パソコンのデータ消去方法を知りたい。完全に消去する方法とは?

パソコンは、仕事だけでなくショッピングや人との交友にも使用できる便利な家電です。住所録や電話番号・カード番号など必要な情報がすべてパソコンに入っているという人もいるでしょう。大量の情報を一括して管理できるのもパソコンの強みですが、その反面、処分するときにはデータ消去をしないと、大変なことになります。しかし、データ消去の方法が分からずに困っている人もいることでしょう。
そこで、今回はパソコンを安全に処分するために必要なデータ消去の方法を解説します。

この記事を読めば、もうデータ消去の方法に悩むことはありません。パソコンを処分する前に、ぜひ読んでみてくださいね。

1.パソコンをデータ消去する重要性

前述のとおり、パソコンには大切な情報がたくさん記録されています。仕事の情報やクレジットカードの番号などの、重要性や悪用された時の怖さは皆様もよくご存じでしょう。このほか、SNSやフリーメールアドレスの暗証番号や住所録・電話番号・写真・趣味の記録なども、大切な個人情報です。「このようなものは、誰も悪用しないだろう」というものでも、安心はできません。たとえば、写真1枚でもインターネット上に流出してしまえば、さまざまな使い方をされるでしょう。さらに、インターネット上に一度流出してしまった情報を、完全に消去したり回収したりするのは、不可能です。

パソコンのデータはウィルスなどでも流出しますが、処分される予定のパソコンからデータを抜きだして売買したり、面白半分でインターネット上に流したりする人もいます。そのため、処分する時はもちろんのこと、修理に出すときも注意が必要です。

2.間違ったデータの消去方法

この項では、間違ったデータの消去方法について解説します。パソコンを手放す場合は、ここでご紹介するような方法でデータを消去した気分になっていては、危険です。

2-1.ゴミ箱に捨てる

パソコンを使用中にデータが不要になった時は、ゴミ箱に入れて処分します。ただし、ゴミ箱に入れただけではデータが残っていますし、ゴミ箱を空にしても復元する方法はあるのです。ですから、ゴミ箱に捨て、それを空にしてもデータ消去をしたことにはなりません。

2-2.初期化

初期化(フォーマット)とは、パソコンを出荷時の状態に戻すことです。フォーマットを行えばCドライブに保存されていた情報は一部消えてしまいます。しかし、Dドライブに保存されている情報はそのままです。また、フォーマットを行っても、Cドライブの情報は復元可能なため、パソコンの知識を持つ人ならば、消えたと思った情報を取り出すこともできます。

2-3.パソコンの電源が入らないようにする

パソコンの電源が入らないようにしてしまえば、一見するとパソコン内のデータは取りだせなくなったように思えます。しかし、パソコン内のデータはHDDやSSDという部品に記録されており、取り外し可能です。別のパソコンに接続すれば、問題なくデータを引き出せます。ですから、HDDやSSDが無事ならばパソコンの電源が入らなくても、データを取りだされる可能性があるでしょう。

3.パソコンのデータを完全に消去する方法

この項では、パソコンのデータを完全に消去する方法を解説します。ぜひ、参考にしてください。

3-1.プログラムでデータを消去する方法

メーカー製のパソコンを使用している場合、必ず処分する時に備えたデータ消去のプログラムが組みこまれています。CDなどが付随していることもありますし、定められた操作を行いプログラムを起動させれば、自動でデータを消去してくれるものもあるでしょう。これを行うと完全にデータが消去されてしまいますので、行う前に必ずバックアップを取っておいてください。
やり方が分からない場合は、各メーカーのホームページを確認しましょう。
なお、すでにメーカーがない場合や、自作のパソコンの場合はデータ完全消去用のフリーソフトも公開されています。
これを利用すれば、完全にデータが消去できるので利用してみましょう。

