マットレスのカビはどうする? カビ除去の流れや予防法などをご紹介

マットレスのお手入れは、どのようにすればいいか分からない方が多いでしょう。中でも、マットレスのカビは、お手入れをして使うべきか、処分すべきかで迷うことがあり、判断基準で迷うことがあるものです。処分の判断基準と併せ、マットレスのカビ取り方法や、普段からできる予防法などをご紹介します。

  1. マットレスにカビが生える原因
  2. マットレスのカビを放置するリスク
  3. マットレスにカビが生えたら捨てるべきか?
  4. マットレスのカビ除去に便利な道具
  5. マットレスのカビ取り方法
  6. マットレスの処分方法
  7. マットレスのカビ防止策
  8. マットレスのカビでよくある質問

就寝中の汗を吸い込み、マットレスはカビが発生しやすいものです。健康を守るためにも、マットレスのカビ対策について知っておきましょう。

1.マットレスにカビが生える原因

マットレスには、なぜカビが生えるのでしょうか? 原因を考えていきます。

1-1.湿気

マットレスのカビは、就寝中の汗や保管場所の湿気が原因で発生します。湿度が65%を超えるとカビが繁殖しやすくなるため、湿度管理や通気の維持などを心がけてください。洗濯物の室内干し・加湿器の使用も、カビの繁殖を後押しするので注意しましょう。

1-2.温度

温度が20〜25℃になると、カビが繁殖しやすくなります。就寝中は体温でマットレスの温度が上昇するため、起床後に換気をするなどして、温度を下げる工夫も必要です。ホットカーペットや床暖房の上にマットレスを敷いている場合も、温度が急上昇するのでカビが大量発生する可能性があります。

1-3.栄養分

皮脂・汚れ・髪の毛・ホコリなどは、カビの栄養分となります。マットレスを干す・掃除機で表面のホコリなど除去するなど、普段からきれいにしておくことが大切です。また、シーツなどのカバーリング類も、こまめに洗濯しましょう。

2.マットレスのカビを放置するリスク

マットレスのカビを放置すると、どのような影響があるのでしょうか? 放置するリスクを考えていきます。

2-1.アレルギー疾患

カビは胞子が空気中に舞うため、吸い込んでアレルギー疾患を発症する可能性が高いのです。喘息(ぜんそく)・アトピー性皮膚炎・気管支炎などを発症し、重症化する例もあります。

2-2.マットレス以外にもカビが発生することがある

カビの胞子が浮遊することで、マットレス以外の場所にもカビが発生する可能性があります。カビは繁殖速度が速いため、早期に除去することが望ましいでしょう。

2-3.木材の腐食

敷きっぱなしのマットレスは、ベッドや床面との間に湿気がこもった状態です。そのため、天日干しなどを定期的にしなければ、木材の腐食を招くことがあります。木材が腐食すると、大掛かりな補修が必要となり、リフォーム費用など予想外の出費となってしまうのです。

3.マットレスにカビが生えたら捨てるべきか?

カビが生えたマットレスは処分したほうがいいのでしょうか? 処分対象となる判断基準について解説します。

3-1.ごくわずかなカビなら除去する

ごくわずかなカビなら、消毒用エタノールなどを使って除去することができます。酸素系漂白剤もカビ取りに有効です。マットレスのカバーが取り外し可能であれば、酸素系漂白剤に浸(ひた)してから洗いましょう。

3-2.範囲が広い場合は処分を考える

カビが生えている範囲が広い場合は、思いきって処分を考えましょう。マットレスの内部までカビの根が広がり、自己流のカビ取りだけでは十分に落とすことができません。健康被害が起こる前に買い替えましょう。

4.マットレスのカビ除去に便利な道具

マットレスのカビ除去を行う際に準備したい道具をご紹介します。

4-1.消毒用エタノール

消毒用エタノールは、カビを殺菌する効果があります。エタノールは、無水エタノールではなく、殺菌効果が高いとされる消毒用エタノールを選んでください。ただし、消毒用エタノールは殺菌してカビの殺菌や繁殖を抑制するもので、黒ずみを落とす効果はありません。

4-2.カビ取り剤

市販のカビ取り剤は、殺菌と漂白が同時にできるものです。ただし、臭気や刺激が強いため、換気を行いながら使用してください。また、色落ちが起こりやすいので、目立たない場所であらかじめ試しましょう。

4-3.重曹水スプレー

カビ取りを行う前に、重曹水スプレーでカビの生えている箇所をこすり洗いしておくと、仕上がりがより美しくなります。重曹水は、歯ブラシと併用して使う方法がおすすめです。ただし、重曹水スプレーの場合、汚れ落とし効果はあっても殺菌作用はないため、消毒用エタノールやカビ取り剤でカビ除去をしっかり行ってください。

