冷蔵庫の引っ越し準備と流れを確認しよう! 注意点やポイントは?

冷蔵庫を引っ越しで運ぶ場合は、霜取りなど事前に済ませておかなければならないことがあります。新居でも必要不可欠な電化製品だからこそ、運送中に破損することがないよう入念な準備が必要です。たとえ、新居で冷蔵庫が不要になっても、正しく処分しなければならないでしょう。スムーズな引っ越しと適切な処分を行うためには、きちんと知識を得ることが大切です。また、運搬前に食材を使いきれるようにしておかなければなりません。本記事では、冷蔵庫の引っ越し準備と流れについて解説します。

  1. 冷蔵庫の引っ越しの流れ
  2. 冷蔵庫の引っ越し準備
  3. 引っ越し時の冷蔵庫の運搬方法は?
  4. 引っ越し後の冷蔵庫の設置ポイントは?
  5. 冷蔵庫の引っ越しに関してよくある質問

この記事を読むことで、冷蔵庫の引っ越しの準備とスケジュールが分かります。引っ越し時の冷蔵庫の取り扱いが気になっている方は、ぜひチェックしてください。

1.冷蔵庫の引っ越しの流れ

最初に、冷蔵庫の引っ越しの流れをチェックしておきましょう。

1-1.主な流れを紹介

引っ越し当日は、業者の人が来るまでに荷造りを済ませておかなければなりません。冷蔵庫も、すぐに運搬できる状態にすることが大切です。引っ越し当日にあわてないように、引っ越し2週間前から準備を行ってください。2週間前から当日までの流れは以下のとおりです。

  • 引っ越し2~1週間前:冷蔵庫の中身を確認する。食材を計画的に使いきるため、ある程度献立を考えることが大切
  • 引っ越し5~3日前:冷蔵庫の中身を再度確認し、できるだけ新しく食材を購入しないようにする
  • 引っ越し当日:冷蔵庫の霜取りと水抜きをする

「引っ越し当日に冷蔵庫を見たら、食材でいっぱいになっていた」ということがないようにすることが大切です。それぞれの具体的な方法に関しては、後ほど【2.冷蔵庫の引っ越し準備】で説明するのでぜひチェックしてください。

1-2.スケジュールのポイント

引っ越し日が近づくほど、やらなければならないことが多く冷蔵庫の引っ越し準備が後まわしになってしまうことがあります。スケジュール通りに進めるため、リストを作成しチェックするのもポイントの1つです。「この日までに○○をする」と決め、冷蔵庫の中身をこまめに確認してください。引っ越し当日までに、入っている食材をすべて使いきらなければなりません。

2.冷蔵庫の引っ越し準備

食材や霜取りと水抜き、掃除方法など、冷蔵庫の引っ越し準備について具体的に解説します。

2-1.食材はどうすべき?

霜取りと水抜き、掃除の時間も考慮しなければならないため、引っ越し前日には食材を使いきっておいたほうが良いでしょう。前述したとおり、引っ越し5~3日前は、食材を新しく購入するのはなるべく避けるのがポイントです。もし、食品が残りそうな場合は、発泡スチロールまたはクーラーボックスを事前に用意しておくと良いでしょう。

2-2.霜取りと水抜き

冷蔵庫を運搬する際は、「霜取り」と「水抜き」を必ず行わなければなりません。
先に行う霜取りは、冷凍庫内にできた霜を溶かすことです。冷蔵庫の電源を抜くだけで霜取りを行うことができます。電源を切ると、庫内の温度が上がり霜が溶け、水が蒸発皿に溜(た)まる仕組みです。
水抜きは、霜取りで溜まった蒸発皿の水を捨てることを指します。こちらも、蒸発皿に溜まった水を捨てるだけなので簡単ですが、機種によって蒸発皿の位置が異なるので注意してください。背面または下部にあるケースがほとんどでしょう。また、中には蒸発皿がなく、排水口から捨てるタイプもあるので事前に取扱説明書で確認してください。

2-3.電源を切るタイミングは?

冷蔵庫内の霜が溶けるまでの時間は、季節で異なります。たとえば、夏は約10時間、冬は約15時間かかるのが一般的です。霜取りと水抜きをした後は冷蔵庫内を掃除しなければならないため、掃除時間も考慮して引っ越しの2日~1日前には電源を抜いてください。引っ越し日を逆算して考えると、電源を切るベストタイミングが分かるはずです。

2-4.掃除方法をチェック!

霜取りと水抜きの後に掃除を行うのが基本です。食材が入っていない空の状態は、引っ越しのときぐらいしかないので徹底的に掃除できるチャンスとなります。引っ越しを機会に、隅々までキレイにしてください。冷蔵庫の掃除に必要なものと流れを以下にピックアップしました。

必要なもの

  • 台所用洗剤
  • スポンジ
  • 綿棒
  • 消毒用エタノールまたは除菌スプレー
  • 乾いた布、キレイな布など

冷蔵庫の掃除の流れ

  1. 冷蔵庫内の仕切り板・製氷皿など付属品を取り外す
  2. 付属品の汚れを、台所用洗剤とスポンジを使って落とす
  3. よくしぼった布で冷蔵庫内を拭き、汚れと水分を取りのぞく
  4. 油汚れが付着していた場合は、薄めた台所用洗剤を布に吸わせて拭く
  5. 全体がキレイになったら、乾いた布で拭く
  6. 最後に、消毒用エタノールをスプレーして消毒・殺菌する

冷蔵庫の掃除が終わったら、付属品をもとに戻してください。また、冷蔵庫の外装・コードには、調理で飛んだ油やホコリが付着しているので台所用洗剤と布を使ってキレイに拭き取りましょう。庫内だけでなく、上部・側面など外面もキレイにすることを忘れないでくださいね。

3.引っ越し時の冷蔵庫の運搬方法は?

