屋根掃除を行うときのポイント! DIYの方法や注意点を知ろう!

屋根の掃除をしたいと考えた時、具体的に何をどうすればよいか分からない人も多いでしょう。そもそも、屋根の掃除が本当に必要か、疑問に思う人もいるかもしれません。屋根の掃除と言っても、素人でもできるのか不安な人もいるはずです。屋根の掃除を上手に行うためには事前に押さえておきたいポイントがあります。知っておけば、スムーズに屋根の掃除も行えるでしょう。

  1. 屋根の掃除は必要なのか?
  2. 屋根掃除をDIYで行うためのポイント
  3. 屋根掃除をするときの8つの注意点
  4. 屋根掃除を業者に任せるときの4つのポイント
  5. 屋根の掃除でよくある5つの質問

この記事では、屋根の掃除をする方法・必要性・どんな業者に依頼すればよいのか解説します。

1.屋根の掃除は必要なのか?

屋根掃除は本当に必要でしょうか? 実は、屋根の掃除をしないとさまざまなトラブルが生じるのです。同時に屋根の掃除をする適切なタイミングについても知っておきましょう。

1-1.屋根の掃除をしないと建物にも悪影響が出る

屋根の掃除は必要です。屋根が汚れたままだと、美観という点で問題が出てきます。美観だけの問題だけだと、気にならない人もいるかもしれません。ただ、建物へのダメージは無視できないでしょう。たとえば、落ち葉や砂ぼこりで雨樋(あまどい)が詰まることもあります。コケや藻やカビが発生することも珍しくありません。

雨樋が詰まれば、雨漏りや屋根の中に雨が入るリスクが高まります。建物の中に雨水が入ると、建物内部の腐食につながるのです。コケや藻が発生すれば、雨水が流れにくい状態になります。結果、屋根に施した塗装の劣化が早まることもあるのです。カビについても、屋根から屋根裏にまで侵食されたとします。そうすると、家に住む人に対しカビが原因となる、健康被害にまでつながる場合があるのです。このように、屋根の掃除を放置すると、多くのトラブルにつながります。

1-2.屋根の掃除のタイミングは1年に1回・汚れが目立ったとき

屋根の掃除のタイミングとは1年に1回が目安です。同時に目視して汚れが目立つように感じた場合もタイミングの一つでしょう。雨樋に落ち葉などが詰まったり、砂ぼこりで汚れているたり、藻やカビが目立ったりしていれば掃除をおすすめします。また、雨が降ったとき、雨水が雨樋からあふれている状態にも注意してください。雨樋が落ち葉や砂ぼこりで詰まっているから雨水があふれている可能性があるからです。

1-3.外壁塗装と同時に行うのもアリ

屋根にコケ・藻・カビなどを掃除するには高圧洗浄が適しています。ただし、高圧洗浄で掃除をする場合、屋根に施した塗膜なども剥がれるのは無視できません。高圧洗浄によって屋根はキレイになりますが、塗膜が剥がれることで屋根の防水機能は低下している状態です。必然的に屋根の塗装をやり直す必要があります。そのため、屋根の掃除を高圧洗浄でキレイにするなら、屋根や外壁の塗装を一緒にするのも掃除するタイミングの一つです。

1-4.落ち葉や花びらが増える春や秋も掃除に適したタイミング

春は花びら・秋は落ち葉の影響を受けやすいのが屋根です。強い風が吹けば砂ぼこりで汚れます。梅雨や台風も考えなければなりません。そのため、春や秋へ入る前に一度掃除をしてもよいでしょう。春や秋になる前の汚れの上に、花びらや落ち葉が重なった状態で掃除をするのも重労働です。また、春や秋の終わりごろも、花びらや落ち葉を取り除くために掃除をしましょう。

1-5.経年劣化の場合は外壁塗装が必要になる場合もある

屋根に使った塗装の耐用年数が過ぎ、経年劣化が進んでいる状態だと屋根は余計に汚れやすくなります。日が当たらない環境にある建物の屋根がスレート屋根なら、10年も経過するとツヤもかなりなくなっているはずです。それは、塗装が剥がれている状態であり、耐久性も弱くなっています。そのまま何も対策をしなければ、雨や汚れや紫外線により屋根はダメージを受け、雨なども入り、結果的に建物内部の腐食にもつながる可能性があるのです。ただ、このような状態になったら掃除よりも外壁塗装を検討しなければならないでしょう。

