老人ホームの入居準備は大変って本当? 必要なものややるべきことは?

年を取って自力で生活するのが難しくなると、老人ホームへの入居を考える人も多いでしょう。老人ホームに入居すれば、介護だけでなく食事をはじめとする、身の回りのケアもしてもらえます。自宅でケアを受けるよりもストレスが溜まらず、健康的に生活できるでしょう。その一方で、老人ホームの入居準備に何をしていいか分からないと悩んでいる人もいると思います。
そこで、今回は老人ホームの入居準備に何をすればいいのかをご紹介しましょう。

  1. 老人ホームへの入居までの流れや準備
  2. 入居準備をする際の注意点
  3. 自宅の片付けについて
  4. 老人ホームの入居準備に関するよくある質問
  5. おわりに

この記事を読めば、老人ホームへ引越しが決まったときも、慌てることはありません。自分や親兄弟が老人ホームへの入居を考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.老人ホームへの入居までの流れや準備

はじめに、老人ホームに入居するまでの流れを解説します。どのような手続きが必要なのでしょうか?

1-1.老人ホームに入居するまでの流れ

老人ホームに入居するまでは、以下のような流れになります。

  1. 入居を予定する老人ホームに資料請求・見学
  2. 入居の相談・申し込み
  3. 入居する施設に必要な書類に記入するため、各種検査を受ける
  4. 入居の可否が決定する
  5. 入居契約
  6. 引越し

入居を申しこんでから引越しまで慌ただしい日々が続くので、計画的に物事を進めていくことが大切です。

1-2.老人ホーム入居に必要な書類とは?

老人ホーム入居に必要な書類は施設によって異なりますが、

  • 健康診断
  • 認知症の診断
  • 保証人関係の書類
  • 印鑑証明・住民票・戸籍謄本など、役所関係の書類

以上の書類は、多くの施設で提出が求められます。健康診断や認知症の診断はかかりつけ医に相談して作成しましょう。保証人は複数求められることもあります。

1-3.個人的に必要なもの

老人ホームに入居する場合、以下のような持ちものが必要です。

  • 衣類
  • 食器類
  • 趣味のもの(本やCD・趣味の道具など)
  • 個人で使う家電

施設によって持ち込みできるもの、できないものが違うので必ず事前に確認しましょう。

2.入居準備をする際の注意点

老人ホームに入居が決まってから、実際に入居するまで約2~3週間かかります。それまでに必要なものをそろえ、不要なものを処分しましょう。入居者本人がすべてやるのは大変ですが、入居者の意志を確認せず子どもや兄弟が勝手に行ってはいけません。入居と同時に自宅を処分しなければならないというとき以外は、持ちものの処分などは時間をかけて行いましょう。
また、役所関係の書類・医療関係の書類は取得するのに日数がかかります。入居が決まったら真っ先に手続きをしましょう。

3.自宅の片付けについて

この項では、老人ホームに入居する場合の自宅の片付けについて解説します。ぜひ参考にしてください。

3-1.自宅の片付けが必要な理由

老人ホームに入居するということは、生活の拠点を移すということです。自宅を処分し、そのお金でホームに入る人もいるでしょう。また、自宅は残しているものの、いったんホームに入ったらもう家には戻らないという人もたくさんいます。そのため、ある程度持ちものを処分し、必要なものだけをホームに持っていくことになるでしょう。

3-2.自宅の片づけは自分で行えるのか?

入居者自身で自宅の片づけをすべて行うのは、ほぼ不可能でしょう。そのため、家族で行う場合は入居者が指示をし、子や孫が片づけを行うという形が一般的です。しかし、捨てられないものがたくさんある場合は片づけがなかなか進みません。子どもや孫にとっては不要なものでも、本人が必要としているものはあります。でも、それをすべて取っておくことは不可能です。また、子や孫が片づけに使える時間は限られています。整理整頓が得意で、自分の必要なものはすべてすぐに取り出せるという人以外は、家族だけで片づけをするのは難しいでしょう。そこで、 次の項でプロに片づけを依頼する方法やメリットを紹介します。

3-3.プロに頼む方法とメリット

今は、自宅の片づけをしてくれる業者や不用品を有料で引き取ってくれる業者も増えてきました。生前整理に利用される人もたくさんいます。プロに片づけを依頼するメリットは、以下のとおりです。

  • 粗大ゴミなど捨てるのに手間がかかるゴミを一度に回収してくれる
  • 自治体では回収していないものも、回収してくれる(例:家電リサイクル法対象家電など)
  • 短時間で家をきれいにしてくれる
  • 必要ならば、持ちものの供養もしてくれる(供養をサービスの一つとして行っている会社のみ)

家の片づけをする時間がないという場合や、家財の量が多いなどの理由で自分たちの手に負えないという場合はぜひ、業者を利用してみましょう。

3-4.依頼方法や注意点

家の片づけを行ってくれる業者は、インターネットやイエローページで探すことができます。口コミサイトなども参考にしましょう。申し込むと、見積もりのために自宅まで来てくれます。見積金額に納得がいったら契約しましょう。業者によっては、トラックの荷台に積み放題で定額制、という契約もあります。
ただし、しつこいセールスをしてくる業者や、見積もりがいい加減な業者は信用してはいけません。また、連絡先が携帯電話だけという業者も信用しないほうがいいでしょう。料金が安いことに越したことはありませんが、見積もりがいい加減だと別の名目で多額の料金を請求されることがあります。それに、連絡先が携帯電話だけだと音信不通になるのも簡単です。業者はある程度時間をかけて選んでください。

4.老人ホームの入居準備に関するよくある質問

Q.老人ホームに入居したら、もう家へは帰ってこないと思ったほうがいいのでしょうか?
A.一時帰宅することはありますが、以前のように家で生活するようになる人はごくわずかです。

Q.どの老人ホームでも持ち込めないものはありますか?
A.犬や猫などのペットや危険物、臭いの強いもの・刃物などは持ち込めないでしょう。

Q.不用品回収業者に依頼して実行してくれるまでの日数はどのくらいですか?
A.早ければ、その日のうちに見積もりを取りにくれます。遅くても1週間以内には実行してくれるでしょう。

Q.仏壇など宗教用具は老人ホームに持ち込めますか?
A.小型のものや、位牌・遺影ならば持ち込みを許可しているところもあるでしょう。

Q.老人ホームに入居した場合、通帳などはどうしたらいいですか?
A.基本的に個人が管理しますが、施設側が預かってくれる場合もありますし、子どもが預かることもあります。詳しくは施設側と相談しましょう。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は老人ホームに引越しをする場合の入居準備について解説しました。必要なものを用意するだけでも大変なので、家の片づけまで手が回らないということも多いでしょう。その場合は、悩まずに業者へ相談し、片づけの依頼を検討しましょう。費用はかありますが、今は個人でゴミを処分するのにもお金がかかります。特に、子や孫が遠方に住んでいる場合は時間を短縮する意味でも、業者に片づけを依頼するのはおすすめです。