バラアーチ

【注目】ロザリアン必見!初心者でも作れるバラアーチの作り方を覚えよう!

庭でガーデニングを楽しむ方が増えていますが、とりわけ目立つのはバラを愛する人々。バラ愛好家を「ロザリアン」と呼んでいます。
バラは20000種類以上もあるのをご存じですか?誰もがうっとりする甘い香りで、庭に華やかさと安らぎを与えてくれます。
バラを育てていく中で、さまざまな庭を参考にする機会があるでしょう。バラの種類によってはアーチに向くものがあります。より一層美観がアップするはずです。
庭が狭い・費用がかかると諦めていませんか?バラのアーチは、DIYで自作もできるのでぜひチャレンジしてみてください。

1.バラアーチ作りの準備

バラアーチは、ワンランクアップした庭造りを目指している方におすすめです。アーチは素材や形もさまざま。どのような庭にしたいかを明確にし、理想の庭を想像してから準備を始めましょう。

1-1.設置場所

庭のどこに設置するかを決めましょう。幅と高さを測ってください。設置する場所で注意したいのは、歩行の邪魔にならないか、幅が通路より狭くならないかなどを検証すること。
一般的には通路より少し広めに設置する傾向があります。

1-2.設置方法

どのくらいの期間使うのかもポイントになります。一時的な使用であれば置くだけのタイプ、長期間楽しみたい場合は地面に差し込む形状のものを選ぶといいでしょう。
アイアン製のアーチはコンクリートの基礎を用意する必要があり、足元がぐらつかないよう固定する施工を行います。
使用期間で設置方法を選ぶのもおすすめです。

1-3.庭のイメージで決める

アーチの素材選びは、庭のイメージに合うものを選びたいですね。家の雰囲気にも馴染(なじ)むものがおすすめ。
家の外壁カラーや庭の雰囲気にフレキシブルな変化ができるのは、ウッド製のアーチです。好きな色に塗り替えるだけで、印象を変えることができます。

1-4.アイアン製はコーティングで選ぶ

アイアン製のアーチはクラシックなイメージですてきですよね。選ぶ時に注意したいのは、さび。鉄に直接塗装している場合は、さびが発生しやすいもの。さびでアンティークな印象を出したい方にはおすすめです。しかし、きれいな状態を維持したいのであれば、亜鉛コーティングをした後に塗装したものを選びべきでしょう。

1-5.道具・材料

アーチを設置するときに注意したいのは、風対策をしっかり行うこと。アーチがぐらつかないようブロックとモルタルでしっかり固定してください。基礎作りに最適な方法です。水平を保(たも)てるように水平器で測ると、バランスよく仕上がります。ブロック周辺に詰める石も用意しましょう。
基礎を固めるために、ゴムハンマーがあると便利ですよ。

2.バラアーチの作り方

DIYで自作するバラアーチ作りについてご紹介します。台風など強風で倒れないように、しっかりした地盤を作りましょう。手順など参考にしてみてください。

2-1.穴掘り

手伝ってもらえる人がいるのなら、2人で作業した方が楽ですよ。アーチを埋める穴を掘ることから始めます。深さ50cm程度の深さが必要です。穴を2つ掘った後に、バラ栽培に最適な培養土を10リットル入れます。
培養土を加える目的は、庭の土にある微生物と馴染(なじ)み、根が病気を防ぐこと。培養土は30cm程度加えるようにすると、アーチが抜けにくくなります。

2-2.アーチを設置

アーチの基礎をコンクリートで固める場合、ブロックに差し込んで水平を確認しながら掘った穴に設置を行います。
コンクリートで固めないなら、掘って培養土を加えた穴に直接アーチを差し込みましょう。見栄えのいいアーチにするためには、アーチの状態を少し遠くから眺めてみることが大切です。アーチが斜めに傾いていないか、曲がっていないかを自分の目で確認しながら設置しましょう。

2-3.アーチを設置してから株を入れる

バラの株を入れるときは、鉢の形を崩さないようにするのがポイント。それぞれのアーチに株を植えます。アーチの外側に植え、接ぎ木部分は地面の上になるように注意してください。
株を入れたら、株を囲むように培養土をドーナツ状に盛ります。水を与えても、根までしっかり行き渡らないことがあるのです。ドーナツ状にしておくことで、水を溜(た)めておくことができ、根の乾燥を防げます。

2-4.1年かけてアーチを覆う

らせん状に左右から誘引し、アーチを作っていきます。バラを植えた直後はまだ枝が足りず、アーチ全体を囲むまでには1年かかると考えておくようにしましょう。
誘引するときのポイントは、枝とアーチをカラータイまたは麻紐(あさひも)を使って結びます。枝が太くなることを想定し、枝はゆとりを持って結ぶようにしてください。

2-5.地植えができないなら自立型を

コンクリートで固められた庭の場合、地植えが難しいケースもあります。アーチの形状はさまざまなニーズに対応しており、自立型アーチもあるので利用してみてください。アーチの両サイドに鉢植えのバラを置いて誘引します。鉢は大きめの方が安定感が出ていいでしょう。

3.バラアーチに向いている種類

アーチを作ると、ローズガーデンの雰囲気が楽しめ、大好きなバラに囲まれる幸せを感じることができますよね。ロザリアンにとって、最高の庭になるでしょう。
特に初心者の方は、アーチに向いているバラを知っておいてください。アーチに誘引できるつる性のものを選びます。イングリッシュローズの系統は、ロザリアンにとって馴染(なじ)み深く愛され続けているバラです。

  • アブラハムダービー(強い品種で剪定(剪定)にも強く、四季咲き)
  • ヘリテージ(イングリッシュローズの代表格。直立に成長するためほかのバラと組み合わせると美しく仕上がる)
  • グラハムトーマス(山吹色の花弁が特徴で、アーチに最適。返り咲きする品種)
  • ウイリアムモリス(四季咲きで2.5mと樹の高さがあるため、アーチに最適。トゲも少ないため、誘引しやすい)

イングリッシュローズは人気のある系統ですが、ほかにもシュラブ系統なども誘引しややすく、好みのバラを見つけてくださいね。

4.まとめ

バラアーチについてご紹介しました。

  • バラアーチ作りの準備
  • バラアーチの作り方
  • バラアーチに向いている種類

バラ愛好家にとって、アーチのある庭は憧れです。華やかさと庭の美観をアップしてくれます。DIYで自作することができますので、ぜひチャレンジしてみてください。
庭と家の雰囲気に合う素材を選ぶことが大切。設置期間で固定する方法も異なります。長期間設置するのであれば、コンクリートでしっかり基礎を固めてください。設置するときは少し遠目から見て、 傾きや曲がりがないか確認しながら進めましょう。