プラモデルの処分方法を知りたい! 買い取り対象となるものは?

プラモデルを趣味として集め続けた結果、部屋の中に入り切らなくなって処分を考える方が多いのではないでしょうか。

しかし、プラモデルが大量にある場合、ゴミとして出すには躊躇(ちゅうちょ)しがちです。そんなときは、買い取りサービスを利用するとよいでしょう。買い取りできないものでも、業者ならまとめて回収処分可能です。

本記事では、プラモデルの買い取り・処分方法・業者に依頼するポイントについて説明します。

  1. プラモデルの処分について
  2. プラモデルの処分~買い取りについて
  3. プラモデルの処分~回収業者について
  4. プラモデルの処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、プラモデルの処分方法が分かります。ゴミとして出す以外の方法が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

1.プラモデルの処分について

プラモデルを正しく処分するためには、どんなものなのか基礎知識を身につけることが必要です。処分方法についても説明します。

1-1.プラモデルとは

組み立て式の模型を「プラモデル」といいます。プラモデルはマルサン商店が考案した登録商法なので、「プラスチックモデルキット」が一般的な名称です。主に、組み立て説明書・接着剤・マーキング用のデカール・ランナーと呼ばれる枠につながった状態の部品で構成されています。名前のとおり、プラモデルの素材は、ほとんどがプラスチックとなります。

1-2.処分方法

プラモデルをゴミとして出す場合、自治体回収を利用することになるでしょう。処分方法・注意点について説明します。

1-2-1.ゴミとして出す方法

プラモデルを自治体で処分する場合は、ビニール・プラスチック類になります。自治体によってゴミの分類は異なりますが、多くは可燃ゴミとして処分できるでしょう。ただし、金属のシャフト・歯車・モーターなどがついている場合は、燃えないゴミとして処分するか、部品ごとに分けて処分することになります。自治体によって違いがあるため、ホームページなどで確認したほうがよいでしょう。

1-2-2.問題点

燃えるゴミ・燃えないゴミで処分できれば、費用はかかりません。しかし、大量のプラモデルをゴミ捨て場に持って行くと、近所迷惑になる可能性があります。また、自宅とゴミ捨て場を何往復もしなければならないため、手間がかかりますし労力も必要です。また、大型のプラモデルは、粗大ゴミになる可能性もあります。ほとんどの自治体では、一辺30cm以上のものを粗大ゴミとしているので注意してください。

1-3.ゴミ以外で処分する方法

今まで大切にしてきたプラモデルをゴミとして処分するのは、気持ち的に苦しいですよね。そんなときは、買い取りサービスを利用してみてはいかがでしょうか。ゴミとして処分するよりも気楽に手放すことができます。さらに、買い取ったものは再販売されるのでエコ活動にもつながるでしょう。「捨てるのがもったいない」と躊躇している方は、買い取りをおすすめします。

2.プラモデルの処分~買い取りについて

すべてのプラモデルが買い取り対象になるわけではないので注意が必要です。手際よく処分するために、買い取りの知識を身につけておきましょう。

2-1.買い取りできるもの・できないもの

買い取りできるのは、壊れていないプラモデルです。組み立て済みのものは、壊れていないかどうか確認してみてください。もちろん、未開封のプラモデルは買い取り対象となります。一度開封し、パーツの欠品がある場合は買い取り不可となるので注意してください。また、パーツがそろっていても、欠けていたり汚れがついていたりするものは買い取り不可の可能性があります。

2-2.買い取りしてくれるところ

リサイクルショップ・専門店・回収業者などが買い取りに応じてくれます。適切な店舗を選ぶためにも、選び方や査定・料金などについてチェックしておきましょう。

2-2-1.選び方

できれば、高価買い取りが可能な店舗にお願いしたいですよね。査定額は商品の状態・店舗によって異なるため、複数の業者に査定を依頼するとよいでしょう。ほとんどの業者では、無料で査定を行っているので、途中でキャンセルしてもお金はかかりません。ただし、中にはキャンセル料を請求する悪徳業者も存在しています。無料で査定をしてくれるのか、確認しておいたほうが安心です。

2-2-2.査定・料金について

査定では、プラモデルがどのような状態か、人気のある種類かなど、さまざまな項目がポイントとなります。中には、きちんと査定を行わないところもあるため、直接店舗へ持って行くときは、しっかり査定しているのか確認しましょう。疑問点がある場合は、その場で尋ねることが大切です。
また、買い取り額は、人気度・商品の状態・種類などによって大きく異なるでしょう。たとえば、人気のあるキャラクター・レアアイテム系は、コレクターに根強い人気があり、高く売れる可能性があります。