2.屋根掃除をDIYで行うためのポイント

屋根掃除はDIYで行うことはできます。ただし、掃除をスムーズに、安全に行うためにもしっかりと準備をしなければなりません。また、専門的な知識や経験がない場合、しなくてもよいところまで掃除をして失敗する場合もあるのです。屋根掃除をDIYで行うとき、知っておきたい基礎知識を解説します。

2-1.雨樋は素人でも掃除をしやすい

雨樋は自分でも行いやすい場所です。そばに木が立っている場合、落ち葉が雨樋にたくさん詰まっていることがあります。集水器もチェックしてください。集水器とは雨水を集めるためのじょうごのような働きを持っている場所です。屋根から雨水を受ける軒樋(のきどい)部分は、落ち葉や砂などあらゆるゴミがたまる場所なのでしっかりチェックしてください。縦樋は雨水を地面へ流す縦の部分です。この部分にもゴミが詰まっている場合があるのでチェックしましょう。

2-2.DIYで屋根の掃除をするときに準備しておきたい道具

  • トング・ほうき
  • ホース・バケツ
  • 長い針金・アース線など
  • はしご

トングやほうきは雨樋などにたまったゴミや土などを取り除くために必要です。ホース・バケツは集水器などに水を入れ、下まで流れるかどうかチェックするために必要なので用意しておきましょう。雨水がスムーズに流れない場合、縦樋の中にゴミが詰まっている可能性があります。そんなとき、長い針金やアース線などがあれば、縦樋の中に突っ込んでゴミを取り除くことができるでしょう。

2-3.DIYの方法

はしごに登り、軒樋にたまった花びら・落ち葉・土などを、トングやほうきを使い取り除きます。次に集水器をチェックし、ゴミが詰まっているなら取り除きましょう。キレイになったら、ホースやバケツなどで集水器に水を流します。

縦樋を通し地面まで水が流れるならそれで掃除は終わりです。スムーズに流れない場合、水を入れながら縦樋を軽くたたくとゴミが流れる場合があります。それでも、改善しなければアース線などを集水器から縦樋に通し、詰まったゴミを突き出しましょう。棒はくねった部分を通せないので縦樋の掃除に向いていません。水が流れるまで根気よく行いましょう。

3.屋根掃除をするときの8つの注意点

屋根掃除をするときの注意点を解説します。雨樋の掃除でも、はしごに登り作業を行わなければなりません。高所作業になるため、危険と隣り合わせです。屋根掃除を行うときの注意点を事前にしっかりと理解し、事故を予防しましょう。

3-1.DIYは危険性があるのでくれぐれも慎重に

雨樋に限らず、屋根を掃除する、破損箇所をDIYで補修する場合、高所に上がるため危険がともないます。一般的に屋根の勾配は16.7度~26.6度程度です。一見緩やかに感じられる人もいるかもしれませんが、バランスを少し崩しただけでも転がり落ちてしまう角度と考えてください。1階の屋根と地面を見ても3mほどの高さがあります。2階なら5m以上の高さがあるため、落ちてしまえば大ケガでは済まずに命の危険性も考えなければなりません。雨の日やコケがある箇所などは余計に滑りやすくなっているためくれぐれも注意しましょう。

3-2.屋根材が壊れる場合もある

屋根材には、化粧スレート・ガリバリウムなどさまざまあります。ただ、屋根材もすべて厚みがあり頑丈にできていません。化粧スレートは5mm程度の厚みしかないですし、ガリバリウムも0.35~0.5mm程度です。屋根掃除をしようと歩いた結果、割れてしまうリスクがあります。割れてしまえば雨漏りにもつながるため補修しなければなりません。結果、補修費用が負担としてのしかかります。

3-3.安全対策のために準備したい道具

  • ヘルメット
  • 安全ベルト
  • 安全靴

慣れている人でも、屋根の掃除による事故のリスクは十分あります。どうしても屋根の掃除を自分で行うなら、安全管理を徹底してください。落下防止のためには、安全ベルトが必要不可欠です。一般的に安全ベルトは大きく2つに分けることができます。胴ベルト型は胴ベルトからロープが伸びており、先についたフックを建物の一部に接続して落下を防ぐタイプです。万が一転倒などしても、フックにより宙づり状態になるため、地面までの落下を食い止められます。

