光熱費を節約したい方へ~冷暖房機器の使い方とパッシブハウスについて~

毎月必ず支払っていかなければならない「光熱費」。
「光熱費を節約したいけれどなかなかできない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
光熱費は自分次第で節約できるものです。光熱費が節約できれば毎月の生活費もいくらか浮くでしょう。その分を貯金に回すことも可能です。
では、どのようにすれば光熱費が節約できるのか、平均的な光熱費をチェックしながら説明します。
最近注目されている冷暖房のエネルギーを抑える「パッシブハウス」についてもチェックしましょう。

1.光熱費を節約する方法とは

夏はクーラーや扇風機、冬は床暖房や暖房機器など光熱費がかかる冷暖房機器を利用するでしょう。
光熱費の請求がきた時に始めて使いすぎていたことに気づく人も多いと思います。
光熱費を節約するためには「冷暖房」が大きなポイントです。

1-1.冷暖房機器にかかる費用をチェック

冷暖房機器によってかかる費用が異なります。
それぞれどのくらいお金がかかるのか知っている人は少ないでしょう。
節約をするためにもどのくらいかかるのか必ず把握してください。
ほとんどの家庭で使っていることが多い“エアコン”ですが、エアコンは1時間あたりおよそ10円費用がかかるでしょう。
扇風機は費用がまだ低いです。そして冬場に使う機会が多いこたつはおよそ4円、ほっとカーペットは7円、ガスファンヒーターは11円、電気ストーブやオイルヒーターはなんと22円になっています。
冷暖房機器にかかる費用は1時間あたりだと安く感じるかもしれませんが、毎日使い続けていると1ヶ月で1万円もかかるケースも出てくるので要注意です。

1-2.省エネ性能の冷暖房機器を使う

最近「エコ」を重視した冷暖房機器が発売されており、ほとんどの機器に「省エネ性能」がついています。
省エネ性能がついている冷暖房機器には緑色のラベルが貼られているのでチェックしてくださいね。
緑色のラベルにはラベルの年度、省エネ性マーク、目標年度、省エネ基準達成率、他段階評価、通年エネルギー消費効率、年間の目安電気料金などさまざまな項目が記されています。
この冷暖房はどのような省エネ性能があるのか一目で分かるのでおすすめです。
省エネ性能についてよく分からない人は、家電量販店で店員さんに尋ねてみましょう。
ラベルを見れば分かりますが、店員さんに聞けばより事細かに説明してくれるので分かりやすいです。

1-3.自分の状況に適切な冷暖房機器を使う

光熱費が平均より高い人は自分の状況に合っていない冷暖房機器を使っている可能性が高いです。
例えば、家族で暮らしているのに電気ストーブだけで冬を乗り越えようとする家庭や、一人暮らしなのにエアコンをつけている人は間違った使い方をしています。
一人暮らしは広範囲で部屋を暖める必要はありません。比較的部屋が狭いので電気ストーブやハロゲンヒーターなど狭い範囲でも十分に部屋が暖まる暖房機器で十分でしょう。
一方、家が広く、家族で住んでいる場合は部屋全体を暖め冷められる冷暖房機器を使ってください。
エアコンはもちろん、石油ファンヒーターやホットカーペット等がおすすめです。こたつを部屋の真ん中に設置すると暖まりやすく、家族全員が暖を取れますよ。
今使っている冷暖房機器が自分の状況に合っているかどうか見直してみてはいかがでしょうか。

2.パッシブハウスについて

2-1.冷暖房のエネルギーを最小限に抑えられる

「パッシブハウス」についてご存知でしょうか?
パッシブハウスは冷暖房のエネルギーを最小限に抑えられる住宅のことを指しています。
光熱費がかかる夏や冬でも冷暖房なしで快適に過ごせるでしょう。
パッシブハウスは夏は涼しく、冬は暖かい快適な家づくりを目指しているので必要最低限のエネルギーしか使いません。とてもエコを重視している住宅と言えるのではないでしょうか。
冷暖房にかかる費用を気にしている人はぜひパッシブハウスに注目してください。
自然のエネルギー、力を利用しながら家を設計し、日当たりや風通しのことも緻密に考えます。パッシブハウスにするためには「基準」をクリアすることが第一条件です。

2-2.パッシブハウスの基準とは?

エコ住宅の取り組みが進んでいる北欧に比べると日本のパッシブハウス基準はそれほど厳しくないですが、基準を満たさないとパッシブハウスとして認められません。
よって、パッシブハウスを建てる際は基準をクリアしているかどうかが第一条件になるのです。日本におけるパッシブハウスの基準は主に以下の通りになります。

  • 冷暖房用エネルギーは15kWh/㎡以下
  • 一次エネルギーは120kWh/㎡以下
  • 熱交換換気システムの熱交換率は80%以上
  • 外皮のU値は0.15W/㎡K以内
  • 窓のU値は0.8W/㎡K以下、太陽熱取得率は50%
  • 住宅の気密性は50P時の場合、漏気は0.6回/h以下
  • 再生、自然エネルギーの活用する
  • 省エネルギーの機器を使用する

これらがきちんと守られていなければ“パッシブハウス”とは認められません。

3.建てる際の注意点

3-1.実績のある業者に依頼する

パッシブハウスを建てる際、気をつけてほしいことがあります。
それは“実績のある業者に依頼すること”です。
冷暖房の節約を目指している人の中にはパッシブハウスに興味を持ち、新築を建てる際に取り入れることもあるでしょう。その際は必ずパッシブハウスを建てた経験のある業者に依頼してください。
パッシブハウスは先ほど説明した基準をクリアすることが第一条件です。
パッシブハウスに詳しい業者でなければ基準はクリアできません。
パッシブハウスはとても難しいので知識・経験がないと設計できないでしょう。
実際にパッシブハウスの住宅を見学させてもらい、詳しい業者かどうか確認してくださいね。

3-2.どのようなメリット・デメリットがあるのか知る

パッシブハウスは必要最低限の冷暖房機器しか使わないのでエネルギー消費量が非常に少ないメリットがあります。
光熱費もその分抑えられますが、建てるには難しい点があるので費用が普通の住宅より高めに設定されているでしょう。
費用をある程度考えていると思いますが、パッシブハウスを建てる費用は普通の住宅よりも多く準備しなければなりません。
どのくらい費用がかかるのか、いくつか業者を比較し、調べてみてはいかがでしょうか。
パッシブハウスを建てるためにはパッシブハウスについて詳しく知ることが大切です。
どのようなメリット・デメリットがあるのかチェックしましょう。

4.まとめ

光熱費の節約方法や省エネルギー住宅である「パッシブハウス」について説明しましたがいかがでしたでしょうか。
普段使っている冷暖房機器を見直し、省エネ性能がついている冷暖房を使うことも節約術のひとつですが、最小限のエネルギー消費で抑えられるパッシブハウスについても知ることも大切です。
パッシブハウスは注目されている省エネ住宅なのでぜひチェックしてくださいね。

  • 冷暖房機器にかかる費用をチェックする
  • 省エネ性能の機器を使う
  • 自分の状況に合った機器を使う
  • 冷暖房のエネルギーを最小限に抑えられるパッシブハウス
  • パッシブハウスは基準がある
  • 実績のある業者に依頼する
  • メリット・デメリットを把握する

以上のチェックポイントを踏まえたうえでどうすれば冷暖房機器の節約ができるのか考えてください。
あなたの工夫次第で毎月数千円の節約ができますよ。