3-2.HDDを物理的に破壊する

HDDを物理的に破壊しても、データを消去できます。パソコン本体を開けると中にHDDが入っていますので、取り出しましょう。分かりにくい人は、HDDの取りだし方がネットで公開されていますので、確認してみてください。プラスドライバーが1本あれば、取りだせます。
HDDを取り出したら、ビニール袋に入れて金づちなどで叩いて壊しましょう。水につける方法もありますが、現在は海水につかったHDDからデータを復旧させる技術も確立されていますので、念には念を入れてください。
なお、現在はノートパソコンにはHDDの代わりにSSDという部品が搭載されている商品もあります。この場合は、取りだし方が難しいので、SSD搭載のパソコンの場合は業者等に依頼した方がよいでしょう。

3-3.業者に依頼する

前述のとおりSSDを搭載しているパソコンの電源が入らなくなった場合や、HDDが取りだせなかった場合・パソコンが不調でデータ消去プログラムが作動しなかった場合などは、業者に依頼してデータを処分する方法もあります。インターネットを検索すれば、業者はすぐに見つかるでしょう。業者を選ぶ場合は、実績が豊富で事務所をきちんと構えている業者を利用しましょう。
安価だけれど、事務所が普通のアパートやマンションの1室で連絡先も携帯電話しかないという業者は、データを悪用される危険があります。

4.パソコンを回収してくれる業者に依頼してみよう

パソコンを処分する場合は、メーカーに回収してもらうか、小型家電リサイクル法に沿って自治体や家電量販店に回収してもらう方法(ノートパソコンや、タブレット型パソコンだけ)方法が一般的です。しかし、そのほかにパソコンを無料回収している業者もあります。
パソコンはリユースできる商品や、リサイクルできる部品が多いので、無料回収しても利益が出るのです。そのため、宅配回収や持ち込み回収などでパソコンを無料回収している業者もたくさんあります。
また、パソコンを無料回収してくれる業者は、データ消去も請け負ってくれますので、「壊れているけれども、HDDの取り外し方がよく分からない」という場合にも便利です。
近くに無料回収を行う業者が複数ある場合は、持ち込みができる業者を探しましょう。遠方の場合は宅配回収を行っている業者が便利です。なお、確実にデータを消去したという証明が欲しい場合は、1,000円~1,500円程度で「データ消去証明書」を発行してくれる業者を選びましょう。
ただし、軽トラックで街を流している業者は利用しないほうがよいですね。所在地が不明な業者が多く、別名目で高額な料金を請求される恐れもあります。

5.パソコンのデータ消去に対するよくある質問

Q.パソコンにデータを記録しておらず、インターネットを見ていただけですが消去が必要ですか?
A.はい。閲覧着歴もデータの一部になるので、削除しましょう。

Q.クラウドにすべてのデータを保管してありますが、どうしたらよいでしょうか?
A.クラウドに保管してある場合は、パソコンを出荷時の状態に戻せば大丈夫です。タブレット型パソコンはこの方法でデータを消去しましょう。

Q.無料回収業者の宅配回収とはどのようなものですか?
A.着払いの宅配便で、パソコンを回収してもらいます。

Q.パソコン自体を水につけるなどすれば、データは消去できるでしょうか?
A.可能ですが、水につけても100%データが消去されるわけではありません。また、水を吸ったパソコンはノートパソコンであれ重くなりますし、こん包作業などもより大変になります。おすすめできません。

Q.古いパソコンでも、データ消去方法に変わりはないでしょうか?
A.はい。基本的にメーカー品ならば、データ消去用のプログラムが組みこまれています。

6.おわりに

いかがでしたか。今回はパソコンのデータを消去する重要性とその方法について解説しました。パソコンは個人情報のかたまりです。「このくらい」と軽く考えず、徹底して消去しましょう。最近はSSDというより小型な部品にデータを記録するノートパソコンが増えてきました。HDDがない場合でも慌てずに業者等に依頼して、データを処分してください。