ランドセルのお手入れを素材別にご紹介! キレイに使い続けるコツ

ランドセルを長く使い続けるためには、定期的なお手入れが大切なポイントとなります。多くのランドセルは人工皮革や牛革でできているため、泥や雨水でついた汚れを放置していると嫌なにおいの原因になってしまうのです。しかし、間違ったお手入れをしてしまうと、逆に汚れがひどくなったり傷がついたりしてしまいます。

そこで、本記事では、簡単にできるランドセルのお手入れ方法を解説しましょう。

  1. ランドセルのお手入れが必要な理由
  2. 本革ランドセルのお手入れ方法
  3. 人工皮革(クラリーノ)ランドセルのお手入れ方法
  4. ランドセルのお手入れコツやポイント
  5. ランドセルのお手入れに関してよくある質問

この記事を読むことで、ランドセルを長持ちさせる方法とコツが分かります。気になっている方は、ぜひチェックしてください。

1.ランドセルのお手入れが必要な理由

まずは、ランドセルのお手入れがなぜ必要なのか、その理由をチェックしておきましょう。

1-1.長く使い続けるためのお手入れ

ランドセルは、子どもが学校に通う間、長く使い続けるものです。毎日使うものだからこそ、いつまでもキレイかつ新品な状態を保っておきたい方が多いでしょう。長く使い続けられるかどうかは、お手入れにかかっています。たとえば、汗っかきな子どもの場合、ランドセルの背負いひもや背中部分の汚れが気になるでしょう。汗染みを放置すれば頑固な汚れになりますが、気になったときにお手入れをすればキレイな状態を保つことができ、長く使い続けることができます。

1-2.雨の影響を最小限に抑えられる

ランドセルの表面が硬くならないように、未然に防ぐ方法はないのか悩んでいる方は多いでしょう。天然皮革のランドセルが硬くなっているのは、雨の影響を受けている証拠です。雨や汗など水分によって硬くなる症状は、日ごろのお手入れで未然に防ぐことができます。天然皮革は特に影響を受けやすい傾向があるので注意してください。

1-3.傷・汚れなどがつきにくくなる

お手入れをこまめに行うことで、ランドセルに傷や汚れがつきにくくなります。使うのは子どもなので、ランドセルを雑に扱いすぐに傷をつけてくるでしょう。なるべく傷や汚れを防ぐためには、お手入れはもちろんのこと、正しく扱うように子どもに指導することも大切なのです。ものの扱い方を教える一歩として、傷や汚れを落とす正しい方法をマスターしておきましょう。

1-4.お手入れしないと使えなくなる

ランドセルの素材によって異なりますが、お手入れを怠るとすぐに使えなくなる可能性が高くなります。教科書や辞書など、学校で使うものを毎日入れて運んでいるので、ランドセルは少しずつ脆くなっている状態です。そこに汚れや汗・雨による水分などで傷んでしまうと、寿命がさらに縮まってしまいます。ランドセルの底が破れたり、背中あたりが硬くなり子どもの体に負荷がかかったりするなど不具合が起きるでしょう。

1-5.お手入れ前に素材を確認する

ランドセルのお手入れ前に必ず確認してほしいのが素材です。素材によってお手入れ方法が異なるため、まずはランドセルがどの素材で作られているのか確認しておかなければなりません。間違った方法でお手入れをすると、逆に傷んでしまうので注意してください。それでは、以降から素材別のお手入れ方法を順に解説していきましょう。

2.本革ランドセルのお手入れ方法

お手入れが難しそうに感じる本革は、基本的にこまめなお手入れが不要ですが、長く使い続けるコツがあります。それでは、詳しくチェックしていきましょう。

2-1.本革は特別なお手入れが必要ない

基本的に、本革でできたランドセルはその素材をそのまま生かすことが良いとされているため、特別なお手入れが必要ありません。革用クリームを使用したお手入れが必要に感じるかもしれませんが、ほとんどの本革ランドセルには樹脂塗装が表面に施されています。そのため、クリームを使用しても浸透しないのでお手入れの意味がありません。ただし、水に弱い特徴があるので、その点を踏まえた上でのお手入れが長く使い続けるポイントとなります。

