外構費用の相場はどのくらい? 新築するなら知っておきたいポイント

家を新築する際、忘れがちなのが外構工事です。
外構とは、家の外回り全般のことを言います。
「家はできあがったのに、玄関や庭などの外構がまだ手つかず…」というケースはよくあるようです。
新築の外構にはさまざまなスタイルがあり、選ぶものによって費用も大きく変わってきます。

そんな人たちのために、新築の際にかかる外構費用についてまとめてみました。

1.外構にかかる費用について

新築の際、外構工事にどのくらいの費用がかかるのか、気になるところでしょう。
まずは、外構のスタイルや費用についてまとめてみました。

1-1.新築の外構スタイル

新築の外構スタイルは主に3種類あります。
どのスタイルを希望するかによって費用は大きく変わることになるでしょう。

クローズド外構

昔から日本の住宅でよくあるスタイルの外構です。
門扉や塀、柵(さく)を高めに設置することで、外部からの視線を遮断する効果があります。
「庭に洗濯物を干したいが外部からの目が気になる…」という人も多いでしょう。
クローズド外構はプライバシーを重視する外構のため、外回りの空間を家族だけのものにしてくれます。
ただし、閉鎖的なイメージも強いため、最近はクローズド外構を選択する家は少なくなってきているようです。

オープン外構

クローズド外構と逆で、開放的なイメージを売りにしているのが「オープン外構」です。
敷地の境界線に門扉やフェンスを設置せず、出入りを簡単にしたスタイルとなっています。
芝生や草花、低い樹木などを植えて境界を示す家庭も多く、光や風がとおり抜けやすいのが特徴です。
ただし、防犯を意識したプランニングやプライバシー確保のための対策について考える必要があるでしょう。

セミクローズド外構

「セミクローズド外構」は、「クローズド外構」と「オープン外構」の要素を両方取り入れたスタイルです。
塀やフェンスを設置するものの、低めのものを選ぶことで、程よい開放感を手に入れることができるでしょう。
また、オープンなエリアとクローズドなエリアを併せ持つプランなども人気です。
それぞれのメリットを組み合わせた「セミクローズド外構」は、最近の住宅でも主流になってきています。

1-2.費用の相場は?

新築の外構にはさまざまな工事があります。
主な工事としては、以下のとおりです。

  • 門設置工事
  • 塀、外構フェンスの設置工事
  • カーポート設置工事
  • ウッドデッキ設置工事
  • アプローチ工事
  • 花壇、植栽

かかる費用は、もちろん工事の種類や規模によって大きく異なります。
目安としては、総建築費用の10%を外構工事に充てると、家との釣り合いがとれた外構にできると言われているようです。
また、敷地面積×1万円が、新築外構工事費用の目安という考え方もあります。

2.部位別の相場

では、費用の相場を部位別に見ていきましょう。
まず、門柱や門扉の設置費用の相場が200,000~350,000円。
来客時など最初に目につく場所であることから、家のテイストに合ったデザインのものを希望する人が多いようです。
塀や外構フェンスの設置費用は、400,000~600,000円が相場となっています。
塀や外構フェンスは、隣家や道路との境界に設置するもので、オープン外構ではこの工事をしない場合もあるようです。
車を持っている家庭では、新築時にカーポートの設置を依頼する家が大半でしょう。
カーポート設置費用の相場は、200,000~1,300,000円になります。
続いて、ウッドデッキの設置費用は、200,000~300,000円が相場です。
「リビングと一体化して有効に活用したい」「ペットのスペースにしたい」というように、ウッドデッキの使用目的についても明確にしておくと良いでしょう。
アプローチについては、新築時の外構工事で特に重要視すべき場所です。
家にとって「顔」となる部分なので、こだわりたいという人も多いのはないでしょうか。
アプローチの工事費用は、㎡につき8,000~22,000円が相場となっています。
アプローチのデザインを決めてから、フェンスや門の雰囲気を考えていく場合が多いようです。

3.住宅会社と外構専門業者ではどちらがお得?

新築の際、外構工事をどこに依頼するか?という問題もあります。
選択肢としては住宅会社と外構専門業者がありますが、どちらに依頼するのがお得なのでしょうか。

3-1.住宅会社に依頼するメリットとは?

住宅会社に外構工事を依頼する最大のメリットは「建物と合った外構にしてもらえる」という点です。
建物の外壁などに使っている素材を外構でも使うことができるため、建物と統一感のある外構を作り出してくれます。
また、保証が大きいという点も、うれしいメリットです。
もちろん外構専門業者でも工事補償を設定しています。
しかし、やはり大きな会社の補償というものは、安心感の違いがあるのではないでしょうか。
さらに、住宅会社に外構工事を依頼すれば、建物と合わせたローン計画が立てられます。
建物と外構で別々のローンを組むよりも、分かりやすくて安心ですよね。

3-2.外構専門業者に依頼するメリット

では、外構専門業者に依頼することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
まず、外構を専門に行っているため、外構に力を入れた提案をしてくれるという点。
住宅会社はどちらかと言うと建物に力を入れているため、外構と合わせて全体的に見ると物足りなさを感じることがあるようです。
また、メンテナンスの面から考えても、外構専門業者の方が早い対応を期待できます。
住宅会社は間に挟む人の数が多いぶん、なかなか迅速な対応をしてもらえないことも多いようです。

3-3.どちらがお得?

住宅会社と外構専門業者、それぞれのメリットとデメリットはお分かりいただけましたでしょうか。
決め手となる一番のポイントは、やはり「費用」だと思います。
どちらに依頼した方がお得なのかについてご紹介しましょう。
家を建てるのは住宅会社ですから、外構工事も住宅会社に依頼する人は多いようです。
しかし、その場合実際に外構工事を行うのは、下請けの外構業者になります。
その際、工事費用には住宅会社の「紹介料」が含まれることがほとんどです。
紹介料は外構工事費用の3~5割になる場合もあるでしょう。
そのことを考えると、住宅会社をとおさずに、直接外構専門業者に依頼した方がお得ということになります。

4.まとめ

外構費用の相場についてご紹介しました

  • 外構にかかる費用について
  • 部位別の相場
  • 住宅会社と外構専門業者ではどちらがお得?

「家の新築を予定している」「外構工事にはどのくらいかかるのか?」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。