買うなら一読しておきたい!マイホーム購入時の資金計画の立て方

夢にまで見たマイホーム、購入を考えているなら、切り離せないのが「資金計画」。間取りや、お風呂の設備などの細かい部分を考えるのは楽しいですが、これを抜きには家は建ちませんし買えません。初歩的な視点で、マイホームの資金計画の立て方を、3つのポイントから紹介します。

この3つのポイントを押さえることで、マイホームの資金計画はより具体的なものになるはずです。早速紹介しましょう。

1.マイホームの資金計画のうち、「頭金」の考え方

「うちは頭金がたまってないから無理」「頭金がたまったからそろそろ家の考え時かな」などと言いますが、そもそも頭金とは何なのでしょうか。頭金の考え方を解説します。

1-1.住宅ローンの融資限度額から考える

住宅ローンを組む場合、融資限度額、つまり銀行などの住宅ローンの会社が融資してくれるお金は、家の購入金額のおよそ8割だと言われています。なので、頭金としてためなくてはいけない金額は、少なくとも家の購入金額の2割です。でも、最初にためなくてはいけない金額は、それだけではないということを知っていましたか。

1-2.最初に必要な現金は、頭金だけではない

まず必要なのは、登記にかかるお金です。たとえば、所有権移転登記であれば、所有権を公的に認めてもらうために司法書士に払う報酬や税金が必要に。そのほか、地目変更登記や抵当権設定登記といったことにもお金がかかります。
その次に必要なのは、土地の仲介手数料。土地を仲介する不動産屋などに払う金額です。これは、土地の値段によっても変わります。
また、固定資産税の清算金も必要。金額は、土地にかかる固定資産税によります。たとえば土地が1,000万円だった場合、固定資産税は、だいたい84,000円。7月1日に土地が自分の土地になるのであれば、前の持ち主に半年分返さなくてはならないので、その半分の42,000円を固定資産税の清算金として支払います。
そのほか、水道加入金・排水負担金、境界基礎工事にかかるお金、契約書に貼る収入印紙代なども。住宅ローン融資事務手数料・住宅ローンの保証料・住宅ローンのあっせん手数料なども含める必要があるでしょう。注文住宅では、つなぎ融資の手数料と金利もいります。
ほかにも、火災保険料、地鎮祭を行うときに払う初穂料や玉串料、住宅かし担保責任保険料、現場管理・設計費用、地盤調査費用、引っ越し代、建物表示登記費用などがあるでしょう。
こうした費用を「諸費用」と呼ぶことが多いです。諸費用は、200万円から300万円かかるとの試算もあるほど。だいたい、家の購入金額の1割程度だと考えておいてよさそうです。

1-3.頭金プラス諸費用が最初に必要な現金

たとえば、3,500万円の家を買う場合、融資限度額はその8割である2,800万円なので、残りの700万円が純粋な頭金として必要です。また、それに購入費用の1割程度の諸経費が必要となるので、700万円プラス350万円で、1,050万円の現金が最初に必要になってくるでしょう。しかし、これだけたまったから家を購入しよう、ということではちょっと不安です。病気や災害があったときのための生活予備費として生活費の約半年分、また教育費などの貯蓄分は抜いて計算しましょう。

2.毎月の返済額の決め方

さて、最初に必要な現金が分かったところで、次は毎月の返済額をいくらにするのか決めなくてはなりません。毎月いくら払えるからいくらのローンが借りられる、だからこれだけの金額の住宅を買おう、これが住宅購入時に必要な思考の流れです。早速見ていきましょう。

2-1.返済期間は、定年までの年数を目安に

年金の減額などで老後の資金計画が難しいものになってきた昨今、住宅ローンを定年後まで払うのは危険です。今30歳で定年が60歳の場合、返済期間は30年と考えるべきだと言えるでしょう。

2-2.毎月の返済金額を簡単に計算する方法

たとえば、返済期間が30年で金利が2%なら、毎月の返済金額の270倍が、借入額の目安になります。たとえば、毎月8万円返済できるならば、8万円×270で、借入金額は2,160万円。これを住宅購入額の8割と考えると、540万円の頭金をプラスすることになるので、2,700万円の住宅が購入できるという計算になります。ただし、前述したように、最初に必要となる現金は、頭金の540万円に諸費用約270万円を足した、810万円ということになるでしょう。
返済期間が35年で金利が2%なら、毎月の返済金額の300倍が借入金額の目安になります。計算してみてください。

3.どんな金融商品を利用するのか?

返済金額や返済期間のほかに、どのような住宅ローンを利用するのかという問題もあります。住宅ローンには大きく分けて「変動金利型」、「全期間固定金利型」、「固定期間選択型」があることを知っていましたか。それぞれのメリットをご紹介しましょう。

3-1.固定金利型を選択するメリット

最初にこちらをあげたのは、これが一番手堅い選択であるためです。金利は高いのですが、金利の変動に対して一喜一憂する必要がないでしょう。また、返済計画も立てやすいと言えます。しかし、死亡や高度障害になった場合にローンの返済が免除される「団体信用生命保険」に、別途入る必要がある金融商品もあると知っていましたか。この金額は大きいので、よく考える必要があります。

3-2.変動金利型・固定期間選択型を選択するメリット

その点、変動金利型は、「団体信用生命保険」が金利に含まれているので、安心。しかし、金利は半年ごとに見直され、景気が上向くなどの理由で金利が上がると返済金額も上がります。
固定期間選択型では、2年・5年・10年などの固定期間は金利が固定され、その年数が過ぎてからまた金利を見直すことができるプラン。固定期間が長いと金利は高いというのが特徴です。

まとめ

いかがでしたか。この記事では、マイホームの資金計画を立てる方法についてご紹介しました。

  1. マイホームの資金計画のうち、「頭金」の考え方
  2. 毎月の返済額の決め方
  3. どんな金融商品を利用するのか?

以上の3つのポイントを押さえてからマイホームの資金計画を立てれば、より具体的でより安全な計画になるはずです。ぜひ参考にしてみてください。