自分で解決!エアコンの室外機がうるさい時に役立つ4つの対処法

エアコンのスイッチを入れると妙な異音がするというのであれば、室外機の作動音に耳を澄ませてみてください。うるさい音の原因は室外機かもしれません。あまりにも気になるようであれば、室外機に故障・トラブルが生じていないか確認したほうが良いでしょう。

こちらでは、室外機がうるさい時の原因究明法・対処法をまとめています。ちょっとした理由で異音が発生することもありますから、業者に電話をする前に、少しだけ手間暇をかけて室外機の様子を見てみましょう。

1.エアコンの室外機は何のためにあるの?

一言で表現すると、エアコンは空気の熱を移動させるための機械です。冷房運転では、室内の空気を取り込み、そこから熱だけを取り出します。そして、取り出した熱を室外機から吐き出し、熱が奪われて冷えた空気を室内に戻すわけです。こうすると、結果として室内機から冷風が出てきます。

暖房であれば逆の働きです。外の空気に含まれている熱を奪って、室内の空気を暖め、外に冷たさを送り出す…というイメージになります。室外機は、冷房運転なら熱を、暖房運転なら冷たさを外に放り出す役割を負っている…と考えてください。

移動しているのは熱だけなので、室外機から取り込んだ外気が室内に流れ込んだり、室内機から取り込んだ室内の空気が外に吐き出されたり…ということは一切ありません。あくまでも、室内と室外の空気は混じらず、それぞれの温度だけが別々に変わっています。

このように、熱だけを交換するためのツールとして、室内機と室外機が協力して機能した結果、エアコンというシステムが作動するのです。なので、室外機に何らかの故障があれば、室内機も正常に動作しなくなります。2つで1つの機械ですから、常に両方が正常に動作しなければなりません。

2.音がうるさい…と思ったら!室外機のチェックポイント

室外機の音がうるさいと思ったら、まずは以下のポイントを確認してみてください。小さな原因で異音が生じていることも多いので、案外、簡単に治る可能性もあります。

2-1.暖房運転の時に冷房よりうるさいのは普通!

冬場、暖房運転をした時に室外機が大きな音を立てている…というのであれば、それは故障ではないかもしれません。室内の熱を外に捨てる冷房と比べて、外気の熱を取り込む暖房のほうが室外機への負担は大きいからです。

冬場の外気はむしろ冷たいわけで、そこに含まれるわずかな熱を室内の空気に取り入れる以上、室外機の熱交換器はフル稼働になります。コンプレッサーの回転数が向上するため、それだけ音が大きくなるのは当然です。特に製造から時間の経過したエアコンであれば、室外機に負担がかかって騒音を立てたとしても不思議ではありません。

この場合は故障ではないので、エアコンを買い替える予定がなければ、多少、うるさいと感じても継続使用することになります。あまりに気になるようなら、高性能な新しいエアコンを購入するしかありません。

2-2.室外機の放熱板が目詰まりしていませんか?

室外機の裏側には、アルミニウムの放熱板が大量に取り付けられています。アルミニウムの板が並んでいるのですが、この隙間にホコリなどが入って目詰まりを起こすと、エアコンの効き目が大幅に低下するのです。

この状態になると、エアコンは設定温度を実現しようと出力を上げて作動しますから、コンプレッサーの回転数が上がって騒音を立てるようになります。もし、室外機の作動音が大きくなったと感じたら、一度、室外機の裏側を点検してみると良いでしょう。

エアコンの室外機は屋外に設置しますから、風に吹かれて飛んできたホコリが内部に入り込んで、放熱板に付着する…ということは頻繁に起こります。ワンシーズンに1回くらいは掃除するのが望ましいでしょう。

ホコリ、チリなどが付着しているようなら、使い古しの歯ブラシなどで放熱板を磨いてください。必要なら水で洗い流しても構いません。雨ざらしになる屋外に設置することが前提なので、室外機は水に強いです。

ただし、洗剤を使用する場合は注意が必要。使っても構いませんが、水で完全に洗い流してください。洗剤の成分が残ると放熱板が腐食するなどの悪影響が出る恐れがあります。

2-3.室外機のファンが目詰まりしていませんか?

注意が必要なのは放熱板だけではありません。室外機の表面にあるファンが汚れている場合にも、室外機の異音が発生します。

ファンの回転音が妙にうるさい…と感じたら、いったん運転を止めてファンの様子を確認してみてください。ファン本体が過剰に汚れていたり、ファンの前にあるキャビネットが目詰まりしたりしていると、室外機に負荷がかかって運転音が大きくなります。

水がかかっても問題ない機械なので、ファン・キャビネットをまとめて水洗いすると良いでしょう。ファン周辺がキレイになれば、冷暖房の効率が改善しますから、エアコンの効きが向上する…という効果もあります。

2-4.運転中の室外機が振動していませんか?

ファンが高速回転しているため、室外機は少なからず振動しています。もし、振動によって周囲に細かくぶつかっていたり、振動音が響いていたりするようなら、振動を取り除く必要があるでしょう。

室外機が壁に接触しているようなら、壁から数センチ離してみてください。これで音が静かになるなら、振動の拍子に壁とぶつかっていたのが異音の原因です。

壁に接触していないのに異音がするなら、振動が床部分に伝わっているのかもしれません。室外機の下に重量ブロック(ブロック塀の一部など)を設置して、床との間に空間を設け、さらに室外機とブロックの隙間に防振ゴムを挟んでみてください。ゴムが振動を逃がしてくれるので、振動音はほとんど聞き取れないくらいになるはずです。

まとめ

以上、エアコンの室外機が異音を発している場合の対処法でした。このページで解説した方法で改善しない場合は故障の恐れがありますから、専門業者に依頼して点検・修理をお願いすると良いでしょう。

  1. エアコンの室外機は何のためにあるの?
  2. 音がうるさい…と思ったら!室外機のチェックポイント

故障を疑う前に、ちょっとした原因が潜んでいないか確認することは、無駄な出費を抑えるために役立ちます。ぜひ、エアコンなど家電製品の基本的なチェックポイントを学んでおきましょ
う!