フルハーネス型は、胴ベルトだけではなく・足・肩にもベルトを通すことができるタイプで安全性は高いのが魅力です。胴ベルト型だと、落下時、腹部への衝撃が極端に大きくなるリスクを防ぐことができます。フルハーネス型は落下時、体全体で衝撃を分散することができるからです。また、転倒のリスクを下げるには高所用の作業靴も用意しましょう。頭へのダメージを小さくするにはヘルメットも必要です。すべてホームセンターなどで購入できます。ただし、必要な道具をそろえても、プロでも転倒事故が起きていますから過信しないようにしましょう。

3-4.基本的にはプロの業者に任せるのがいい

基本的に、屋根の掃除はプロに任せたほうが無難です。特に、仕事で高所作業に慣れていない人は注意してください。油断して、屋根の瓦を踏んで割ってしまうだけではなく、そのまま地面まで転げ落ちてしまう可能性があるからです。それは、雨樋の掃除でも同じでしょう。はしごも、古い物や不安定な物もあり、一番上に立って掃除を始めようとしても揺れて安定しない場合もあります。古い物なら体重に耐えられず壊れる可能性もあるでしょう。基本的に、雨樋だけを掃除託しても、自信がないならプロに任せたほうが無難です。

3-5.業者に任せれば自分が傷つくことがない

屋根の掃除をプロに任せる一番のメリットは、思わぬ事故によりケガを負わないことです。プロは高所作業に慣れているだけではなく、知識と経験があるため落下のリスクが低い場所を把握しており安心して任せられます。

3-6.屋根を壊すリスクも少ない

プロの場合、屋根を壊さず歩く方法だけではなく、補修の知識と経験を持っています。始めて屋根を掃除する人でよくあるのは、間違った道具の使い方です。家庭用の高圧洗浄機もありますが、使い方を間違えると屋根材を壊す可能性も十分にあります。使い方が分かっても、プロレベルで使いこなすのはなかなか難しいでしょう。このような理由で、屋根の掃除はプロに任せるのが一番なのです。

3-7.掃除以外に点検もしてもらえる

屋根の掃除を行うのと同時に、プロなら状態も正確にチェックできます。瓦が外れている、スレートなどの屋根材が割れているなど、細かな劣化が大きくなる前に対処ができるのです。外壁塗装もしている会社なら、屋根掃除に限らず屋根塗装も頼めるでしょう。

3-8.養生をするため周囲に迷惑をかけずに済む

自分で高圧洗浄機を購入し屋根を掃除する場合、注意したいのが汚れが飛び散ることです。隣家と近い距離に建物がある場合、高圧洗浄によって汚れた水が周囲に飛び散るリスクがあります。防ぐには養生は必要ですが、一人で行う場合、危険がありますし、慣れていなければ養生がしっかりできません。高圧洗浄の水が隣家に飛び散れば近所迷惑にもなります。プロならば難しい環境でもしっかりと養生を行ってくれるので安心できるのです。

4.屋根掃除を業者に任せるときの4つのポイント

屋根掃除をプロに頼むときは、費用相場・業者選び・費用を節約する方法なども知っておきましょう。

4-1.屋根掃除の費用相場

屋根掃除を業者に依頼をするとしても、どの程度の費用がかかるのか気になる人も多いでしょう。雨樋の掃除相場は一般的に、30坪で2階建て一軒家だと15,000~30,000円前後です。ただし、屋根の角度が急勾配の場合、追加料金が必要になることもあります。屋根全体の高圧洗浄だと、30坪2階建て一軒家だと、15,000~30,000円前後です。

ただし、コケや藻を除去する場合には、バイオ洗浄という特殊な洗剤が必要となる場合もあります。バイオ洗浄を使うときは、通常の高圧洗浄よりも費用が高くなることを想定してください。また、水道代も考えておきましょう。高圧洗浄では水が必要となりますが、基本的には施工する家の水道を使います。このときの水道代は一般的に自己負担ですが、3,000円程度になるでしょう。

4-2.悪徳業者もいるので注意

屋根の掃除を行う業者はたくさんありますが、中には悪徳業者もいるので注意してください。注意したいのは、屋根の掃除について費用相場より極端に、高い・安い業者です。安いとお得に感じるかもしれませんが、相場と比較して極端に安い業者、あるいは簡単に値下げを行う業者は、どこかで帳尻合わせを行っています。

