狭い部屋でも大丈夫! 美部屋のための収納やインテリアのコツ

日本の住宅事情的に、狭い部屋で過ごさざるを得ない方ってたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。でも、ワンルームにはワンルームの魅力がありますし、狭い部屋でもきちんと収納すればごちゃつかない綺麗な部屋を目指せるんです。狭い部屋でも快適に過ごすための、部屋全体の収納やクローゼット収納、また、インテリアやコーディネートのコツ・ポイントをご紹介します。この方法を実践すれば、狭い部屋を広く見せられるようになるでしょう。

1.狭い部屋について

海外と比べると日本の住宅は大変狭く、ワンルームや1DKなどが当たり前だったりします。

部屋が狭い! と感じるのは、居住者数に対して物理的に部屋が狭いか、収納がいかしきれていない可能性があります。

1-1.狭い部屋の間取りって?

ひとり暮らしの場合、1ルーム~1Kくらい、ファミリーの場合は2LDK前後が主流でしょう。同じ平米数でも、備え付けの収納スペースが含まれているかどうかで部屋の狭さはだいぶ変わってきます。引っ越してくる前(部屋に一切物がない状態)に、狭い! と感じたのでなければ、あなたの部屋は絶対に広く使えることができるはず。なぜなら、部屋を狭くしている原因は部屋の面積ではなく、物の多さだからです。

1-2.狭い部屋のメリット・デメリット

起きて半畳寝て一畳。狭い部屋にはデメリットだけではなく、メリットもあります。

引っ越したい! と思う前に、自分の部屋のメリット・デメリットを把握してみましょう。

1-2-1.狭い部屋のデメリット

  • ごちゃつきやすい
  • 景観が悪い
  • 同居人との距離が近い(→メリットにもなりうる)

1-2-2.狭い部屋のメリット

実は、狭い部屋はメリットだらけです。

  • 掃除がしやすい
  • 常に物が自分の近くにある
  • 部屋を移動する手間が少ない

狭い部屋のほうが、「自分の城」として扱いやすくハウスキーピングもしやすいのです。

2.狭い部屋の収納を考えてみる

狭い部屋では、広い部屋よりも収納に気を使う必要があります。

余剰スペースが少ないため、空間を効率的に使うことが収納のポイントです。だからと言って、収納スペースにギュウギュウに物を詰め込むのは考え物。暮らしやすさと見た目を両立した、狭い部屋ならではの収納を目指しましょう。

2-1.収納するメリット

狭い部屋では物を出しっぱなしにすると、一気に雑然として見えてしまうので、基本的には物はすべて収納スペースにしまい、必要最低限の物だけが見える所に置いてある状態にします。

表に出ている物が少ないと、それだけで部屋が広く見える/使えるようになるのです。

2-2.狭い部屋での収納方法

狭い部屋では余剰スペースが少ないので、高さやデットスペースを活用しましょう。いわゆる隙間収納も有効ですが、たとえば棚にギュウギュウに物を詰めてしまうと、雑然とした印象の部屋になってしまいます。見えない箇所ではスペースをフル活用し、見える箇所はなるべく空間を空けるようにするのがポイントです。

2-3.狭い部屋の収納 注意点

狭い部屋では、すべてを使いやすく置くことはまず不可能だと思ってください。(広い部屋でも同じことが言えますが、狭い部屋ではなおさらです。)

よく使う物はとことんしまいやすく・使いやすく置き、使う頻度が低い2軍3群の物は奥に収納します。すべてを使いやすく置くと、結局すべてが使いにくくなってしまうので、物一つ一つにそれぞれ優先順位をきっちり付けましょう。