2-3.買い取りの流れ

直接店舗に持ち込む場合は、その場で査定してもらい、買い取り額に納得すればお金と交換になります。宅配買い取りを依頼する場合は、電話またはホームページから申し込み、ダンボールに梱包(こんぽう)して店舗へ送る流れです。出張買い取りの場合も、同じ方法で申し込みをして、予約日にスタッフが自宅へやってきて査定となります。買い取り方法で流れが異なるため、事前に確認しておきましょう。

2-4.注意点

組み立て済みのプラモデルは、通常のリサイクルショップでは買い取り不可になる可能性があります。もし売りたければ、おもちゃ&フィギュアに強い専門店のほうがよいでしょう。また、仕上げがキレイでなければ買い取ってもらえません。査定前に清潔でやわらかい布などを使って、丁寧に拭いておくのも大切です。

3.プラモデルの処分~回収業者について

「大量のプラモデルがある」「まとめて処分したい」と思っている方は、回収業者がおすすめです。ここでは、回収のメリットから業者選びのポイントまで詳しく説明します。

3-1.回収のメリット

不用品回収の大きなメリットは、買い取りと処分が同時にできることです。業者の中には、買い取りサービスだけでなく、不用品の回収も行っているところがあります。買い取り不可なものでも、処分してくれるのでスピーディーに片付けることができるでしょう。
また、大量のプラモデルでも出張回収を利用することで、運搬の必要もなく処分できます。ゴミ捨て場では迷惑になりがちな量も、業者に回収してもらえば迷惑をかけずにまとめて処分可能です。

3-2.回収方法

主な回収方法は、宅配回収・出張回収・持ち込み回収の3つです。自分のペースで処分したい方は宅配回収、近くに店舗がある方は持ち込み回収を利用するとよいでしょう。プラモデルだけでなく、ほかの不用品もまとめて処分したい場合は、運ぶ手間のかからない宅配回収や出張回収がおすすめです。

3-3.業者選びのポイント

どの回収業者を選ぶべきか悩むときは、以下のポイントに注目してください。

  • 買い取りだけでなく不用品回収を行っている
  • 古物商・産業廃棄物収集運搬許可を取得している
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • 低費用で処分できる・無料回収の理由が明確になっている
  • 回収方法が選択できる
  • 口コミ・評判がよい
  • 回収後、適切な方法で不用品を処理している

不正を働く悪徳業者は、回収後に不法投棄をしたり、追加料金を請求したりする傾向があります。スタッフの対応が悪く、見積書も不明確なところがあるので注意してください。

3-4.コストをかけずに回収してもらうコツ

コストをかけずに回収してもらうコツは、買い取りサービスを利用することです。また、多くのプラモデルが買い取ってもらえるように、できるだけ保存状態をよくしておきましょう。複数の業者を比較して、最も低費用で処分できる業者を依頼するのも方法の1つです。

4.プラモデルの処分に関してよくある質問

プラモデルの処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.よい状態で保存する方法が知りたい
A.プラモデルの外箱は湿気を吸収しやすいため、クローゼットなどで保管するときは除湿剤を一緒に置いてください。また、外箱・説明書にカビが生えることもあるでしょう。定期的に外へ取り出して、状態のチェックや風通しを行ってください。保存状態がよければ、高く売ることもできます。

Q.買い取り額がアップするコツとは?
A.まずは、パーツがすべてそろっていなければなりません。「箱の中に入ったセットで組み立てができること」が、高く売れる第一条件となります。たとえ、希少価値のある種類だとしても、説明書・パーツが紛失している場合は買い取り不可になる可能性があるのです。

Q.ネットオークションでも売れるのか?
A.ネットオークションは、希望額を設定して売りに出すことができます。買い手が見つかれば、落札額で売れるでしょう。しかし、梱包や登録などの手間もかかります。また、クレームや入金に関するトラブルも多発しているので要注意です。

Q.プラモデルの売りどきはいつか?
A.プラモデルに売りどきはありませんので、売りたいときがベストでしょう。大掃除や結婚を機会に処分するなど、自分のタイミングで処分してください。

まとめ

いかがでしたか? プラモデルの処分方法は、ゴミとして捨てるだけではありません。未開封のものはパーツがすべてそろっていれば売ることができます。組み立て済みのプラモデルでも、壊れていなければ買い取ってもらえる可能性はあるのです。思い出の品を買い取ってもらうことができれば、処分するよりも楽な気持ちで手放せるでしょう。処分費用も抑えることができるので一石二鳥です。いくつかの処分方法を把握しておけば、プラモデルを上手に片付けることができます。