排水口のつまりはどう対処する? 場所別の解消法と予防策を徹底解説

排水口のつまりは、水があふれるなどの問題が起きるため、早めに解消することが大切です。とはいえ、場所によって配管の形状が異なり、対処法が分からないというケースがあります。つまりやすい箇所や具体的な解消法を覚えておき、排水口のトラブルをなくしましょう。

  1. 排水口がつまってしまう原因は?
  2. つまった箇所を特定するには?
  3. 台所の排水口つまりを解消する方法とは?
  4. お風呂場の排水口つまりを解消する方法とは?
  5. 洗面所の排水口つまりを解消する方法は?
  6. トイレの排水口つまりを解消する方法は?
  7. 洗濯機の排水口つまりを解消する方法は?
  8. 自力でのつまり解消が難しいケースについて
  9. 排水口のつまりを予防するには?
  10. 排水口のつまりでよくある質問

排水口のつまりを放置すると、汚水が逆流するなど二次被害も起こり得ます。早期に対処し、予防策を講じてつまりが再発しないように注意しましょう。

1.排水口がつまってしまう原因は?

排水口がつまる原因を考えていきましょう。

1-1.異物の混入

まれに、排水口に異物が混入してしまうことがあります。固形で溶けにくいものの場合、つまりが発生してしまうのです。異物をうっかり流してしまったら、すぐに取り出すことでつまりの発生を抑えることができます。

1-2.汚れの蓄積

排水口は、水だけでなく、油分・髪の毛・皮脂・石けんカスなどの汚れも同時に流れる場所です。そのため、汚れが蓄積しやすく、放置した場合は配管の劣化などを招くことがあります。

1-3.硬い便や大量のトイレットペーパー

便秘がちな方だと、硬い便が出てつまりを誘発する可能性があります。流れにくそうな便の場合、あらかじめ割り箸などで砕くとつまりにくくなるでしょう。トイレットペーパーは1回で大量に流さず、少しずつ流していくことが大切です。

1-4.外的要因

下水管に植物の根などが侵入している場合、下水管の内部を圧迫し、流れを悪くします。植物の根は、下水管の中にある水分を吸収し、成長を続けるのが難点です。こまめに取り除き、成長する前に対処することがポイントとなります。

2.つまった箇所を特定するには?

排水口のつまりは、原因となっている箇所を特定することが大切です。特定する方法をご紹介します。

2-1.排水口のトラップを確認する

場所によっては、排水口にトラップが設置されている場合があります。トラップ内の汚れやゴミを取り除き、正常に水が流れるようであれば問題ありません。流れが改善されない場合、下水管や排水枡(ます)などにトラブルが起きていると考えられるでしょう。

2-2.水位を確認する

下水管は目視で確認ができません。しかし、下水管につまりが起きていると、台所やお風呂場で水を流した場合、トイレの便器内に張ってある水位が上昇します。また、異音なども発生するため、トラブルが起きている原因箇所を特定する目安となるでしょう。便器内の水位が極端に下がっている場合は、異物などでつまりが起きていると想定できます。

2-3.排水枡を確認する

屋外にある排水枡を開け、排水を邪魔するものがないかを確認してください。枯れ葉などの蓄積も、流れを悪くする原因となります。集合住宅で排水枡を確認できない場合は、業者に依頼したほうがいいでしょう。

3.台所の排水口つまりを解消する方法とは?

台所は、油や食品カスなどが蓄積しやすい場所です。また、つまりが原因で、部屋中に悪臭が漂います。衛生的な環境を維持するためにも、つまりをきちんと解消しましょう。

3-1.タオルとお湯

タオルとお湯を使うつまり解消方法は、比較的簡単で取り入れやすいでしょう。排水トラップを外し、タオルを詰め込みます。50〜60℃のお湯をシンクに貯(た)め、タオルを勢いよく引き抜いてください。軽いつまりであれば、水圧で解消されます。

3-2.ペットボトル

ペットボトルの空気圧を利用し、つまりを解消する方法です。排水トラップを外した後、排水管にペットボトルを差し込みます。ペットボトルを何度か押し、つまりが解消するまで空気圧をかけてください。排水管とペットボトルの間に、すき間ができないようにするのがコツです。

3-3.針金ハンガー

針金ハンガーはペンチでカットし、まっすぐな状態で使用しましょう。排水トラップを外し、針金ハンガーを差し込み、つまりがある部分を突いて穴を開けてください。水がスムーズに流れるまで、何度か同じ作業を繰り返します。比較的浅い部分にあるつまりに有効な方法です。

3-4.重曹と酢

重曹と酢を組み合わせると発泡作用が起こり、つまりを解消することができます。重曹1に対し、酢を2の割合が理想です。排水口や排水トラップ周辺に重曹をかけ、酢を注(そそ)ぎます。50〜60℃程度のお湯をかけて発泡を促し、1時間ほど待ってから重曹をしっかり流してください。殺菌効果も期待できる方法ですが、異物などのつまりには適していません。

4.お風呂場の排水口つまりを解消する方法とは?