3.狭い部屋に収納してみる

3-1.物別の収納

収納は物別に考えていくのがポイント。同じジャンルの物は一か所に集めると、使いやすいうえに片付けも楽です。

3-1-1.服の収納

収納に困る物No1が衣類・服ではないでしょうか。

狭い部屋に収納するポイントは、なるべくスペースを削減すること。

そのためには、畳める服はすべて畳んで収納してください。ハンガーにかける収納は確かに楽ですが、畳むことによって服が4倍ほど多く収納できます。

服を収納する際は、ブックエンドやティッシュ箱などを活用して、立てる収納を心がけてください。持っている服を均一に把握できるので、よく着る服とあまり着ない服の見極めも楽になります。

3-1-2.赤ちゃん用品の収納

オムツ・ミルク・洋服・思い出の品など、赤ちゃん用品はジャンルも数量も膨大。

こちらは、「赤ちゃん枠」として一か所にまとめるか、「家族の服」というジャンルの中に「赤ちゃんの服」の枠を取るかを決めしょう。

オススメは前者で、「赤ちゃんの物は全部ココ」としておくと片付ける時も使う時も頭を使わないのがメリットです。

ストック類は、棚1段分など上限を決めておき、その上限を下回らない場合はどんなに特売品だとしても買ってこないようにすると無駄なストックを防げます。

3-1-3.本の収納

紙媒体として持っていたい本は、意外に少ないはずです。すべての本を本棚から出し、1冊1冊手に取って確認すると本当に残したい本だけが入った魅力的な本棚を作ることができます。

情報として必要な本はデータ化したり電子書籍を使用したりすると便利です。また、図書館の利用もオススメ。その際は、図書館から借りてきた本を置く一時スペースを確保しておくのもポイントです。

3-2.押入れ・クローゼットの収納

押入れ・クローゼットは面積・体積ともに大きい分、むやみやたらに詰め込んでしまうと収拾の付かないことになります。

3-2-1.押入れの収納

0.5畳~1畳程度の面積&天井までの高さがあるため、収納スペースというよりは、一つの小さな部屋としてとらえたほうがよいでしょう。ホームセンターで売っている押入れ用のコの字仕切りを使えば、物が下に滞留しないのでとても便利です。

オススメの押入れの使い方をご紹介します。

  • 下段奥もしくは天袋…季節家電はめったに使わない物/思い出の品を収納(重い物は下段)
  • 上段…ふとん・寝具など毎日使う物
  • 下段手前…毎日~週に数回使う家電や日用品など

3-2-2.クローゼットの収納

引き出しを利用し、奥行きを使う収納がベストです。

奥行きが長すぎる場合(90cm以上)は、奥側のスペースが死んでしまうので、シーズンオフの服や、レジャー用の服などを入れておきます。ふせん紙を使ってどこに何が入っているかを書いておくのもポイントです。

Tシャツ/ボトムスなど、必ずジャンル別に収納しましょう。

3-3.収納場所がない・少ない

基本的に、日本の家屋はしっかり考えられて設計されているもので、備え付けの収納で生活が事足りるようにできています。まずは自分の部屋の収納を信じ、新たに収納を増やすよりも今ある収納スペースを活用しましょう。

しかし、それでもまれに収納スペースが全くない/少ない部屋もありますので、その場合の収納方法をご紹介します。

3-3-1.壁を活用する

収納スペースがない場合は、壁面収納をするしかありません。

壁全体を埋め尽くしてしまうと部屋が狭い印象になってしまうので、必要最低限に抑えましょう。また、棚を複数個使う場合は高さを揃(そろ)えてください。高さがバラバラだとごちゃついたイメージになってしまいます。

3-3-2.ベッド下収納

ベッド下を収納スペースとする場合は、必ず衣装ケースなどの引き出しタイプの収納を使います。引き出した時に物がぶつからないよう、引き出しの前は引き出しの奥行き分のスペースを確保しておかなければいけません。

プラスチックの引き出しは中の物が透けて見えて生活感が出てしまうので、引き出しの内側にオシャレな紙などを差し込んでください。

3-3-3.トランクルームの活用

使う頻度が少ないけれども捨てるわけにはいかない物についてはトランクルームの活用も一つの手段です。お金を払ってまで取っておきたいかをよく考えるとともに「どうせ払うお金は同じなんだからこれも入れちゃえ」となんでもかんでも入れないようにしましょう。