2-2.やわらかめの布を用意するだけでOK

本革のランドセルのお手入れで必要なものは以下のとおりです。

  • やわらかい布
  • 専用クリーナー

汚れたときに軽く払い落とすやらかめの布を用意するだけで十分です。専用クリーナーは牛革製に使いましょう。前述したように、本革ランドセルのお手入れにクリーナーはあまり必要ありません。

2-3.汚れや雨水がついたときに拭き取る

本革ランドセルのお手入れは、ホコリや雨水などが付着したときに、乾いた布で軽く拭き取るだけでOKです。ランドセルを購入したときに専用の拭き取りクロスがついてくるので、それを使ってください。もし、汚れがひどい場合は、牛革製のみ専用クリーナーを使います。前述したように、本革製は水に弱いため、すぐに拭き取り風通しの良い場所で乾かすことが大切です。

2-4.コードバンの場合も同じ

馬のお尻の革(コードバン)でできているランドセルはとても高価なものです。高級品として扱われるコードバンの場合は、お手入れにも力を入れたくなりますが、ほかの本革製と同様の方法でお手入れをしてください。

3.人工皮革(クラリーノ)ランドセルのお手入れ方法

クラリーノと呼ばれる人工皮革のランドセルをお手入れするポイントを解説します。

3-1.クラリーノは水濡れに強い

本革と異なり、クラリーノは水に強い点が特徴です。化学繊維などを原材料に、革に似せて作っています。そのため、手触りや質感は牛革に近いことがメリットです。また、いろいろと応用できるので、幅広い種類のクラリーノが登場しています。すべてに共通しているのは水に強いことであり、牛革に使用する専用クリーナーなどを用意する必要はありません。

3-2.基本的なお手入れは布で拭き取るだけ

クラリーノの基本的なお手入れは、汚れたり雨で濡れたりするときにササッと拭き取るだけでOKです。たとえ、本革よりも雨に強い特徴を持っていても、そのまま放置すると傷む恐れがあります。やわらかく乾いた布で水滴をキレイに拭き取ってください。ただし、熱に弱い特徴を持っているので、早く乾かすためにドライヤーなどを使うのはNGです。また、革用クリームを使うと逆にクラリーノの素材にダメージを受けてしまうため、使わないようにしてください。

3-3.物理的ダメージに要注意

水濡れに強くお手入れも簡単なクラリーノですが、物理的ダメージに弱い特徴があります。本革にどうしても敵わないのが耐久性なのです。特に、傷・破れ・折れ曲がりに弱いので、やわらかい布でゴシゴシこすったり、ブラシで強めに磨いたりしてはいけません。なるべく傷やこすれがつかないようにお手入れするのがポイントとなります。また、日ごろからランドセルカバーを装着しておき、物理的なダメージから守るといいでしょう。

4.ランドセルのお手入れコツやポイント

ここでは、ランドセルのお手入れのコツやポイントを解説します。

4-1.ランドセル専用のグッズを使う

お手入れする際、ランドセル専用のものではないクリーナーを使う方がいるでしょう。しかし、本革のランドセルに靴用クリーナーなど他のものを使うのはNGです。お手入れに必要なアイテムは、購入時についてきた付属品やランドセル専用のグッズを使いましょう。専用のものはランドセルの素材を駆使しているため、より効果的に新品な状態を維持できます。

4-2.お手入れ頻度は週1~2回が理想

ランドセルのお手入れ頻度は、週に1~2回が理想と言われています。定期的にお手入れをすることで、より新品な状態のまま長く使い続けることができるでしょう。あくまで目安なので、汚れ具合や傷が気になったときは、こまめにメンテナンスをしてください。日ごろのメンテナンスが面倒に感じる場合は、保護カバーをつけるといいでしょう。ただし、保護カバーをつけたままにするのはNGです。内側に湿気がたまりやすくなり、カビの原因になります。家の中ではカバーを外しておいたほうがいいでしょう。

