水槽をキレイに掃除する方法は? 主なポイント&お役立ちアイテムも!

「水槽が汚れてきたので掃除したいけど、どんなポイントに注意すればよいのだろう」「水槽の汚れを簡単に掃除できるコツを知りたい」とお考えでしょうか? 水槽をキレイに保つことは、魚などの生きものを長生きさせるためにも重要なポイントになります。しかし、実際にどんな方法で掃除すればよいのか、どんな点に注意すべきかなどきちんと理解している人は少ないのも事実です。

そこで今回は、水槽の掃除について詳しく解説します。

  1. 水槽が汚れる原因は?
  2. 水槽の掃除はどれぐらいの頻度ですればよい?
  3. 水槽の掃除に役立つアイテムを紹介
  4. 水槽の掃除方法
  5. 水槽を掃除するときの注意点
  6. 水槽の掃除に関するよくある質問

この記事を読むことで、水槽を掃除するときのポイントや注意点がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.水槽が汚れる原因は?

最初に、水槽が汚れてしまう主な原因を見ていきましょう。

1-1.掃除不足

水槽が汚れてしまう主な原因として、掃除不足を挙げることができます。水槽には、さまざまな原因で汚れが付着するため、定期的にしっかり掃除することが大切です。しかし、掃除せずに放置したり掃除の仕方が不十分だったりすると、水槽がひどく汚れてしまいます。汚れが蓄積してしまうと、簡単に落としにくくなるのもデメリットです。

1-2.排せつ物の蓄積

排せつ物の蓄積も、水槽が汚れてしまう原因です。生きものを飼っていれば、必ず排せつ物による汚れが発生します。排せつ物が蓄積されると雑菌が繁殖して水質が悪化し、悪臭や変色が気になるものです。底砂にふわふわした汚れがたまっている、生きものが動くと大量の汚れが舞い上がるといった場合は、排せつ物の蓄積が原因と考えてください。

1-3.コケや藻の発生

コケや藻(も)の発生も、水槽が汚れる原因の一つです。日光がよく当たる場所に置いてあるなど、光が当たり過ぎるとコケや藻が繁殖してしまい、水槽が汚れてしまいます。特に、水槽の壁が汚れやすく、放置すると一面にコケや藻がびっしりと付着して取りづらくなるので注意しましょう。

1-4.エサの与え過ぎ

エサの与え過ぎも、水槽を汚す原因になります。食べきれなかったエサが腐敗して、雑菌やカビが繁殖してしまいやすいからです。また、エサの成分が水中に溶けて栄養過多になることで、雑菌やカビの繁殖を助長してしまいます。エサは、決まった量を決まったタイミングで与えるように徹底してください。なお、小さな子どもがいる家庭では、勝手にエサを与えてしまうことも多いので注意しましょう。

1-5.水草の腐敗

水草の腐敗も、水槽が汚れる原因の一つです。水草には、光合成により水中の二酸化炭素を取り込み酸素を供給する役割などがあります。しかし、水質や水温などが合わないと、成長が止まって腐敗してしまうので注意してください。また、何らかの理由でちぎれてしまった葉や茎・根などを放置すると、同様に腐敗が進んで水槽を汚す原因になります。

1-6.水槽が汚れるそのほかの原因

そのほかにも、以下のような原因で水槽が汚れることがあります。

  • 生きものの死体を放置した
  • 異物が混入した

いずれも、こまめに水槽を観察することで、早期対応が可能になります。水槽の汚れを最低限にとどめるためにも、定期的に水槽を隅々までチェックしましょう。

2.水槽の掃除はどれぐらいの頻度ですればよい?

水槽の掃除をする頻度はどれぐらいがよいか詳しく見ていきましょう。

2-1.水換えは1~2週間に1回程度が目安

水槽の水換えは、1~2週間に1回程度を目安に行ってください。生きものへの負担を最低限にとどめながら、キレイな水槽をキープできます。なお、夏場は水温が上昇しやすく、生きものの活動も活発になるので、水槽が普段より汚れやすくなるものです。また、多数の生きものを飼っていると汚れも多く発生するので、水槽の状態に合わせて掃除する頻度を調整してください。

2-2.ろ過装置やろ過材は3~6か月に1回程度が目安

ろ過装置やろ過材の掃除は、3~6か月に1回程度を目安に行いましょう。ろ過装置やろ過材は、水槽の汚れを吸着してくれるお助けアイテムの一つです。しかし、長く使い続けるにつれてろ過能力が落ちてしまいます。3~6か月ごとに掃除して、元どおりのろ過能力を復活させましょう、なお、掃除をしてもろ過能力が戻らない場合は寿命を迎えたと考え、早めの交換を検討してください。

