終活はいつから始めるべきか? 自分らしく生きるための5項目を紹介!

「終活はいつから始めるべきなの?」とお悩みではありませんか? 高齢化社会と呼ばれる今の時代、人生のエンディングについて考える人が増えてきているのが現状です。しかし、実際には「いつから、どのようなことを始めればよいのか分からない」という人は多いと思います。この記事では、終活の目的や始めるタイミング・具体的な内容などをまとめてご紹介しましょう。残りの人生をより豊かなものにするために、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 終活について知る
  2. 終活を始めるタイミングは?
  3. 終活で具体的にすること
  4. 終活で困ったときは?
  5. 終活に関するよくある質問

この記事を読むことで、終活を始めるベストなタイミングや何から始めるべきか、困ったときの相談先などが詳しく分かるはずです。

1.終活について知る

まずは、終活の目的やメリット・最近の傾向などをまとめました。

1-1.人生のエンディングを考える活動のこと

終活とは、自分の人生のエンディングについて考える活動のことをいいます。終活の目的は、残りの人生を最終調整することです。自分の死と向き合うことで、今の自分に何が必要なのか・尊重したい意思や希望はないか・誰かに伝えたいことはないかなどを考えることを目的としています。また、残される家族への精神的・肉体的・金銭的な負担を軽減するためにも、終活の必要性は高いといわれているのです。

1-2.近年、終活が一般化している理由

近年、「終活」という言葉が一般化してきたのは、日本人の平均寿命が延びたことに関係しています。「認知症や寝たきりになったときはどうしたらよいのか」「お金がないときは誰を頼ればよいのか」など、老後の不安を抱える人が増えてきているのです。また、近隣住民や親せき付き合いの希薄化により、死が個人化してきているのも大きな理由でしょう。誰にも迷惑をかけることなく、自分の死について自分自身で考えるという意識が浸透してきているのです。

1-3.終活にはさまざまなメリットがある

終活には、以下のようにたくさんのメリットがあります。

  • 残りの人生を自分らしく過ごすことができる
  • 自分の思いを形にして残すことができる
  • 自分の要望を家族に伝えることができる
  • 家族の負担を減らすことができる
  • 身の回りのものを整理できる
  • 老後の不安や心配を解消できる

2.終活を始めるタイミングは?

終活を始めるタイミングは決まっているわけではありません。人それぞれにとってベストなタイミングがあるはずです。終活を始めるきっかけとなるタイミングには、以下のようなものがあります。

2-1.70代から取り組む人が多い

アンケート調査によると、70代になってから終活に取りかかる人が多いことが分かっています。70代になると、病気やケガなどで入院を経験したり、友人や知人の葬儀に出席したりすることも増え、終活が身近な話題として取り上げられやすくなるでしょう。自分の死についても考える必要性を感じ、終活を始める人が多くなるのです。

2-2.定年を機に

定年をきっかけに、終活を開始する人も多くなっています。定年を迎えるとライフスタイルが大きく変わり、老後について考える時間も増えるはずです。時間も十分にできるので、夫婦一緒に終活について考え出す人もたくさんいるでしょう。定年後は急にやることがなくなり、覇気を失ってしまう人も多いといわれています。終活を開始するにはよいタイミングでしょう。

2-3.配偶者の死がきっかけになる場合も

「配偶者の死が終活のきっかけになった」という人も多いです。一番身近な存在である配偶者の死を経験すると、自分自身の死についても考えるようになります。自分に残された時間はどのくらいなのか、配偶者がいなくても自分らしく暮らしていくにはどうしたらよいのか、考える必要性を感じるようになるでしょう。

2-4.基本的には「思い立ったとき」がタイミング

上記のようなタイミングで終活を始める人も多いですが、基本的には思い立ったときに開始すればよいでしょう。まだ40代や50代でも、老後の不安や心配事があるなら、不安を少しでも解消するために終活に取りかかることをおすすめします。安心して、老後を迎えることができるはずです。

3.終活で具体的にすること

終活では具体的に何をすればよいのか、内容や注意点をまとめました。

3-1.まずはエンディングノートを書く

これからやるべきことを整理するためにも、まずはエンディングノートを書きましょう。エンディングノートとは、終活の具体的な内容を記したノートのことです。法的効力はなく、家族に残したい言葉や資産に関すること・死ぬまでにやっておきたいことなど、何を書いてもかまいません。エンディングノートを元にすれば、終活をスムーズにすすめることができるでしょう。

3-2.身の回りのものを整理する

生きているうちに身の回りのものを整理することを「生前整理」といいます。生前整理をしておくことで、自分の亡き後、家族が遺品整理をする際の負担を減らすことができるでしょう。また、相続財産についても整理し、相続問題やトラブルを防ぐという目的もあります。