4-3.ランドセルを正しく扱うことが大事

ランドセルをできるだけキレイな状態で使い続けるためには、正しく扱うことが大切です。子どもが乱雑に扱っている姿を見かけたときは、丁寧に扱うようにやさしく説明してあげてください。子どもは親の振る舞いを見ているものなので、日ごろから丁寧にものを扱うように心がけることも大切です。

4-4.しつこい汚れや補修が必要なときは専門店に依頼する

なかなか落ちないしつこい汚れや、ひどい傷がついてしまったときは、専門のクリーニング店に依頼するのも方法の1つです。日常的な使用でついた汚れや傷はメーカー保証の対象外となるため、専門店に依頼することで元どおりになります。以下の内容に当てはまる場合も、クリーニング店に依頼したほうがいいでしょう。

  • 時間割ポケットや前ポケットがひどく汚れている
  • 金具のサビや周囲についた細かい汚れがある
  • 革の色落ちやシミが気になる
  • 汚れが広範囲にまで渡っている

5.ランドセルのお手入れに関してよくある質問

ランドセルのお手入れに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.コードバンに汚れがついたときの対処法は?
A.できるだけ、革を傷めない方法で適切に拭き取ることが大切です。汚れの種類によって、牛革ランドセルなどは中性洗剤で落とす方法がありますが、コードバンは高級品なので専用のクリーナーを使ってください。専用クリーナーを使うことで、きめ細やかな質感を維持し続けることができるでしょう。汚れが革に染み込み、そのまま放置していると落ちにくくなるので気づいたときにすぐお手入れを行うのがポイントです。

Q.毎日手入れをすると、よりキレイになるのでは?
A.その逆です。毎日手入れをする必要がないのに、頻繁にお手入れをしてしまうとランドセルを傷めてしまう恐れがあります。基本的に、日本のランドセルはどの素材も子どもが長く使うことを想定して作られているので、雨に濡れたり汚れがついたりしたときにサッと拭き取るだけで十分です。やりすぎると素材が傷み、逆に汚れが蓄積されやすくなるので注意してください。

Q.ランドセルの背中汚れの対処法は?
A.1番汗をかきやすいランドセルの背中は、水分が染み渡りやすい箇所でもあります。ランドセルの背中部分はほかの部分よりも通気性にこだわっていますが、汗をかきやすい夏場はこまめに乾いた布で拭き取るように心がけましょう。もし、汚れがひどい場合は、硬くしぼった布で水拭きをするのも方法の1つです。水拭きをした後は、必ず陰干しをして通気性を維持してください。

Q.食べ物で汚れた場合はどうすべき?
A.ランドセルの中でお弁当が傾き、食べ物がこぼれて汚してしまうことがあります。そんなときは、できるだけ早めに洗うことが大切です。そのまま放置すると食べ物の汚れがにおいとして残ってしまいます。また、食べ物の汚れは、中性洗剤などで落とすのが効果的と言えるでしょう。やわらかい布などに水で薄めた中性洗剤をつけ、軽く汚れを拭き取ってください。なかなか落ちない場合は、ベンジンを使うといいでしょう。ただし、素材によっては逆に傷つけてしまう恐れがあるため、不安な方はランドセルメーカーに問い合わせて確認してください。

Q.ランドセルのクリーニング料金はいくらぐらい?
A.クリーニングの種類によって異なりますが、大まかな目安は約3,000~数万円です。1番安い内容は、簡単な汚れがくすみのクリーニングになるでしょう。カビ取りや金具磨きは約3,000~5,000円、消臭やはっ水加工は2,000~4,000円、特殊な汚れを除去する場合は6,000円~15,000円程度です。フルクリーニングになると、約2~3万円かかります。

まとめ

ランドセルのお手入れは、キレイで清潔な状態を維持しながら長く使い続けるために必要なことです。子どもたちが外で遊ぶときに地面に置いたり、傷がついたりしやすいものなので、定期的にお手入れをしてあげなければなりません。また、素材別によっても正しいお手入れ方法があります。ランドセルの素材を確認し、それに合った方法でメンテナンスしてください。そして、ランドセルを丁寧に扱うことも、長く使い続けるコツです。