2-3.極端に水槽が汚れている場合はすぐに掃除する

何らかの理由で水槽が極端に汚れている場合は、すぐに掃除しましょう。汚れの種類によっては、生きものに大きなダメージを与えてしまいます。ただし、1回で水がキレイになり過ぎると生きものが環境の変化についていけなくなり、突然死してしまいやすいので注意してください。場合によっては、掃除を複数回に分けて様子を見ながら進めていくことをおすすめします。

3.水槽の掃除に役立つアイテムを紹介

水槽の掃除にあると役立つアイテムを3つご紹介します。

3-1.水作 コケクロスワイパー

水作のコケクロスワイパーは、水槽の壁に付着したコケや藻を除去するのに便利なグッズです。広範囲のコケや藻を効率よく掃除でき、手をぬらさずに済みます。クロス部分は、汚れたら交換して使うことが可能です。また、ヘッドを交換して、スクレーパーとして使用することもでき、細かな部分に付着した汚れをかき落とすこともできて助かります。

3-2.テトラ テスト試験紙ペーハー

テトラのテスト試験紙ペーハーは、水槽の水に浸すだけで水質を判断できて便利です。簡単にペーハー値が分かるので、水槽の掃除をする際、生きものに適した値に調整することができます。同様に、水槽の水の汚れをチェックするには、テトラのテスト試験紙硝酸塩も効果的です。それぞれ水槽を掃除する際に活用し、生きものに最適な水質をキープしましょう。

3-3.GEX お掃除楽々砂利クリーナー

GEXのお掃除楽々砂利クリーナーは、水槽の砂利の中に沈んだフンなどの汚れを吸い取るのに便利です。高さが36cm以下の水槽に対応しており、水槽の中に本体を差し込んで片手で操作することで、手をぬらさずに掃除できます。また、バケツにホースを固定できるクリップも付属しているので、使い勝手も抜群です。

4.水槽の掃除方法

水槽の掃除方法を主な手順ごとに詳しく解説します。

4-1.掃除の準備を整える

最初に、掃除の準備を整えましょう。水槽周辺に水や汚れが飛び散ったときのことを考え、古新聞紙などや養生シートを敷いておくことをおすすめします。そのほかに必要な道具については、以下を参考にしてください。

  • バケツ
  • ホースもしくは水をくみ出すための容器
  • 交換用の水(掃除する前に水水質を調整しておく)
  • ゴミ袋
  • ぞうきん
  • 掃除用クロス
  • メラミンスポンジ
  • ピンセット
  • ハサミ

水槽の掃除に必要な道具は、すべて手が届きやすい位置にそろえておきましょう。最後に、汚れてもよい服装に着替えて手をよく洗ってください。手を洗うときは、念のため洗剤を使わないようにしましょう。

4-2.水槽の汚れ具合や生きものの様子を確認する

実際に掃除を始める前に、水槽の汚れ具合や生きものの様子を観察してください。どんな部分が特に汚れているか、どんな汚れが付着しているかを最初に把握することで、効率よく作業を進めることができます。もしも、生きものの様子に異常が見られるときは、掃除が逆効果になってダメージを与えることがあるので気を付けましょう。場合によっては、掃除を中止して経過を観察することも必要です。

4-3.水槽のコケや藻を掃除する

水を抜く前に、水槽のコケや藻を掃除しましょう。水中のほうが掃除しやすく、除去しやすいからです。掃除するときは、専用の掃除クロスや便利グッズを使用すると、効率よく作業できます。なかなか除去できないときは、メラミンスポンジでこすってみてもよいでしょう。ただし、アクリル水槽の場合は、水槽に傷が付く原因になるのでおすすめしません。

4-4.水を抜く

コケや藻の掃除が終わったら、水槽の水を交換する分だけ抜きましょう。水を抜くときは、専用の排水ポンプがあると便利です。生きものを吸い込んでしまったり当たったりしないよう、慎重に作業してください。また、水の抜き方によっては、汚れが舞い上がってしまうので、注意が必要です。

4-5.底砂の掃除や水草の手入れを行う

水を抜いたら、底砂の掃除や水草の手入れを行いましょう。生きものを入れたまま掃除する場合は、手早く静かに作業するのがポイントです。なお、水が少なくなっているので、短時間で作業を終えるように心がけてください。時間がかかり過ぎると、生きもののストレスになったり、水が酸欠状態になったりすることがあります。

