正月飾りの正しい処分方法は? ゴミとして出すことはできる?

正月飾りとはしめ縄や門松など、新年を迎える際に玄関や家の中に飾るものです。無病息災や家内安全などを願うものでもあり、小さいものでも何か1つは飾る、というご家庭も多いことでしょう。その一方で、正月飾りの処分方法が分からず、悩んでいる人もいると思います。
そこで、今回は正月飾りの処分方法を紹介しましょう。

  1. 正月飾りの種類と意味
  2. 正月飾りの処分方法
  3. 正月飾りをゴミとして処分する方法
  4. 正月飾りの処分に関するよくある質問
  5. おわりに

この記事を読めば、正月飾りの処分方法に悩むことはありません。正月飾りの捨て方が分からないという人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.正月飾りの種類と意味

正月飾りとは、年神様の目印や依代(よりしろ:神様が宿る場所)になる飾りのことです。年神様とは、1年の豊作や無病息災といった福を授けるために新年にやってくる神様であり、お正月は年神様を迎え入れる日でもあります。正月飾りは地方ごとにいろいろな種類がありますが、代表的なものは以下のとおりです。

  • しめ飾り・しめ縄
  • 門松
  • 鏡餅

このほか、破魔矢や熊手を初詣で買い求めるという人も多いでしょう。正月飾りは一昔前までは自宅で作るものでしたが、現在はスーパーやホームセンターなどで購入することが一般的です。

2.正月飾りの処分方法

この項では、正月飾りの処分方法を紹介します。どのような方法があるのでしょうか?

2-1.正月飾りはくり返し使えるの?

正月飾りは、基本的に毎年新しいものを飾ります。お正月に年神様の依代(よりしろ)になった飾りを燃やすことで、年神様に天上へお帰り頂くのです。正月飾りをお焚き上げする行事もあります。しかし、近年は布製・木製・陶器製の正月飾りも出てきており、このようなものはくり返し使ってもいいでしょう。それ以外の正月飾りは、1月7日を過ぎたら取り外して処分します。

2-2.行事で処分する方法

前述したように、正月飾りをお焚き上げする行事は全国各地にあります。どんど焼き・三九郎(さんくろう)・左義長(さぎちょう)など、呼び方がさまざまですが、地域で行う場合は子ども会や自治会が主催になって行うことが多いでしょう。どんど焼きが行われる地域では、1月7日以降に正月飾りの回収が行われます。回収ボックスが置かれるところもありますし、子どもたちが集めに来ることもあるでしょう。どんど焼きで正月飾りを処分する場合は、基本的に可燃物(わら・紙・木材)だけを出します。プラスチックや金属の飾りは燃えないので取り外し、ゴミとして処分しましょう。

2-3.神社に処分してもらう方法

最近は、神社がどんど焼きをする地域も珍しくありません。また、都市部の神社はどんど焼きをせず、専用の焼却炉で正月飾りをお焚き上げすることもあるでしょう。毎年正月~1月15日くらいまで、多くの神社では古いお札や破魔矢・熊手と一緒に正月飾りを回収しています。ですから、地域でどんど焼きをしないという場合は、神社に正月飾りを持っていきましょう。基本的に無料で回収してくれますが、多量の正月飾りを持ちこむ場合は社務所に相談し、いくらかの初穂料を包むといいですね。

2-4.業者に処分してもらう方法

お正月飾りの中でも、門松は別格です。1mを超えるものが一般的なので、どんど焼きで燃やしたり神社で回収したりするのは難しいでしょう。大きな門松は、1月7日過ぎに業者が撤去してくれます。オプションで別料金のところもあるので、注文する際に確認しておきましょう。なお、高さ数10㎝のミニ門松はどんど焼き等で燃やしてもかまいません。

2-5.鏡餅の処分方法

鏡餅は、毎年鏡開きのときにおしるこなどにして食べるのが一般的です。鏡開きの日は1月11日と言われていますが、地方によっては日にちが異なります。ですから、地域の鏡開きの日に合わせましょう。近年、スーパーなどで売っている鏡餅は1つずつ小分け包装になっているので、カビがはえることもありません。

3.正月飾りをゴミとして処分する方法

この項では、近所に神社もなくどんど焼きも行われないという場合、ゴミとして正月飾りを処分する方法を解説します。

3-1.正月飾りはゴミとして処分可能?

正月飾りは、わらや木材・紙など可燃物でできていることがほとんどです。ですから、ゴミに出すことはできます。ただし、長さ1mを超える門松などは回収してもらえないこともあるので、不明な点は自治体の担当課に問い合わせてください。

3-2.処分方法

正月飾りは縁起物ですから、そのままゴミ箱に捨てるのは抵抗があるという人も多いでしょう。そこで、正月飾りに塩を振って清め、半紙などきれいな紙に包んでから捨てるのがおすすめです。包装紙に包んだり、紙袋に入れたりしてもいいでしょう。なお、正月飾りによっては、針金などの金属が使われていることもあります。この場合は、金属やプラスチックと可燃物は分けて捨てましょう。可能ならば、正月飾りだけ別のゴミ袋に入れて出すといいですね。

3-3.注意点

破魔矢や熊手は、1年の無病息災や子孫繁栄などを願い、1年間神棚に飾っておくのが一般的です。1月7日を過ぎても処分する必要はありません。また、地域によっては1年中正月飾りをつけている地域もあります。1月7日が過ぎれば一斉に取り外すのではなく、地域の風習に従いましょう。

4.正月飾りの処分に関するよくある質問

Q.福ダルマは、どんど焼きなどの行事で処分することはできますか?
A.はい。正月飾りに福ダルマを飾る地域では新しいダルマを購入した後、古いダルマをどんど焼きで燃やすことも可能です。また、ダルマを販売しているお店で古いダルマを引き取ってもらえることもあります。

Q.破魔矢や熊手と共にお守りやお札を収めてもいいですか?
A.神社によっては、昨年度授与したお札やお守りを収められるところもあります。ただし、お寺で授与されたお守りやお札は持ちこまないようにしましょう。

Q.お正月飾りを捨てる場合、分解した方がいいですか?
A.紙とわらだけでできているならば、分解しなくても大丈夫でしょう。プラスチックの飾りがついている場合は取り外してください。

Q.どんな神社でも正月飾りを回収していますか?
A.いいえ。小さな神社では回収していないところもあるでしょう。

Q.お寺では正月飾りを回収していないのですか?
A.いいえ。寺院によっては引き取ってもらえるところもありますが、その数は神社よりも少ないでしょう。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は正月飾りの処分方法について解説しました。正月飾りは、1月10日前後までならば神社で回収してもらえることが多いでしょう。それまでに取り外して神社に収めるか、地域でどんど焼きをする場合は自治会に回収してもらうといいですね。ゴミに出す場合は、年神様への感謝をしてから捨てるようにしてください。お清めの塩は食卓塩で構いません。