お風呂場の場合、髪の毛や石けんカスなどが原因でつまりを起こします。具体的なつまり解消方法を見ていきましょう。

4-1.ラバーカップ

ラバーカップを排水口に押しつけ、空気圧をかけてから引く方法です。排水口を水が引き上げられることで、つまりが解消されます。ラバーカップは、とても手軽に取り入れられる方法で、さまざまな場所に応用できるのがメリットです。

4-2.真空式パイプクリーナー

真空式パイプクリーナーは、筒にゴムカップがついた形状となっています。レバーを引く・押すという動作を繰り返すことで、内部の圧力を高め、排水口内のつまりを解消できる仕組みです。

4-3.排水トラップを分解して掃除をする

軽度のつまりなら、排水トラップを分解して掃除をすれば、解消することができます。排水口のふたを反時計回りに回して外し、排水トラップを取り出して掃除しましょう。排水管内部もブラシやスポンジを使って掃除をし、異物は取り除きます。水を流し、つまりが解消されたことを確かめてください。

4-4.液体パイプクリーナーを使う

市販の液体パイプクリーナーを使い、つまりを解消する方法は手軽で便利です。流し入れる前に、排水トラップを取り外しておきましょう。5分ほど時間を置いてから水でしっかりすすいでください。洗い流す際に、ワイヤーブラシで掃除をすると、汚れやゴミを取り除く効果が上がります。

5.洗面所の排水口つまりを解消する方法は?

洗面所は、髪の毛がつまりの原因となっていることが多いものです。ほかの場所に比べ、排水口が狭いため、つまりが発生しやすいので注意しましょう。

5-1.見えるゴミを取り除く

洗面所には、ヘアキャッチャーが設置されています。ヘアキャッチャーに蓄積しているゴミを取り除き、排水口への流入を防ぎましょう。ゴミを取り除くだけでも、水の流れがよくなります。

5-2.歯ブラシを使う

歯ブラシを使い、排水口の内部を掃除しましょう。ゴム手袋を装着すると、安全に作業を進めることができます。細かな部分は、スポンジを併用してください。ぬめりや石けんカスをきれいに落としから、水でよくすすぎましょう。

5-3.液体パイプクリーナーで仕上げる

ゴミの除去・歯ブラシを使った汚れ落としを終えたら、液体パイプクリーナーで仕上げましょう。パッケージに記載された規定量を流し込み、5分ほど時間を置いてから水をたっぷり流してすすいでください。

6.トイレの排水口つまりを解消する方法は?

トイレにつまりが起きた場合の対処法をご紹介します。

6-1.便器内のつまりはラバーカップが有効

ラバーカップを使えば、便器内のつまりを解消することができます。ただし、異物を落下したことが原因でつまりがある場合は、事前に取り除くことが大切です。ラバーカップを便器の水たまり部分に押しあて、何度か圧力をかけましょう。

6-2.異物は割り箸などで取り除く

異物を便器内に落としたことが原因でつまりを起こしている場合は、割り箸などを使って取り除きましょう。見えない部分に入り込んでいる場合は、便器の取り外しが必要になるケースもあります。

6-3.下水管につまりが起きている場合は業者へ依頼すること

下水管のつまりは、自分で確認するのが難しいことが多いものです。自己流の解消方法を用いてもつまりが解消しない場合、下水管のつまりを疑ったほうがいいでしょう。業者に依頼し、つまりが起きている箇所や原因を突き止めることが大切です。

7.洗濯機の排水口つまりを解消する方法は?

