壁紙の落書きを消す方法は? 必要な道具や消えないときの対処法も

壁紙の落書きを消したいけれど方法が分からない……と悩んでいる方は多いでしょう。間違った方法で落書きを消そうとすれば、逆に壁紙がひどく汚れてしまう恐れがあります。また、壁紙の種類によって使う道具を選ぶ必要があるのです。

本記事では、壁紙の落書きを消す方法や注意点などについて解説します。

  1. 壁紙の落書きは消せるのか?
  2. 落書きを消すために必要な道具
  3. 壁紙の落書きを消す方法
  4. 壁紙の落書きが消えない場合は?
  5. 壁紙の落書きに関してよくある質問

この記事を読むことで、壁紙の落書きを落とす際のポイントが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.壁紙の落書きは消せるのか?

果たして壁紙の落書きは消すことができるのでしょうか。汚れの種類や事前に確認しておくべきポイントを紹介します。

1-1.水性か油性かチェックしよう

壁紙の落書きが消えるかどうかは、汚れの種類によって大きく異なります。大まかな汚れは、水性と油性に分かれますが、水性なら簡単に水で落とすことができる汚れです。クレヨンの落書きは水性なので、水で落とすことができるでしょう。逆に、油性ペンや油性ボールペンなどの落書きは、1番やっかいな汚れだといわれています。簡単に落とすことができず、特に油性ボールペンは線が細かいので全体に洗剤をつけると広がってしまう恐れがあるのです。ただし、水性でも時間が経過するほどきれいに落とすのが難しくなります。

1-2.壁紙の素材も要チェック!

どんな汚れがついているのはもちろん、壁紙の素材も必ず確認してください。一般的な壁紙はビニール製でできていますが、壁紙の素材には水でぬらしてはいけない種類があります。ぬらしてはいけないものは、落とすのが難しくなるでしょう。ビニール製であれば、ちょっとした落書きなら落とせる可能性があります。どんな壁紙か自分で確認できないときは、施工業者やリフォーム業者に相談してください。

1-3.気になったときに早く消すことが大事

前述したように、壁紙の落書きは水性汚れであっても時間が経過するほどに落ちにくくなります。後できれいにしようと思っていてもいつの間にか忘れてしまい、頑固な汚れになってから掃除する羽目になってしまいがちです。簡単に落とせなくなると壁紙全体を張り替えなければならなくなります。さらに費用がかかってしまうことになるため、気になったときに早く消すことが大切です。

2.落書きを消すために必要な道具

それでは、落書きを消すために必要な道具を紹介しましょう。

2-1.除光液とクレンジングオイルが便利

壁紙の汚れはほとんどが油性の汚れか水性の汚れなので、どちらも落とすことができる除光液とクレンジングオイルを用意しましょう。どちらも家にない場合は、消毒用エタノールでも代用できます。油の汚れは落とすために油と混ぜなければならないので、除光液やクレンジングオイルが役立つのです。油性ペンや油性ボールペンはもちろん、クレヨン・色鉛筆・絵の具で描かれた落書きも落ちるでしょう。

2-2.ぞうきんとティッシュ

除光液とクレンジングオイルのほかに用意してほしいのが、ぞうきんとティッシュです。ぞうきんはできるだけきれいなものを使ってください。汚いぞうきんを使うと、ぞうきんについている汚れや雑菌が壁紙についてしまうので逆に汚れがひどくなってしまう恐れがあります。ぞうきんが不安な方は、すぐに捨てられるようにティッシュがコットンを使ってもOKです。使い捨てタイプのほうが洗う必要もないので手間が省けるでしょう。

2-3.そのほか、便利なアイテムもおすすめ!

