ウッドデッキのメンテナンス方法は? 汚れっぱなしがダメな理由

内と外との中間のようなスペースのウッドデッキは、使い勝手もよく人気があります。ガーデニングのスペースや子どもの遊び場として活用している方も多いでしょう。しかし、「ウッド」と名づけられている通り、ウッドデッキは木製です。ですから、定期的にメンテナンスをしないと早く劣化してしまうでしょう。

そこで、今回はウッドデッキのメンテナンス方法をご紹介します。ウッドデッキはメンテナンスさえしっかりしていれば、長持ちするでしょう。また、メンテナンスの際の注意点もご紹介します。ウッドデッキが自宅にあるという方や、ウッドデッキ付きの住宅を造る予定があるという方は必見ですよ。

  1. ウッドデッキの特徴は?
  2. ウッドデッキが劣化する原因は?
  3. ウッドデッキのメンテナンス方法は?
  4. 日陰に造ったウッドデッキは要注意

1.ウッドデッキの特徴は?

ウッドデッキとは、庭に面した場所に設けることの多い木製の甲板のことです。日本には昔から、「濡(ぬ)れ縁」というスペースがありました。ウッドデッキの機能は濡れ縁と同じです。ただ、濡(ぬ)れ縁よりずっとスペースが広いので座って作業をするだけでなく、ガーデニングやくつろぎのスペースとして利用できるでしょう。

また、ウッドデッキは木製ですからコンクリートやプラスチック、金属にはないぬくもりがあります。ですから、ウッドデッキの上ではだしのまま過ごすのも楽しいでしょう。さらに、直射日光に当たっても熱くなりすぎることはありません。

2.ウッドデッキが劣化する原因は?

では、ウッドデッキが劣化する原因には、何があるのでしょうか? この項では、その一例をご紹介します。

2-1.腐食

ウッドデッキは木製ですから腐食しやすいです。木材はもともと生きものですから、内部に水が染みこんだりすれば腐ってきます。現在のウッドデッキのほとんどが、腐食防止のための塗料がぬられているのです。しかし、塗料の効果は時間とともに消えていきます。汚れだけでなく塗料のはがれを放置しておくと、腐食が早く進む可能性が高いでしょう。

2-2.虫食い

木材を好む虫は多いです。代表的なものはシロアリでしょう。シロアリがウッドデッキの中に巣を作ってしまうと大変です。家にまで被害が及ぶかもしれません。

また、シロアリ以外にも木の中を好む虫は多いです。ですから、定期的にメンテナンスをしなければウッドデッキがぼろぼろになってしまうかもしれません。

2-3.ひび割れ

ウッドデッキは水を吸うと膨張し、乾燥すると縮みます。これは、木材の性質なのです。ウッドデッキは雨ざらしになっているので、雨で水びたしにもなりますし直射日光にもさらされます。ですから、膨張と収縮をくりかえして木の表面がひび割れてくるのです。

また、留め金がゆるんでくることもあるでしょう。そうなれば安全性にも問題が出てきます。

3.ウッドデッキのメンテナンス方法は?

では、ウッドデッキはどのようにメンテナンスすればよいのでしょうか? この項では、そのいくつかをご紹介していきます。

3-1.通常のメンテナンス

ウッドデッキは外にありますから、砂ぼこりや汚れがつきやすいです。ですから、「汚れたな」と思ったら掃除をしましょう。「どうせまた汚れるのだから」と放置しておいてはいけません。ウッドデッキで最もつきやすいのは、砂や土といった無機物の汚れです。

ウッドデッキで飲食をする場合は、食べこぼしなどの有機系の汚れもつくでしょう。ですから基本的な掃除はほうきを使った掃き掃除と、汚れた部分の拭き掃除です。ウエスを2~3枚用意しておいて、汚れを見つけたら拭くように心がけてください。

また、大雨の後は落ち葉などが散っていることもあるでしょう。そのようなものも見つけしだい取りのぞきましょう。気候がよい季節ならば、水をまいてデッキブラシでこするのも気持ちがよいものです。

3-2.年に1度は大掃除をする

年に1度くらいは、高圧洗浄機などを使って徹底的に汚れを落としましょう。高圧洗浄機がない場合は、中性洗剤を使ってデッキブラシで念入りに汚れをこすり落としてください。ただし、スチームクリーナーは高温の蒸気で汚れを落とすため、不用意に使えば木材がいたんでしまいます。

3-3.木がそりかえってきたら、すぐに修理する

前述したように、ウッドデッキは雨や直射日光に当たると膨張と収縮をくり返します。ですから、経年とともに木片がそりかえってくる場合もあるのです。木々の膨張と収縮の力は結構強く、釘を引き抜くこともあります。板がそりかえっていれば、つまづいたりとげが刺さったりするかもしれません。板を取り換えたり釘を再度打ちつけたりするなどして、修理してください。

3-4.定期的に塗料をぬりかえる

ウッドデッキは時間がたつとだんだん白っぽく変色してきます。これは、木が経年とともに色が抜けて塗料が落ちてきたからです。これを「味が出てきた」ととらえる人もいますが、無垢(むく)の木材はそれだけ腐食や虫食いの被害にあいやすいでしょう。ですから、ウッドデッキを長持ちさせたい場合は、定期的に塗料をぬりかえてください。ただし、いきなり塗料をぬってはいけません。

まずは徹底的に汚れを落としてから、塗料をぬっていきましょう。現在は塗料も進化して、防水機能を備えてあるものもたくさんあります。しかし、塗料の機能は薄くぬっても効果は出ません。ある程度重ねぬりをする必要があります。

ウッドデッキは平面が多いので、塗料をぬるだけならさほど難しくありません。しかし、むらなく均等に重ねりをするには技術が必要です。ですから、無理をせずに業者に依頼した方がよい場合もあります。

4.日陰に造ったウッドデッキは要注意

ウッドデッキを造る場所は家のよって違うでしょう。日がさんさんと当たる場所に造られたウッドデッキもあれば日がほとんど当たらない場所に造られたウッドデッキもあります。紫外線でも木材は劣化しますが、それよりも怖いのが湿気です。木材を水の中にずっとつけておくと、黒いカビがはえてきます。湿気は木材を腐らせる原因のひとつです。ですから、日陰に造ったウッドデッキは日なたに造ったウッドデッキよりも、念入りにメンテナンスしましょう。

また、ガーデニングにウッドデッキを使う場合は鉢受けを利用して、ウッドデッキが常に水びたしにならないように注意してください。鉢を置いた場所からウッドデッキが腐っていく場合もあります。

おわりに

いかがでしたか? 今回は、ウッドデッキのメンテナンス方法についてご説明しました。まとめると

  • ウッドデッキはコンクリートや金属で造られたエクステリアよりも劣化が早い場合が多い。
  • 日頃から砂ぼこりを掃き、汚れは拭いてメンテナンスをしよう。
  • 年1回は徹底的に汚れを落とそう。
  • 定期的に塗料をぬりかえよう。
  • 日陰に造られたウッドデッキは特に念入りにメンテナンスをしよう。

ということです。ウッドデッキは外で雨ざらしになっているのが普通ですから、マンションのベランダのようにあまりこまめに掃除をする必要はないと思われがち。しかし、汚れをそのままにしておくと劣化は早くなります。ウッドデッキが腐食してきたらできるだけ早く修理するか、ウッドデッキ自体を取り換えましょう。