間もあまりかからないので人気のあるガーデニング用の植木です。

2.環境と目的で決める庭木の選び方

2-1.日当たりを確認しよう

庭木には日が当たることが大切であるように思えますが、実は日陰や半日陰の方がよく成長する庭木もあります。ですから、植えたいと思っている場所の日照状況を確認してから、その状況にあった庭木を選ぶようにしてください。また、花の観賞を目的としている庭木であれば、日の当たる場所に植えましょう。たとえば、その点でのよい例がコデマリです。コデマリは春先にたくさんの花が咲くのでガーデニングにおすすめの庭木として知られています。コデマリも日陰でも育ちますが、日陰に植えてしまうと花のつきはよくはありません。植える場所によってコデマリのよさが出なくなることもあるわけです。ですから、庭木の特徴と植えたい場所をしっかりと確認するようにしてください。

2-2.世話する手間も考えよう

生け垣のための庭木を考えているのであれば、日当たりの状況にかかわらず成長が遅いものを選ぶのがよいでしょう。常に剪定(せんてい)をしなければいけないのはおすすめできません。また、大きな庭木を植える場合には、枝の剪定(せんてい)や落葉があるかどうかもしっかり確認してください。近所とのよい関係を保つためにも責任のある管理ができなければいけません。

2-3.目的別でおすすめする庭木

狭い場所でも楽しくガーデニングをするためにおすすめしたい庭木はヒイラギナンテンです。ヒイラギナンテンは日陰でもよく成長するので、場所を選ばないことが特徴となります。世話する手間がそれほどない強い庭木ですから、ガーデニングを常にきれいに保つことにも貢献するはずです。赤と緑の色合いもガーデニングに映えるポイントとなることでしょう。花が黄色、実が青色と季節に応じてさまざまな色合いを見せてくれるのも楽しい植木です。また、状況によって増やしたり減らしたりしやすいという点でアイビーもよい選択でしょう。鉢植えでも対応できる便利さがおすすめです。

3.庭木を植える時期や場所

3-1.庭木の特性を確認しよう

庭木を植える最もよい時期はその庭木によって異なります。植えるタイミングを間違えると根付きがうまくいかないこともあるため注意が必要です。たとえば、月桂樹(げっけいじゅ)やオリーブであれば4月から5月の春の時期がベストのタイミングとなります。日当たり状況がある程度不安定な時期でもしっかりと根付くことが多いため安心です。ただし、温度がまだ寒いようであればあせらずに、少し暖かみが増してから植えるようにしてください。その他の庭木では冬の直前に植えることがよい場合もあります。専門家に確認して最もよい時期を選ぶようにしてください。

3-2.植えたい場所の環境で庭木を選ぼう

植樹(しょくじゅ)の時期が正しくても、植える場所を間違えると根付きがうまくいきません。たとえば、ジュンベリーなどは日当たりが悪く湿度が高い場所でも問題なく根付きしやすいことで知られています。しかし、ソテツなどは湿度が高くジメジメした環境だと根付きが失敗してしまうので気をつけなければいけません。庭木の見た目だけではなく、いつどこに植えるのかという視点でも選ぶ必要があるわけです。

3-3.長く付き合うことができる庭木を選ぶ

庭木を選ぶときには、植える場所や環境、植木の特性などを確認することが不可欠です。とはいえ、そのような条件に振り回されて、好きではない庭木を選ぶことのないようにしてください。鑑賞用として植えたいのか、生け垣として目隠しになればよいのかなど、目的によって本当に長く付き合える植木になるかどうかは変わってくることでしょう。また、多少の手間が必要でもブルーベリーなどのように食べることができる実があれば、楽しいガーデニングになると感じる方もいるはずです。気に入った庭木に出会えるまで、じっくり選ぶようにしてください。

まとめ

気に入った植木で整ったガーデニングは、気持ちの落ち着く生活のオアシスとなります。しかし、気に入った植木であっても、自宅に庭の環境には適さないこともあるでしょう。

そのためにも、

  • 庭のスペースに適した庭木を選ぶ
  • 目的と環境に適した植木を選ぶ
  • 手間の必要がどれほどかも確認する
  • 庭木を植える時期を調べてしっかり根付くようにする

ことを心がけてください。

そして、なによりも好きになれる植木を選ぶようにしましょう。そうすれば、多少の世話の手間があったとしても、ガーデニングを楽しんでいけるはずです。