壁紙の落書きを消すための便利グッズが、ほかにもたくさんあります。たとえば、使わなくなった歯ブラシです。歯ブラシは細かい毛がついているので、ボールペンなど細い落書きを落とすのに役立ちます。また、歯ブラシで歯磨きをつけて軽くこすると落書きが消しやすくなるのでおすすめです。歯磨き粉は自宅にあるもので構いません。さらに、クレヨンを落とす便利アイテムとして消しゴムがあります。クレヨンの落書きは軽く消しゴムでこするだけで、きれいになるでしょう。

3.壁紙の落書きを消す方法

ここでは、壁紙の落書きを消す方法について解説します。

3-1.クレヨンは消しゴムまたは除光液を使う

前述したように、クレヨンは消しゴムで軽くこするだけで簡単に落ちます。しかし、中には、消しゴムだけでは落ちない落書きもあるでしょう。消しゴムで落ちない場合は、油を溶かしてやわらかくしてくれる除光液を使ってください。除光液を含ませたぞうきんで押さえるように拭くだけでOKです。ただし、左右に拭き取ろうとするとクレヨンの跡が広がってしまう恐れがあるため、十分に注意しましょう。

3-2.水性ペンの落書きを落とす方法

水性ペンの落書きはついたばかりなら、水拭きで落ちるケースがほとんどです。けれども、時間が経(た)ってしまうときれいに落とすのが難しくなります。水拭きで落ちない場合は以下の方法を試してください。

  • エタノールをコットンまたは綿棒に湿らせて軽くトントンと叩(たた)くように落とす
  • 除光液をコットンまたは綿棒に湿らせて、軽く叩くように落とす
  • 歯ブラシに歯磨き粉をつけて軽くこすり、最後に水拭きする

完全にきれいに落とすことができない場合もありますが、ほとんどは落書きが薄くなり目立たなくなります。

3-3.油性汚れの最終手段は塩素系漂白剤

1番やっかいな落書きの油性汚れは、水性汚れと同じエタノールと除光液を使って落とす方法があります。どちらもコットンまたは綿棒に湿らせて軽くトントンと叩くように落としてください。それでも汚れが落ちない場合は、塩素系漂白剤を使う方法もあります。同じようにコットンまたは綿棒に湿らせて軽くトントン叩くように落とせばOKです。ただし、壁紙によっては色褪(あ)せたり、汚れが広がってしまったりする恐れがあるため、最初は目立たない場所で試してください。

3-4.コットンでパックする

前述した方法を試してみても効果がない場合は、軽く叩くのではなくコットンでパックする方法がおすすめです。コットンにたっぷりと洗剤をつけ、パックするように壁紙に張りつけてしばらく放置します。放置した後、コットンでこすって汚れを落とせば完了です。ただし、油性も水性も時間が経過するほど完全にきれいに落とすことが難しくなります。パックをしても落書きが消えない場合は、専用の落書き落としや落書きを隠すアイテムを使うといいでしょう。たとえば、セメダインから販売されている落書き落としは、ペンタイプになっているので細々(こまごま)した場所でも簡単にきれいにできます。

4.壁紙の落書きが消えない場合は?

なかなか壁紙の落書きが消えない場合は、どのように対処すればいいのでしょうか。

4-1.落書きを消すのではなく、目立たなくさせる

時間が経過した落書きほど消すのが難しくなるため、完全に消すのではなく目立たなくさせる発想に変えましょう。たとえば、油性の落書きを目立たなくさせる方法として、全体の壁紙を白く塗る方法があります。通常のクリーニングで落ちない場合は、補習テープや白いコーキング剤でおおい隠してから、全体を白く塗ることでほとんど目立たなくなるのです。ただし、全体の壁紙を塗るために費用がかかるため、事前にリフォーム業者や塗装業者などに費用を相談し確認することが大切なポイントとなります。

4-2.補修テープ+クロスメイクできれいにする

補修テープやコーキング剤を使用した上でクロスメイクを施すと、落書きをきれいに目立たなくさせることができます。線に沿って補修テープを消すことになりますが、補修テープだけでは壁紙の色と若干異なるため、補修跡が目立ってしまうのです。その上からクロスメイクを塗ることで、色が同化しほとんど分からなくなります。クロスメイクは壁紙クロスのお化粧のような工法で、下地補修を行ってからカラーコート剤を素早く塗装する方法です。DIYも可能ですが、専門業者に依頼したほうがきれいに仕上がるでしょう。

