子育てしやすい住宅や間取りのために考えたい3つのポイント

住宅の購入や改築は人生の中でも大きな決定のひとつです。つい経済面だけに目をとられがちですが、実は家の設計のわずかな差が子育てに思わぬ影響を与えます。子育てしやすい住まいを作るためにもぜひ賢い決定をしたいものです。それでは、子育てしやすい間取りと条件について考えておきたい3つのポイントをご紹介しましょう。

1.住まいが子育てをどのように変えるか

1-1.子供のよい習慣を育てる住まい

子供に将来に期待することで最も大切な点のひとつは、よい人間関係をもてる大人になることです。自分の子が思いやりのある人で、マナーをしっかり守れる大人になってほしいと親なら誰もが望むでしょう。心を育てる子育ては、家の中から始まります。家族がふれあう場所となる自宅は、よいコミュニケーションにあふれるスペースにしたいものです。家族が一緒に過ごせるスペースや会話のある毎日を作り上げるために、よく計画された住まいを考えるのは大切であることを覚えておきましょう。

1-2.子供の健康を守る住まい

親としては、子供の健康は最も気がかりな点のひとつでしょう。もちろん、どれだけ注意をしても完全に子供を病気から守ることはできません。しかし、家の設計を考えることで、子供の健康を守ることも促進(そくしん)できるのです。たとえば、温度管理はぜひ考えておきたい点となります。新鮮な空気を取り入れるための調整も行いながら、快適な温度を保つことにより風邪をひきにくい環境を整えることもできるでしょう。また、メンタル面での健康を保つためにも、明るい住まいを心がけたいものです。日光の入る環境やコミュニケーションを取りやすいスペース作りも考えましょう。

1-3.子供の勉強環境を整える住まい

住まいの設計が子供の勉強意欲に大きな影響を与えます。年齢に応じた勉強環境を考えたいものです。集中して勉強できる環境が必要な年代もあれば、親と一緒に学ぶ場所が必要なときもあるでしょう。「勉強は静かなところで」と決めてかからないようにしてください。孤立すると勉強意欲が促進されないこともあるのです。学ぶことはテスト勉強だけではありません。想像力や応用力を高めて育つ能力もあるのです。

2.子育てしやすい住まいの条件

2-1.子育てしやすいスペース作り

住まいの設計が子育ての環境に与える影響は大きいものです。とはいえ、家の間取りを自由に考えるには限界もあるでしょう。新築のように家を白紙の状態から設計する場合は自由度も高いものですが、必ずしもすべてが思うようにはいかないものです。それでも、いくつかのポイントを押さえておけば、限られた選択の中でも子育てしやすい住まいを作り上げていくことはできます。たとえば、スペースの活用方法を考えてみましょう。家の中がものであふれていては、とても子育てがしやすい環境とはいえません。しっかりと収納スペースは確保してください。同時に、子供と一緒に過ごすスペース、夫婦で共に過ごせるスペースなど目的を明確にしたスペース作りを心がけましょう。限られた間取りでも、スペースの目的を決めて確保することで環境を整えることができるのです。

2-2.子育てしやすい温度管理

温度管理ができる環境も、どのような間取りや大きさの家でも心がけることのできるポイントです。集中して温度管理ができるなら最適でしょう。家族の安心感はそのような身の回りの環境からも作られます。寒すぎたり暑すぎたりする環境では、心も体も健康には育ちません。住まいの広さだけではなく、快適な温度を保つことで子供の成長を助ける住まい作りができるのです。

2-3.子育てしやすい雰囲気作り

スペースや間取りに限界があっても、ぜひ考えておきたいポイントのひとつは住まいの雰囲気の作り方です。まずは、十分な明るさを確保してください。自然光を取り入れることができるように配慮しましょう。部屋の使い方に柔軟性ももたせてください。ルールを決めすぎては、子供も大人もくつろげない空間になってしまいます。自由度の高い部屋作りにすれば、家族で何かを一緒にするためにも使えるでしょう。子供の友だちを呼んで何かを一緒にできるぐらいのスペースも確保したいものです。たとえば、部屋をつなげて広く用いるようにするなどの柔軟性があれば、部屋の使い方の自由度も増します。

3.子育てしやすい住まいの間取り

3-1.子供のよい習慣を育てる間取り

間取りを選ぶことができるなら、まずは子供のよい習慣を育てる間取りを考えてください。よい習慣はコミュニケーションや親と接する時間によって形作られるものですが、健康や勉強意欲にもつながる最も大切な点といえるでしょう。たとえば、居間にいる子供を見守りながら家事ができる対面キッチンはおすすめしたいスタイルです。キッチンからのコミュニケーションがとれますし、子供と一緒に料理や片付けなどの家事を行うこともできるでしょう。お母さんが子供を見ることも大切ですが、子供がお母さんの働いている様子を見ることも重要です。休日にお父さんがキッチンにいる様子などを子供が見るなら、なおよいでしょう。このような家の中で見る両親の姿やコミュニケーションをとれる環境が、思いやりやマナーを育てる家作りに貢献(こうけん)するのです。

3-2.子供の健康を守る間取り

子供の健康を守るための間取りとしては、湿気の程度の確認も大切です。寝室が水回りの近くにならないようにしましょう。カビが生えやすい環境は、慢性的なアレルギーなどを引き起こし体力を弱めます。温度管理や換気のよくできる環境も整えたいものです。特に子供の部屋には自然光を入れるための窓のある部屋を与えてください。メンタル面での健康保護に大きく助けになります。同時に、子供のメンタル面での健康を守るためには、親同士がよく話しあえるスペースと間取りも不可欠です。仲のよい夫婦関係が子供のメンタル面での保護にもつながる大切な点であることを忘れないようにしましょう。

3-3.子供の勉強意欲を育てる間取り

子供の勉強意欲を育てようとするあまり、孤立した場所を早いうちから確保することは必ずしも正しくはありません。まだ子供が小さいときには、親がいるところで勉強をするほうが子供は安心します。お母さんが勉強を教えることもできるでしょう。子供がお父さんやお母さんに勉強について尋ねやすい環境を作るのです。また、勉強をする部屋のほかに、居間でも勉強できるスペースを作ってあげるのもよい方法でしょう。集中できるだけではなく、勉強を楽しくできる環境も考えて間取りを検討してください。また、将来の成長を考えて、年齢に応じた柔軟性のある間取りの調整ができるようにも考えてあげたいものです。

まとめ

子育てしやすい住まいは、子供のよい将来を考える親だからこそ賢明に判断していきたいものです。そのためにも、

  • 子供によい習慣やマナーが身につくようコミュニケーションをとれる住まい
  • 温度調整や明るい部屋など健康管理のできる住まい
  • 勉強の意欲を促進(そくしん)しても孤立しないような住まい

を考えていきましょう。

限られたスペースでも、目的のある使い方で快適な住まいのスペースを作り上げることができます。節約するべき点とお金をかけるべき点をよく見定めて、健康で楽しい住まい作りを考えていきましょう。