3-3.介護について考える

介護が必要になったときに備えて準備しておくことも必要です。たとえば、寝たきりや認知症になったときのために、財産の管理を親族や弁護士に委託することができます。そのほかにも、孤独死防止のために見守りサービスを利用したり、終末期医療の選択をしたりするなど、元気なうちに備えておくべきことはさまざまです。

3-4.葬儀の準備をする

葬儀の費用や内容についても考えておきましょう。自分がどのような葬儀をしたいのか考え、そのためにどのくらいの費用が必要なのか調べておく必要があります。希望する葬儀形式を決めておき、必要な費用を用意しておくことで、残された家族の負担を大きく減らすことができるでしょう。

3-5.遺言書を書く

財産の処分方法や相続については、法的効力がある遺言書に記しておく必要があります。法律上の効力を持たせるためには、決められた規定どおりに文章を作成しなければならないため、事前に調べておきましょう。遺言書には、以下の3種類があります。

  • 自筆証書遺言:本人が自筆で書いたもの
  • 公正証書遺言:公証人が遺言者に代わって書いたもの
  • 秘密証書遺言:本人が作成した遺言書を公正役所で保管しておくもの

3-6.家族と相談しながら終活を

終活では自分の希望を具体化していくことになりますが、すべてひとりで決めずに、家族と相談しながら決めていくことも大切です。特に、葬儀やお墓については、残された家族にも大きく関わる問題になります。自分の希望を家族が納得してくれるか、確認しながら決めていくことで、トラブルを避けることにもつながるでしょう。

4.終活で困ったときは?

終活の相談場所や参加できるセミナー・書籍・生前整理で出た不用品の処分方法などをご紹介しましょう。

4-1.終活カウンセラーに相談を

「終活を始めたくても、実際には何から手をつければよいのか分からない」という人も多いと思います。終活で困ったときは、終活に関する知識を持つ「終活カウンセラー」に相談するのがおすすめです。終活カウンセラーを探すには、葬儀社が開催する終活相談会やセミナーなどに参加する方法があります。そのほかにも、インターネットで自分が住んでいる地域の終活カウンセラーを検索することも可能です。こちらのサイトから検索できるので、利用するとよいでしょう。

4-2.終活に関する書籍を参考にする方法も

終活関連の書籍も多数販売されているので、参考にするのもよいでしょう。俳優の中尾彬さんと池波志乃さんによる「終活夫婦」や、終活としてやっておくべき手続きのすべてが書かれている「ひとり終活」などがおすすめです。また、終活について疑問を投げかける「終活なんておやめなさい」という本も、読んでみるとよいでしょう。

4-3.不用品の処分は業者に依頼するのがおすすめ

生前整理で大量の不用品が出た場合は、回収業者に依頼するのがおすすめです。すべての不用品を自分で分別して1つ1つ処分方法を確認するのは、大変な作業でしょう。また、大型の家具などは自分で運ぶのが難しいと思います。不用品回収業者に依頼すれば、電話1本で自宅まで回収に来てもらえるため、大変便利です。回収だけでなく買取も行っている業者であれば、状態のよいものは買取してもらえます。お得に不用品を処分できる可能性があるでしょう。

5.終活に関するよくある質問

「終活について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.終活は必ずしなければならないものですか?
A.いいえ。終活は強制的にやらなければならないものでも、完璧にやらなければならないものでもありません。自分が必要だと思ったら、そう思ったタイミングで始めるとよいでしょう。

Q.葬儀の種類にはどのようなものがあるのですか?
A.親族や友人・知人なども含めて行う一般葬のほか、家族だけで行う家族葬・火葬だけを行う直葬・自宅で行う自宅葬などがあります。

Q.葬儀社も事前に決めておいたほうがよいですか?
A.家族の精神的負担を減らすために、事前に決めておく人も少なくありません。葬儀の内容や費用などを葬儀社に相談し、予約しておくことも可能です。

Q.生前整理がなかなかすすまず、困っています。どうすればスムーズにすすめられるでしょうか?
A.「捨てるもの」ではなく、「残すもの」を決めてください。自分にとって絶対に必要なもの以外は処分するつもりですすめると、スムーズにいくでしょう。

Q.40代から終活を始めるのは早いですか?
A.いいえ。最近は若い世代から始める「新終活」という言葉が注目を集めています。人生の最期から逆算して自分のやりたいことを考えることで、今を豊かに生きるためのものです。

まとめ

いかがでしたか? 終活を始めるタイミングや具体的な内容などを詳しくご紹介しました。人生の終わりに向けた活動である終活は、今後の人生を前向きに生きるための活動でもあります。「いつから始めたらよいのか?」「具体的に何をしたらよいのか分からない」という人は、ぜひこの記事を参考にしてください。