4-6.新たな水を入れる

水槽の汚れを落とし終えたら、新たな水を規定量まで入れましょう。このとき、水槽の水と同様の水温や水質に調整してあることをチェックしてください。また、生きものがいない位置を探して、水をゆっくり入れていくのもポイントです。勢いよく水を入れてしまうと、生きものがびっくりしてしまうので注意してください。

4-7.水槽の様子をチェックし問題がないか確認する

最後に、水槽の様子をチェックして問題がないか確認してください。エアーポンプやろ過装置、電灯などの接続もきちんとチェックしておきましょう。なお、水を交換した直後は、生きものが興奮して活発に動き回ったり、反対に、じっとしていたりすることがあります。念のため、数時間ごとに様子を見るようにすると安心です。

5.水槽を掃除するときの注意点

水槽を掃除するときに注意すべきポイントを確認しておきましょう。

5-1.洗剤を使わない

水槽を掃除するときは、洗剤を使用しないでください。洗剤の成分は、生きものにとって有害です。たとえ洗剤を使って水槽をキレイに掃除することができても、生きものが病気になったり死んでしまったりするのでは意味がありません。なお、水槽の内側はもちろんのこと、外側の汚れを落とすときも、洗剤を使わないことが大切です。

5-2.水を1回で全部交換しない

水槽の水は、1回で全部交換しないことが基本です。大体3分の1ずつ交換するようにしましょう。水が汚れているとすべて交換したくなりますが、生きものにとって水質や水温が急激に変化してしまうと、大きなダメージを与えてしまいます。水がひどく汚れている場合も、複数回に分けながら交換するのがベストです。

5-3.頻繁に掃除し過ぎない

頻繁に掃除し過ぎないことも、重要なポイントです。頻繁に掃除すると、水槽をキレイにすることはできても、生きものに過度なストレスを与えてしまいます。まずは、1回の掃除に集中してできるだけしっかり汚れを落とすことが大切です。なお、この記事の「3.水槽の掃除に役立つアイテムを紹介」でご紹介した便利グッズなども活用すると、効率よくキレイに掃除できるので試してみてください。

6.水槽の掃除に関するよくある質問

最後に、水槽の掃除に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.水槽の掃除をした後に生きものが死んでしまったのですが?
A.まずは、掃除中にどんなことを行ったか振り返ってみましょう。たとえば、掃除の際に水質や水温が変化することで生きものに大きなストレスがかかることがあります。また、掃除中に生きものに触れてしまい、ダメージを与えてしまった可能性もあるでしょう。いずれにしても、失敗を繰り返さないために原因をとことん突き止めて対応してください。

Q.水槽の掃除をしても汚れが取れないときはどうする?
A.プロの業者に掃除を依頼することを検討しましょう。プロならではの技術で、落としにくい汚れもキレイにしてもらえます。ただし、購入後数年以上経過している水槽では、水槽の素材が劣化して寿命を迎えた可能性があり、買い替えが必要になることもあるでしょう。

Q.日光が当たらない室内でもコケや藻が発生する?
A.はい。日光が当たらない室内であっても、コケや藻は発生します。定期的に水槽を掃除して、繁殖し過ぎないように気を付けてください。

Q.水を換えたばかりなのに水槽から腐敗臭がするのですが?
A.水槽の掃除不足で汚れが残っている可能性があります。特に、水槽の底砂や隅には汚れがたまりやすいので、再度掃除をしてみましょう。また、水草が腐っていることが原因で臭うこともあるので、同時にチェックしてみてください。

Q.水槽の掃除を業者に依頼したほうがよい場合は?
A.以下のような場合です。

  • 大きな水槽で掃除が大変
  • 汚れがひどくて自分だけでは対応できない
  • 掃除にかかる労力や時間を節約したい

まとめ

今回は、水槽の掃除について詳しく解説しました。水槽をきちんと掃除することで、常にキレイな状態を維持でき、生きものを健康に育てることができます。しかし、掃除の仕方や頻度を間違えると、生きものが病気になったり死んでしまったりする原因になるので注意してください。たとえば、水質や水温の急激な変化は、生きものに大きな負担になってしまいます。水槽の水は、1~2週間に1回程度、約3分の1の量を交換するのがベストです。また、お役立ちアイテムも活用すると効率よく掃除できるので試してみてください。なお、汚れがひどい、水槽が大きいなどの理由により自分で掃除が難しいときは、専門業者に依頼することも検討してみるとよいでしょう。