カーポートの設置場所

【必見】カーポートの設置場所を決めるポイントは? 注意点やカーポートの選び方

車を風雪から守ってくれる「カーポート」は、家を建てた後からでも設置可能です。メリットの多いカーポートですが、設置場所や選び方には注意が必要です。ここではカーポートの選び方や設置場所の注意点などをご紹介しましょう。

「広い場所に設置すればどこでもいいんでしょ?」という方は要注意。適切なカーポートを適切な場所に設置するように心掛けましょう。

  1. カーポート選びのポイント
  2. カーポートを選ぶときの注意点
  3. カーポートの設置場所

1.カーポート選びのポイント

カーポートを選ぶときは以下のようなポイントを押さえておきましょう。

1-1.カーポート設置の目的は?

日差しをよけたいのか、雨や雪をよけたいのかで選ぶカーポートは変わってきます。

1-2.住宅への影響

設置したら窓が開かない・・・そんなことにならないよう、サッシの位置と柱の関係や根の高さなどを考慮します。

1-3.色とデザイン

デザインも色も好みですが、豪雪地帯や雨を防ぎたい場合は注意が必要です。

1-4.サイズ

駐車する車種や台数、駐車スペースを考慮してサイズを選択します。このポイントはすべて重要です。住宅への影響は、自宅だけでなく隣近所への影響も考えて。サイズは大きければよいわけではありません。

東側からの日をよけたい、西から吹く風をよけたいなど、気象条件によっても大きく変わってくることを考慮に入れつつ、自分好みのデザインをチョイスしてください。

カーポート選びのポイントは複数あるんですね。
はい。値段だけで決めてはいけません。

2.カーポートを選ぶときの注意点

カーポートを選ぶときの基準は住んでいる地域の風雪量に大きく関係してきます。雪が多い地域では雪下ろしの必要がないよう、堆雪量にあったカーポートを設置する必要があります。海沿いで風の強い地域では風が吹き込む向きなどを考慮して、風に飛ばされない耐風圧性能の優れたカーポートを設置します。

台風や豪雨の増えてきた近年は、特に自然災害に考慮したカーポート設置が急務です。丈夫であればよいというわけでもなく、その地域の風雪量に合わせて選ぶのが大切です。こういった自然災害に合わせたカーポート選びは素人だけで判断するのは非常に困難です。お願いする工務店やメーカーの人に良く確認して選びましょう。

風や雪の量にも注意が必要なんですね。
はい。この辺りは、業者とよく相談しましょう。

3.カーポートの設置場所

カーポートは設置場所が非常に重要です。車より少し大きめの幅・奥行きが取れる場所に駐車スペースを確保します。しかし、カーポートは駐車場に取り付ければOK!というわけではありません。隣近所に迷惑をかけず、住人が使いやすいように設置しましょう。

3-1.隣近所に迷惑がかかる?!

片側に斜めになったカーポートを取り付ける場合、傾斜面が隣の家に向いていると雨や雪が滑り落ちてしまったり、汚れのハネが飛んでしまったりします。お隣と隣接した場所に設置する場合は迷惑のかからないようにカーポートの形をよく選びましょう。

3-2.庭に設置する場合

あまり広さのない庭の場合、車1台に対しての床面積が小さくなります。車2台を置きたい場合は車の間に柱を置くタイプにするなどしてカーポートの柱を少なくするとよいでしょう。また、カーポートの柱はかなり太めです。庭に置いたときに景観を損ねないかどうかも考慮しておきましょう。

3-3.家の前に設置する場合

最近多いのが家の前に駐車するパターンです。比較的広めのスペースがとってありますが、大きなカーポートにすると圧迫感が出てきます。家の前、特に窓の前にカーポートを設置する場合はなるべく柱と窓がかぶらないように。カーポートはクリア素材を利用して圧迫感を防ぎます。

庭に設置する場合も家の間に設置する場合も、ポイントになるのは使いやすさはもちろんのこと、住宅との兼ね合いが大切です。気象条件などによって設置場所が限られる場合もあります。すべての条件を考慮してカーポートを選び、設置してください。

カーポートの設置場所はよく選ぶことが大切なんですね。
はい。近隣の家の位置もよく考えて選びましょう。

カーポートの設置場所と注意点まとめ

  • カーポートは目的や住宅への影響などを考慮して選ぶ
  • 気象条件によって選べるカーポートの種類が限られることもある
  • 設置場所は車より少し大きめのカーポートがおける場所を選ぶ
  • 庭に置く場合も家の前に置く場合も、住宅との兼ね合いがポイント

カーポートは思ったよりも考慮するポイントが多いものです。広さだけでなく、住宅や隣近所への影響も良く考えて選んでください。