5.マットレスのカビ取り方法

マットレスに発生したカビの取り方をご紹介します。手順や流れを覚えておきましょう。

5-1.カビが生えた部分を重曹水で拭く

重曹を水に溶かし、スプレーボトルに入れて重曹水スプレーを作ります。カビの部分に吹きつけ、歯ブラシで軽くこすってください。表面のカビが浮き上がってきます。乾いた布でつまむように拭き取り、カビと水分を取り除いてください。

5-2.殺菌する

重曹水で汚れ落としをした箇所に、消毒用エタノールを吹きつけます。30分ほど時間を置き、カビが生えた部分がしっかり殺菌されるのを待ちましょう。濡(ぬ)れた部分の水分を取り除き、よく乾かしてください。

5-3.天日干し

マットレスのカビ除去をしたら、天日干しで内部の湿気をしっかり放出しましょう。太陽の光にあてることで、殺菌効果も得られます。よく晴れて乾燥している日を選んでください。

5-4.丸洗い可能なものは洗濯する

エアリーマットレスなど丸洗い可能なものは、酸素系漂白剤を併用して洗濯しましょう。マットレスの繊維に絡みついたカビの菌糸までしっかり殺菌でき、汚れやホコリなども取り除くことができます。ただし、洗濯後はよく乾かし、内部に湿気が残らないようにすることが大切です。

6.マットレスの処分方法

カビが広範囲に及んでいるマットレスは、処分を考えなければなりません。具体的な処分方法を考えていきましょう。

6-1.自治体回収

自治体では、マットレスは粗大ゴミに分類する場合がほとんどです。自治体へ粗大ゴミ回収の申請を行いましょう。また、手数料は、粗大ゴミ処理券を購入して支払ってください。マットレス1点につき、数百円〜千円程度の手数料で済むでしょう。自治体回収を利用する場合、運搬は自分で行うことになります。申請時に指定された日時を守って出すことが大切です。

6-2.不用品回収業者

不用品回収業者に依頼すれば、マットレスのように大きなものでも、運搬や分解をせずに回収してもらえます。ただし、費用は自治体回収に比べて割高で、マットレス1点につき数千円かかる場合がほとんどです。出張費用が別途必要になるケースもあります。

6-3.販売店

販売店に引き取りを依頼する方法も考えてみましょう。販売店で新しいマットレスを購入した場合は、無料で引き取り可能な場合もあります。販売店により、引き取りに関する条件が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

7.マットレスのカビ防止策

マットレスは、普段からカビが発生しないように注意することが大切です。具体的なカビ防止策をご紹介します。

7-1.フレームを変える

ベッドのフレームを、通気性がいいものに変えましょう。すのこ状になっているものがおすすめです。ベッド下に収納が設置されている場合は、湿気がこもりやすいので注意してください。

7-2.除湿シートを活用する

マットレスの上に除湿シートを敷き、湿気がマットレスの内部まで浸透しないようにすることもポイントです。就寝中の汗を除湿シートが吸着してくれます。ただし、除湿シートは天日干しや交換など、こまめなメンテナンスが必要です。

7-3.室内の換気も大切

室内の換気は、定期的に行いましょう。カビの胞子や汚れた空気を屋外へ逃がし、新鮮な空気を取り入れることで、カビの繁殖を抑制することができます。

8.マットレスのカビでよくある質問

マットレスのカビに関する質問を集めました。

Q.マットレスを分解すれば、自治体の普通ゴミとして出すことができるのか?
A.できる場合もあります。しかし、スプリングなどと分別し、自治体指定のゴミ袋に入れられることが条件です。また、通常のゴミ回収では、1回にたくさんのゴミを出すことができません。小分けにして出すよう心がけてください。

Q.カビが生えたマットレスを買取に出すのは難しい?
A.マットレスなどの寝具は、衛生面が重視されるため、買取対象外となる可能性が高いでしょう。買取価格0円で引き取りという業者もありますが、多くの業者では買取不可としている場合が現状です。

Q.フローリングまでカビが広がっている場合、どのような方法でカビを除去したらいいのか?
A.マットレスのカビ除去は自分でできても、フローリングはDIYでは難しいものです。リフォームなどを行う業者に相談し、張り替えを検討しましょう。

Q.子どものおねしょでもカビは生えるのか?
A.はい、生えます。おねしょは水分だけでなく、雑菌がたくさん含まれているため、カビの栄養分となるのです。丸洗い可能なマットレスであれば、なるべく洗ってきれいにしましょう。洗濯が難しい場合は、除菌スプレーをかけてしっかり天日干しをしてください。

Q.酸素系漂白剤を使うと、カビの黒いシミを取ることができるのか?
A.できません。黒いシミを消すことができるのは、塩素系漂白剤です。ただし、色落ちしやすいだけでなく、肌への刺激も強いため、広範囲に使用せず、影響が少ない場所だけにしておきましょう。

まとめ

マットレスは、就寝中の汗などによってカビが発生する場合があります。放置すると人体に悪影響を及ぼすため、早めにカビ除去をすることが大切です。カビ除去の手順を覚えておくと同時に、普段からカビへの予防策を講じるよう心がけてください。