たとえば、屋根全体の掃除のはずが、実は一部だけというケースもあるのです。また、事前にアポイントメントもなく突然訪問し「雨樋の無料点検」を行っている業者にも注意してください。本当に雨樋だけで終わればよいのですが、悪徳業者は問題がなくても雨樋のリフォーム・屋根や外壁塗装の塗り替えなど提案してきます。専門知識がないと雨樋や屋根の状態を正確に判断することはできません。言われるがまま、高額の契約を結ぶことになるのです。

4-3.屋根掃除を行う業者の見極め方

明朗会計・ホームページなどを持っている業者・実績に関する情報収集・見積もりをしっかり取ることを心がけてください。多くの施工業者はホームページを設けています。住所・電話番号・代表者の名前・実績などが画像などで紹介されているはずです。実績が豊富であれば、経験も多く、さまざまな提案をしてくれます。一定の技術力があることの証明とも言えるでしょう。また、施工事例などの画像を掲載していることも自信の表れとも言えます。他にも、1級塗装技能士など国家資格を持った職人が在籍しているかどうかもチェックしましょう。

4-4.屋根掃除の費用を節約するための方法

屋根の掃除について少しでも費用を節約するなら、市販の高圧洗浄機を購入して自分で行う方法はあります。しかし、高圧洗浄機も20,000円~40,000円もしますし、他にも、安全帯・ヘルメット・安全靴など安全確保のために必要な道具もそろえなければなりません。また、危険性の問題や仕上がりなどもプロとの差は大きいでしょう。他の費用節約方法としては洗浄する面積を減らすことです。自分で掃除ができる部分だけ行い、残った部分や危険性の高い部分だけプロに任せる方法が挙げられます。

5.屋根の掃除でよくある5つの質問

屋根の掃除について気になる疑問について解説します。

Q.雨樋の汚れは放置しても雨で流れるんじゃないの?
A.雨樋に土・砂・落ち葉などが詰まると、重みによって軒先にダメージを与えます。結果、破損する可能性が出てくるので注意してください。雨漏りで外壁がダメージを受けると建物自体の劣化につながる場合もあります。

Q.掃除するだけで十分?
A.屋根が汚れていると屋根塗装の塗膜劣化が生じていることも少なくありません。特に、スレート屋根の場合、コケ・藻が生じていると、表面が劣化している可能性が高いのです。状態によっては、屋根塗装の必要も出てくるでしょう。ただし、外観だけではなかなか正確にチェックできません。信頼できる専門業者へ依頼することをおすすめします。

Q.汚れ以外に変色も起きているのだがどうすればいい?
A.変色は汚れより、紫外線・雨などで経年劣化している状態です。特に日当たりのよい場所や雨がたくさん当たる部分は変色リスクが高くなります。変色の場合、高圧洗浄をしても、改善することはありません。外壁塗装が必要になるでしょう。

Q.屋根をキレイにする薬剤があると聞いたのだけれども?
A.たとえば、サビ落とし・カビ落としなど、専用薬剤があります。高圧洗浄で落とせない汚れも除去できるでしょう。ただし、薬剤が残ってしまえば塗膜にダメージを与えるだけでなく、変色につながる場合があります。また、高所で薬剤を取り扱う必要があるため危険です。そのため、業者に任せるのが無難でしょう。

Q.自分で高圧洗浄を使って掃除をする場合特に気をつけなければならないことはある?
A.屋根を高圧洗浄などで掃除をするときは、水の跳ねる方向に注意してください。高圧洗浄で水をかけるときには、家の中央方向へ向けるようにしましょう。そうすることで、水が激しく跳ねることをある程度予防できます。ただ、やはり高所での作業ですから精神的な余裕がなく上手にできない可能性は高いです。専門業者なら確実ですから依頼を検討してください。

まとめ

屋根の掃除は危険性がありますので、くれぐれも注意してください。実際、転落事故などが発生しています。安全帯・安全靴・ヘルメットなどをしていても、屋根から転落をすれば大ケガをする可能性は十分にあるのです。はしごを使って雨樋の掃除をするときも同じなのでくれぐれも注意しましょう。