4-3.壁面一面をカラーでペイントする

壁一面の落書きや汚れを消すために、壁面一面をカラーでペイントする方法もあります。たとえば、白の壁紙が落書きで汚れている場合、茶色の濃いカラーでペイントすることで汚れがカバーできるのです。消したい汚れを落とすよりも濃いカラーで隠すことで、きれいな壁紙に生まれ変わります。2度塗りをすれば、きれいに仕上がるでしょう。

4-4.壁紙を張り替える

壁紙自体が劣化し汚れている場合は、全体を張り替えるのも方法の1つです。壁紙の耐用年数は約6年といわれていますが、環境によっては早く色褪(あ)せたり、変色したりすることもあります。特に、ヘビースモーカーがいる家庭では、6年も経過せずに壁紙が黄ばみ始めるでしょう。壁紙の使用年数が6年経過している場合は、落書きなどの汚れを消すために新しい壁紙に張り替えてください。業者に依頼することになりますが、できればクロス張り替えに詳しく経験が豊富な業者に依頼するのがポイントです。

5.壁紙の落書きに関してよくある質問

壁紙の落書きに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.シールのベタベタを消す方法は?
A.まずは、壁紙へのダメージが少ない消しゴムを試してください。ベタベタが残っている部分を消しゴムでこするだけでOKです。消しゴムで落ちない場合は、布のガムテープを使うといいでしょう。ベタベタが残っている部分をリング状にしたガムテープでペタペタと落ちつけるように剝がします。また、ハンドクリームやクレンジングオイルを使うのも方法の1つです。ベトベトしている部分に塗り続けていると成分がなじみ、きれいに取れるでしょう。

Q.落書きをきれいにするメリットは?
A.落書きを消すことで部屋全体が明るく感じられるようになります。壁紙に汚れがついていると気になってしまい、スッキリとした気持ちで生活できなくなるでしょう。どんどん頑固な汚れになっては、さらに子どもが落書きしてしまう恐れもあります。落書きされるたびにイライラしてしまいがちですが、壁紙掃除のよいきっかけができたとポジティブに捉えてください。子どもと一緒に壁掃除をしてみるのもいいでしょう。

Q.メラミンスポンジは使ってもいいのか?
A.メラミンスポンジの中には、荒い面がついているものもあるので壁紙が傷ついてしまう恐れがあります。ビニール製でも力加減によっては傷つく恐れがあるため、なるべくぞうきんやティッシュ・コットンを使ってください。どうしてもメラミンスポンジを使いたいなら、メラミンスポンジを湿らせた上で角を使ってやさしくこするのがポイントです。強くこすってしまうと壁紙が傷つき、さらに汚れてしまいます。必ずやさしくこするようにしてくださいね。

Q.自分でできる汚れ対策は?
A.マジックやクレヨンなど、落書きのアイテムとなるものは子どもの手が届かない場所に保管しておきましょう。お絵描きが終わったら子どもの手の届かない高い場所に保管するようにすれば、落書きされる可能性も減ります。また、落書き保護シートを張る方法も1つの手です。壁に保護シートを張りつけるだけで、掃除の手間が省けるでしょう。中には、子どもにのびのびと遊んでもらうため、落書きができるスペースを作ってあげている家庭もあります。

Q.壁紙を張り替えるの際の費用は?
A.新しく張り替える壁紙の種類で異なりますが、基本的には1㎡あたり1,000~1,500円が目安です。安価な量産品タイプの壁紙であれば、1㎡につき750~800円程度で抑えることができるでしょう。ただし、既存の壁紙を処分するための費用が500~2,000円程度追加されるケースがほとんどです。どのくらい費用がかかるのか、複数のリフォーム業者に無料見積もりを依頼し確認することをおすすめします。

まとめ

壁紙の落書きは、早めに消すほどきれいに落とすことができます。時間が経過するほど落ちにくくなり、壁紙の張り替えやクロスメイクなどを施すことになるでしょう。現在の壁紙はほとんどがビニール製なので、早めに取りかかれば除光液やクレンジングオイルなどで落ちる汚れです。壁紙を傷つけないか不安な方は、1度目立たない場所に試してから使うといいでしょう。落書きを目立たなくするアイテムも市販で手に入るので、ぜひ試してください。