廃棄方法は? パソコンバッテリーをリサイクル処分する方法と注意点

パソコンのバッテリーには寿命があります。パソコンの電池持ちが悪くなった、と感じた方は、バッテリーの交換を検討してみてください。しかし、そこで問題になるのが古いバッテリーの処分方法です。パソコンは捨てないけれど、バッテリーだけ捨てたいという場合、どのように処分したらいいのでしょうか? 今回は、そんなパソコンバッテリーの処分方法についてご紹介します。

パソコンバッテリーを廃棄したい方や、廃棄方法を知りたい方は、ぜひ最後までこの記事を読んでみてください。パソコンバッテリーの正しい廃棄方法が分かります。

1.パソコンバッテリーの廃棄について

1-1.バッテリーとは

一般的に、バッテリーとは、充電式電池のことを示します。ノートパソコン・スマートフォン・デジタルカメラのような家電に使用されていることが多く、リチウムイオン電池やニッケル電池などが有名です。

1-2.バッテリーの資源の再利用

バッテリーには、以下のような希少な資源が使用されています。

  • ニッケル
  • カドミウム
  • コバルト

これらの資源を再利用することで、希少資源の有効活用につながるのです。リサイクルマークがついているバッテリーは積極的にリサイクルに回しましょう。

1-3.パソコンのバッテリーはどこについているか

パソコンのバッテリーは、本体の背面のフタを開けたところに入っていることが多いでしょう。取り出すためのレバーやネジがあることもあります。開け方が分からない場合は、取り扱い説明書やメーカーHPで確認しましょう。

1-4.バッテリーの寿命について

バッテリーは、使用回数による寿命があります。空(0%)の状態からフル充電(100%)にできる回数が決まっており、その回数はおおむね500回です。充電可能回数は、使用状況や充電の仕方によって前後します。この寿命を過ぎてもまったく使えなくなるわけではありません。しかし、寿命の切れたバッテリーの電池効率は新品時の50%ほどとなります。

2.パソコンバッテリーの廃棄方法

2-1.販売店に持っていく方法

パソコンバッテリーをリサイクルに出す方法として、販売店に持っていく方法があります。充電式電池リサイクルボックスを置いている店や、一般社団法人JBRC協力店が回収してくれるのです。一般社団法人JBRC協力店はHPで検索できます。お近くの協力店を探してみましょう。

2-2.メーカーの回収について

パソコンメーカーは、資源有効利用促進法(PCリサイクル法)により、パソコンを無料で回収する義務があります(PCリサイクルマークのないものは有料)。基本的には、パソコンと一緒にバッテリーを回収してもらえますが、バッテリーのみの回収はおこなっていないところがほとんどです。バッテリーに不備があり、リコールになった場合には無償で回収されることもあります。

2-3.自治体によるバッテリー回収

バッテリー用のリサイクルボックスを設けている自治体や、危険ゴミ・電池ゴミとして回収している自治体もあります。電池ゴミとバッテリーは別の分類ということもあるでしょう。そのため、自治体に問い合わせをする際は「電池を捨てたい」ではなく「パソコンのバッテリーを捨てたい」と言って確認してください。不燃ゴミに混ぜて捨てることは絶対にやめましょう。

2-4.注意点

バッテリーを回収ボックスやリサイクルボックスに投入する場合は、端子部(金属が見えている部分)をビニールテープなどでふさいでください。絶縁しておかないと、ボックスの中でショートする危険性もあります。

3.パソコンバッテリーの処分方法~回収業者へ依頼する

3-1.回収業者について

パソコンバッテリーなど、処分に困るものは、回収業者にまとめて依頼する方法もあります。基本的には、出張回収・宅配回収などがあり、家にいながらして回収してもらえるのが特徴です。

3-2.メリット・デメリット

不用品回収業者を利用するメリットとデメリットをご紹介します。

3-2-1.メリット

  • 楽に処分できる
  • 分別する必要がない
  • 大量の不用品でも回収してもらえる

3-2-2.デメリット

  • 回収料金が発生することがある
  • 業者選びを慎重におこなう必要がある

3-3.業者選びのポイント

回収業者の中には、悪質なものもあります。業者を選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。

  • パソコンバッテリーなど、電子機器を取り扱い対象としている
  • 対象エリア内である
  • 料金体系が明確である
  • 回収方法が選べる(出張・宅配・持ち込みなど)
  • 古物商許可などの営業許可を持っている