4.狭い部屋の収納アイデア・コツなど

狭い部屋にきちんと物を収納するには、不要品をなくし、必要な物だけを使用頻度に併せて正しく置き場を決めてあげる必要があります。

物を置かず、インテリア・コーディネートをきちんと考えれば、狭い部屋でも十分広く見せることができますのでぜひ実践してみてください。

4-1.まずはキッチンから

さっそくクローゼットなどの片付けに手を付けたい所ではありますが、まずはキッチンを整理してみてください。

キッチンは生活感が出やすいため、狭い部屋にさらに生活感をかもしだしてしまいます。また、キッチンは捨てていいか悩む物が少ないので、片付けの勢い付けにはぴったりです。

賞味期限切れの食材や、多すぎるストックなどは一度処分してください。

さらに、調味料や調理器具、三角コーナー、水切りカゴなど、出しっぱなしで当たり前だった物をいったん戸棚に入れたり、撤去したりしてみましょう。オシャレな調味料入れなどもたくさん売ってはいるものの、このような生活感が出てしまうグッズは見せないに限ります。

物が出ていないことのスッキリ感を味わったあとに部屋全体を片付けると、片付けのゴールのレベルが一段階アップするのです。

4-2.出しやすさより入れやすさが収納のポイント

狭い部屋に収納するポイントは、入れやすさ>出しやすさを意識することです。

出しやすさももちろん必要なのですが、それ以上に入れやすさのほうが重要。なぜなら、物を出す時=使う時は、ややめんどうでも物を出すという行為をせざるを得ませんが、物を使い終わってしまう時は、めんどうだとしまわなくなってしまうからです。

「またあとで使うから、今は手がふさがっているから。」など言い訳を付けて、物がどんどん出しっぱなしになっていまいます。言い訳をする余地がないくらいに入れやすい収納でなければなりません。

収納場所を決めたら、片手で1~2アクションでしまえることを目安にしてください。もちろん、すべての物をこのようにしまうのは不可能ですので、よく使う物や、つい出しっぱなしになってしまう物から優先にしまいやすい置き場所を作ってあげます。

4-3.狭い部屋を広く見せるレイアウト

背の高い家具は部屋の奥側以外に置きましょう。

たとえばドアから部屋を入って、左右の壁、もしくはドア側に設置すると狭い印象が緩和されます。

また、部屋の奥側には姿見を置くと、部屋の中が鏡に反射して広く見えるので併用してみてください。

4-4.色を使って狭い部屋を広く見せる方法

部屋を広く使うためには、白やオフホワイトなどの膨張色を使うことがポイント。

壁紙・カーテンなど、面積を広く占める物は白系で揃(そろ)えるのがオススメです。

また、奥側に寒色系(=後退色)の家具やパネルをかけると、さらに広く見えます。

4-5.コーディネート、インテリアアドバイス

部屋の色の統一感があると、それだけでまとまった印象になり、狭い部屋を広く見せることができます。

色が氾濫してしまっている場合は、ペイントしたり、市販の家具用シート(シール状)を貼ったりして、色の数を3~4色程度に抑えましょう。

また、家具の素材の統一感も重要で、金属製のラックと木製のカラーボックスを置いてしまうとガチャガチャした印象になってしまいます。金属よりも木製のほうが穏やかで柔らかい印象が出せますので、金属製のラックを使っている場合は思いきって木製に切り替えるのもオススメです。(もちろん金属製が好みであれば金属同士で統一するのもアリ。)

4-6.注意点

4-3~4-5のインテリアやレイアウトを使っても、物がたくさん出ていては台無し。

まずは物の定位置を決め、「出しっぱなしが基本」となってしまっている物をゼロにするのが大前提です。不要品を処分すれば、物が減り収納家具も不要になるはずですので、もし色味のあった収納家具を新調する場合は、買い足すのではなく入れ替えましょう。