洗濯機の排水口は、繊維ホコリや石けんカスなどが原因でつまりを起こします。放置すると漏水が起こるケースもあるため、早めにつまりを解消しましょう。

7-1.排水ホースを分解する

洗濯機の排水ホースを分解し、パーツごとに洗浄しましょう。汚れ・ゴミ・ぬめりを取り除くと、つまりが解消します。排水口は歯ブラシなどでこすり洗いをし、液体パイプクリーナーを流し込みましょう。水で液体パイプクリーナーをしっかり洗い流し、洗浄したパーツを組み立てて戻してください。

7-2.排水ホースに不具合がある場合は交換する

排水ホースが曲がっているなど不具合があることで、つまりを誘発する場合もあります。排水ホースが長すぎる場合も注意が必要です。不具合があるものは交換し、適切な長さに調整して設置しましょう。

8.自力でのつまり解消が難しいケースについて

自力での対処が難しいケースや、業者に依頼する方法などをご紹介します。

8-1.下水管に問題がある場合は業者へ依頼すること

下水管内部を目視で確認することはできません。原因箇所を特定し、つまりを早期に解消するためにも、業者に依頼したほうがいいでしょう。また、配管の取り外しが難しく、水の逆流や漏水などがある場合も、無理に自分で対処しないほうが安心です。

8-2.プロに依頼する方法

プロに依頼する場合、水周りの工事を専門に扱う業者を探しましょう。一般的なリフォーム会社ではなく、水漏れやつまりなどの解消に長(た)けている業者が安心です。「排水口 つまり 業者 地域名」などのキーワードで検索してみましょう。近隣の業者を探し、ホームページなどから問い合わせをしてください。

8-3.複数の業者を比較する

業者は複数を比較することが大切です。見積もりに記載されている価格だけでなく、工事内容の内訳や単価もしっかり確認しましょう。安心して依頼するためにも、業者の対応や実績などに目を向けることも重要なポイントです。

9.排水口のつまりを予防するには?

排水口のつまりは、起きる前に予防策を講じることが大切です。普段の使い方などを見直すポイントにしてください。

9-1.使ったらゴミを取り除くことを習慣化する

台所・洗面所・お風呂場・洗濯機などを使った後は、簡単な掃除を取り入れ、ゴミを残さないようにしましょう。こまめな掃除を習慣化することで、排水口のつまりを予防することができます。

9-2.周囲にものを置かない

異物が排水口に入り込んでしまうのは、近くにものを置いているからです。周囲にものを置かないようにし、異物混入を防ぎましょう。洗剤やペットボトルのキャップなども注意が必要です。

9-3.週1回は液体パイプクリーナーなどを使った掃除を実践する

つまりがひどくなる前に、予防策として液体パイプクリーナーを使った掃除を実践しましょう。週1回は実践すれば、汚れやぬめりなどが蓄積する前に溶かすことができます。悪臭防止にも役立つでしょう。

10.排水口のつまりでよくある質問

排水口のつまりに関する疑問を集めました。

Q.液体パイプクリーナーと重曹のどちらを使えばいいのか?
A.どちらも効果が似ているため、使い勝手がいいほうを選んでください。液体パイプクリーナーは粘性の液体なので、汚れに定着しやすく、頑固な汚れを柔らかくして落とす効果があります。重曹は掃除や除菌にも役立ち、油汚れにも強いのが特徴です。

Q.洗面所のSパイプやU管を自分で外すことはできるのか?
A.はい、できます。樹脂製のものは、工具がなくても取り外し可能です。ただし、掃除後に取りつけを行う際は、水漏れを防止するため、しっかり手や工具で締めてください。

Q.洗濯機の故障でも、排水トラブルが起きることがあるのか?
A.はい、あります。排水口の掃除をしても症状が改善しない場合、洗濯機メーカーに修理や点検を依頼しましょう。ただし、修理費用以外に出張費用がかかる場合があります。

Q.高圧洗浄機を使って排水口のつまりを解消する方法は?
A.高圧洗浄機は排水口のつまり解消には不向きです。水圧が強いため、場所によっては別のトラブルを招く恐れがあります。屋外など、差し支えのない場所だけ使用してください。

Q.針金ハンガーを使って排水口の掃除をする際のポイントは?
A.持ち手部分を丸くしておくと、掃除がしやすくなります。針金ハンガーを伸ばすと1メーター程度の長さになるため、排水口掃除にとても便利な道具です。使いやすい形状を見つけ、掃除に役立てましょう。

まとめ

排水口のつまりは、汚れの蓄積・異物混入などが原因で起こります。放置すると悪臭や水漏れなどに発展するため、早期に対処することが大切です。場所別の対処法を覚えておき、つまり解消に役立ててください。自力で難しい場合は、業者に依頼することも考えてみましょう。また、普段からつまりを防ぐ使い方を意識することも重要なポイントとなります。つまり解消方法と併せ、予防策も覚えておきましょう。