3-4.回収料金

不用品回収業者の料金体系は、基本的に以下のとおりとなっています。

  • 回収費用(品目ごとに料金が設定されている、もしくはパック料金など)
  • 人件費・手数料
  • 運搬料金
  • 買取料金(買取可能な品目があれば)
  • オプション料金(エレベーターなしの場合の階段使用料・時間帯指定料など)
  • 送料(宅配回収の場合)

業者によっては、無料としている費目もあります。業者が「無料」と言っている場合は、どこまでが無料なのかを確認しておきましょう。思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。詳細は3-6を参照してください。

3-5.回収方法

不用品回収業者による回収方法は、主に以下のようなものがあります。

3-5-1.出張回収

業者に家に来てもらい、不用品を査定・回収してもらう方法です。家にいながらにして、パソコンバッテリーなどの不用品を処分できます。不用品を複数点まとめて依頼したほうがお得になることが多いでしょう。

3-5-2.宅配回収

パソコンバッテリーなどの不用品を、自分で段ボールなどにこん包して、業者に郵送する方法です。品目によっては回収料金や送料が無料となることもありますので、回収対象品によっては、お得な方法となります。

3-5-3.持ち込み回収

業者の営業所まで自分で持っていく方法です。業者の住所が近い方や、訪問を依頼したり、こん包するのが面倒な方には向いています。営業時間には注意しましょう。事前に電話連絡を入れておくと確実です。

3-6.回収業者について注意点

回収業者の中には、悪質なところもあるので注意してください。たとえば「無料回収」をうたっておきながら、人件費や運搬料金は別だ、などと言われ、不当に料金を請求されることもあるのです。また、格安で回収してもらった不用品が、不法投棄されていた、などのトラブルもあります。業者を選ぶ際は、身元や資格をしっかり調べておきましょう。

4.パソコンのバッテリーについてよくある質問

4-1.バッテリーの寿命のサインは?

下記のような症状が出てきたら、バッテリーの寿命と言えるでしょう。

  • パソコンの電池持ちが明らかに悪くなった
  • バッテリーの残量表示が実態と異なる(あと50%あるはずなのに電源が落ちる、など)
  • バッテリーが熱くなる
  • 充電コードをつないだままでないと使用できない

4-2.電池のリサイクルマークはどのようなものですか?

電池にかぎらず、3つの矢印が一周するように表現されているマーク(スリーアローマーク)はリサイクルマークとなります。電池のリサイクルマークは、矢印の下に「Ni-Cd(ニカド)」、「Ni-MH(ニッケル水素)」、「Li-ion(リチウムイオン)」といった、電池の種類名が書かれているのが特徴です。

4-3.モバイルバッテリーの処分方法は?

パソコンやスマートフォンなどで使用するモバイルバッテリーも、リサイクルする必要があります。不燃ゴミなどで捨てないようにしましょう。

4-4.職場で使っていたパソコンバッテリーの処分方法は?

企業や店舗から出たバッテリーを含めた不用品は、産業廃棄物として処分する必要があります。産業廃棄物取扱業者に依頼しましょう。

4-5.近くに店舗やリサイクルボックスがないのですが……

ご近所に、バッテリーを入れられるリサイクルボックスがなく、自治体回収もおこなっていない場合には、回収業者の利用がおすすめです。バッテリーのほかにも、不用品をまとめて依頼すれば、手間をかけずに持ち物をスッキリ処分できるでしょう。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。パソコンのバッテリーの処分方法などについてご紹介しました。小さなバッテリーでも、再利用すればその資源をいかすことができます。面倒だからとって不燃ゴミで出してしまうと、回収してもらえなかったり、回収員がケガをしてしまったりなど、思わぬ事故につながることもあるのです。今回ご紹介した方法で、正しくバッテリーを処分してください。