5.捨てる方法

不要品を処分するのは体力も気力も使うので、心が折れてしまいそうになる時もありますが、ゴミ袋の数を見て「これだけ部屋から物がなくなったんだ…」と前向きにとらえましょう。具体的に捨てる方法をご紹介します。

5-1.仕分けの方法

理想の部屋を想像し、その理想に合わない物はすべて処分するという意気込みで臨むと仕分けが楽になります。

また、仕分けたあとで不要な物を潔く処分できるように、あらかじめゴミ袋を用意しておきすぐ捨てられる状態にしておくこともポイントです。狭い部屋では一度に部屋中すべての物を仕分けるのは難しいので、ジャンル別に仕分けを行いましょう。

5-2.仕分けのルール

服なら服、本なら本、とジャンル別に部屋にあるすべての物を順番に床にひっぱりだします。大変な作業ですが、急がば回れです。

すべての服を床に出したら1着ずつ手に取り、本当に残しておきたい服だけを抽出します。

狭い部屋では「もったいないから」「痩せたらまた着られるかも」「いつか読むかも」というような物を残しておく余地はないはずです。狭い部屋の中にでも取っておきたいんだ! と強く思う物のみを残すようにしましょう。

5-3.不要品の処分方法

仕分けが終わると大量のゴミが出てくるはずです。

一般ゴミは普通に捨てられますが、粗大ゴミやまだ使えそうな家具などを捨てるのってなかなかハードルが高いと思います。

そこで、回収業者や買い取り業者の利用がオススメ。1品~軽トラでも引き取ってくれる業者もありますので不要品を一気に処分するには便利です。自分で処理するとゴミ捨て場に持っていく労力+粗大ゴミ代がかかってしまうので、お金を払って時間と労力を節約できると思えば有効な手段ではないでしょうか。無料で見積もりをしてくれる業者もありますので気負わずに問い合わせることもできます。

5-4.捨てられない物について

使い道はなくても、それを見ると幸せな気持ちになれる物は堂々と取っておいてOKです。しかし、なんとなく思い入れがあるから捨てられない…という物については、それを手に入れた時のことや使っていた時のことをよく考えてみましょう。物を捨てても思い出が消えるわけではないですので、しっかり物と向き合い、お礼を言うと案外あっさり手放すことができます。

6.よくある質問

Q.狭すぎて片付けるためのスペースが取れないのですが…。

  • 小さくエリアを区切って少しずつ減らす
  • 大物家具を先に引き払う
  • 一時的にトランクルームを利用する

など、ご自身に合った方法を試してみてください。

Q.センスがなくて部屋のコーディネートがうまくできません。

センスのない方ほど、部屋の数を絞ったほうがよいです。カラフルな部屋もポップでかわいいですが、まずは白・ベージュ系を貴重に部屋の色味を統一してみてください。刺し色はあとからいくらでも追加できます。

Q.物はそこまで多くないのに部屋が狭く見えるのですが…。

  • 全面が見える壁が1面もない(4面とも何かで隠れている)
  • 部屋の奥側に背の高い収納を置いている
  • 大きな家具やカーテンなど、面積を占める物が暗い色(収縮色)

これらは部屋を狭く見せてしまう原因になりえます。

Q.子供の物が増える一方でどんどん部屋が狭くなってしまいます。

お子さんの物は思い入れがたっぷりなうえに、捨てると二度と手に入りませんから捨てにくい気持ちは大変よくわかります。

しかし、すべてを取っておくことは不可能ですので、たとえば工作だったら「ベスト3に入る物だけ」といった条件を決めて処分しましょう。

小さくなった子供服やベビーカーなどは需要がありますのでリサイクルなどがオススメです。捨てるよりも気持ちが痛みません。

8.まとめ

いかがでしたでしょうか。

狭い部屋は狭い部屋なりの魅力があります。自分の城を作る気持ちで、よりよい部屋作りをしてみてください。物を捨てた分だけ部屋は広くなります!

ご紹介した内容が一つも参考になれば幸いです。