着物のたたみ方に悩む方必見!種類や用途に合わせた正しい方法は?

着物をしまうとき、正しくたたまないと、変なシワがついたり傷んだりしてしまいます。しかし、着物の種類や保管方法によって正しいたたみ方が異なるため、「どうやってたためばいいかわからない」という方がほとんどでしょう。そこで、この記事では、種類や用途に合わせた着物のたたみ方を紹介します。着物を長持ちさせるためにも正しいたたみ方をマスターしておきましょう。

1.着物のたたみ方にはどんな種類がある?

着物には種類やシーンに応じてさまざまなたたみ方があります。どのようなたたみ方があるのか、種類や特徴を見ていきましょう。

1-1.本だたみ(ほんだたみ)

本だたみは、一般的な着物のたたみ方で、染め・織り問わず、訪問着・小紋・色無地・紬・浴衣などに用いられます。縫い目に沿ってたたんでいくため、シワになる心配はありません。次に着物を出したときにもキレイに着ることができます。

1-2.袖だたみ(そでだたみ)

袖だたみは、着物を着付けする前やたたむ場所や時間がない場合など、一時的に用いられる簡易的な方法です。また、仕立てをしていない着物は本だたみができないため、袖だたみが用いられます。立った姿勢のままたたむことができるのが大きなメリットです。

1-3.夜着だたみ(やぎだたみ)

夜着だたみは、着物のシワを最小限に抑えるためのたたみ方で、別名大名だたみ(だいみょうだたみ)とも呼ばれます。豪華な箔や刺繍が施された着物は、この方法でたたむのがベストです。花嫁衣裳や振袖・留袖などもこのたたみ方が用いられます。

1-4.襦袢だたみ(じゅばんだたみ)

長襦袢(ながじゅばん)や半襦袢(はんじゅばん)をたとう紙などに入れてしまうたたみ方です。長襦袢(ながじゅばん)や半襦袢(はんじゅばん)の他、和装コートや肌襦袢(はだじゅばん)・羽織(はおり)などもこのたたみ方をします。

2.着物のたたみ方をマスターしよう

それでは、実際に着物のたたみ方を紹介します。動画を見ながら、正しいたたみ方を学んでいきましょう。

2-1.本だたみ(ほんだたみ)の手順

  1. 衿を左にして平らに広げ、下前身頃の脇を縫い目に合わせて折ります。
  2. 下前の衽(おくみ)の縫い目を目安にして手前に折り返します。このとき、衿は内側に自然に折ってください。
  3. 上前衽(おくみ)を下前の衽(おくみ)の上に重ねます。
  4. 上前脇の縫い目を下前脇の縫い目に重ね、背縫いを折ります。
  5. 左右の袖をそれぞれ、袖付けの縫い目で外側、身頃に向かって折り返します。
  6. 下側の袖を身頃の下に折ります。

2-2.袖だたみ(そでだたみ)の手順

  1. 左右の外袖を合わせ、袖山を重ねて折ります。このとき、左右の後ろ身頃も合わせ、脇縫いを重なるようにしてください。
  2. 左右の両袖を袖付けの位置で身頃に向かって折り返します。
  3. 身頃を半分に折ります。
  4. 必要に応じて、さらにもう半分に折ります。

2-3.夜着だたみ(やぎだたみ)の手順

  1. 衿肩明を左にして、着物を広げます。
  2. 衿を自然に内側に折りたたみ、脇の縫い目で下前・上前の順にたたみます。
  3. 袖つけの縫い目で袖を下前・上前の順に折ってください。すると、袖が身頃の上にきます。
  4. 紋や箔・刺繍の部分に薄紙や和紙・紋紙などを当てます。
  5. 裾を肩山にあわせ、身頃を二つ折りします。
  6. 後ろ身頃の柄にも薄紙や和紙を当てます。
  7. 丈をもう一度半分に折ります。折り目が強くつかないように、芯棒などを間に挟んでください。

2-4.襦袢だたみ(じゅばんだたみ)の手順

  1. 衿を左にして広げ、下前を脇の縫い目で折ります。
  2. 同じように、上前も脇の縫い目で折ります。
  3. 衿を折る場合は、自然に内側へ折って整えます。
  4. 下前身頃の脇の縫い目を中央の衿に少しかかるくらいに折ります。
  5. 袖をもう一度外側に向けて、脇の折り目に向かって折ります。
  6. 上前身頃も4・5と同じ手順で折り、左袖を右袖に重ねて折り返します。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、着物の正しいたたみ方について紹介しました。

  1. 着物のたたみ方にはどんな種類がある?
  2. 着物のたたみ方をマスターしよう

着物は、正しくたたむことで、シワがつきにくく、いつまでもキレイな状態で保管することができます。大切な着物を長く使うためにも種類に合わせた正しいたたみ方を知っておきましょう。