引っ越し業者、または自分で運ぶ方法があります。それぞれのメリット・デメリットをチェックしておきましょう。

3-1.引っ越し業者に任せる

おそらく、ほとんどの方が冷蔵庫の運搬を引っ越し業者に任せると思います。引っ越し業者は運搬のプロなので、スムーズかつ丁寧に搬出・運搬をしてくれるでしょう。プロに任せておけば、手間と労力をかけずに済みます。また、誤って部屋を傷つける心配もいりません。自分で運ぶ際に、壁や柱に傷をつけたというケースもあるので要注意です。

3-2.自分で運ぶ場合は?

冷蔵庫を自分で運ぶ場合は、最低でも2~3人が必要です。荷物が少ない場合は、ほかの荷物とまとめて軽トラックでの運搬を考えている方も多いでしょう。冷蔵庫は縦にしたままの状態で運ばなければならないため、小型の冷蔵庫でもロープなどで固定しなければなりません。固定ロープ・台車・ダンボールなどを用意して、数人で運ぶのがポイントです。
ただし、500~600Lの大型冷蔵庫は重さが100kgになります。部屋から搬出するだけでも大変で非常に危険な作業となるため、プロの業者に任せたほうが良いでしょう。

4.引っ越し後の冷蔵庫の設置ポイントは?

無事に引っ越しが完了し新居に冷蔵庫を設置する際も、押さえておきたいポイントがあります。それでは早速、チェックしておきましょう。

4-1.設置のポイント

冷蔵庫を横にして運んだり振動を与え続けたりすると、コンプレッサー内のオイルの位置が不安定になるおそれがあります。そのため、設置後にすぐ電源を入れてしまうと、内部のオイルが故障の原因につながるのです。よって、設置後は30分~1時間程度放置してから電源を入れてください。
また、電源を入れた後は、冷蔵庫内が十分に冷えていないので食材をすぐに入れてはいけません。冬は約2~3時間、夏は約10時間で冷えるので、目安にしましょう。

4-2.注意点

冷蔵庫は精密機器なので、運搬時はもちろんのこと設置の際も十分に注意して取り扱ってください。冷蔵庫本体を傷つけないようにゆっくりと移動し設置するのが大切です。特に、古い冷蔵庫は振動を与えると壊れやすい傾向があります。また、設置の際に、床と冷蔵庫の間に足をはさんでケガをする可能性もあるでしょう。しっかりと声をかけ合いながら設置してくださいね。

5.冷蔵庫の引っ越しに関してよくある質問

冷蔵庫の引っ越しに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.霜取り・水抜きをしないとどうなるの?
A.冷蔵庫の電源を切ると、庫内の霜が水に変わります。そのため、運搬中に溶けた水がこぼれて、床や荷物を水浸しにしてしまうことになるのです。また、冷蔵庫が故障するおそれもあるので、きちんと霜取りと水抜きを行いましょう。

Q.ワインなど食材が残ったときはどうすべき?
A.ワイン・日本酒・高級食材などが残った場合は、クール便で新居へ送る方法がおすすめです。クーラーボックスや発泡スチロールで運ぶのも良いですが、旧居と新居の距離が長いと運搬に不安が残るでしょう。安心して運ぶ方法として、クール便の利用も検討してみてください。日付が指定できるため、引っ越しが落ち着いて冷蔵庫内の整理が終わった頃に受け取ることができます。

Q.付属品の汚れがひどい場合の掃除ポイントは?
A.頑固な汚れがついた場合は、水の代わりにお湯を使って洗ってみてください。なかなか落ちにくい油汚れをキレイに落とすことができるはずです。それでも落ちない場合は、台所用洗剤を薄めに溶かしたお湯につけ置きしましょう。1時間ほどつけ置きし、水で洗い流すだけでキレイになります。

Q.ネットオークションで売れるのか?
A.リサイクルショップ以外に、ネットオークションで売る方法があります。ネットオークションは登録するだけで出品額を設定し、売りに出すことができる利便性が大きな魅力です。利用者も年々増えているため、冷蔵庫を安く手に入れたい方が落札する可能性があるでしょう。しかし、落札者へ商品を送らなければならないという手間がかかります。たとえ、売れたとしても重い冷蔵庫を梱包(こんぽう)し送るのは大変な作業になるでしょう。

Q.ほかに不用品がある場合は?
A.冷蔵庫のほかにも、処分したい不用品がある場合は、まとめて回収業者へ依頼する方法があります。回収業者は出張回収を行っているところがほとんどなので、分別・運搬する必要がありません。手間と時間をかけずにまとめて処分できるのが、大きなメリットと言えるでしょう。引っ越しの前に、不用品を片付けておけば引っ越し費用の節約につながります。

まとめ

いかがでしたか? 冷蔵庫の引っ越しをする前に、食材を使いきり、霜取りと水抜きを済ませておかなければなりません。運搬の準備をきちんとしておかなければ、冷蔵庫の故障につながるので注意が必要です。また、自分たちで運搬を行う方がいますが、大型冷蔵庫の運搬は非常に危険な作業となるため、プロの業者へ任せたほうが良いでしょう。自分たちで運べる大きさか、新居までどのくらいの距離があるのかなど踏まえた上で、運搬方法を決めてください。運搬のポイントを押さえておけば、引っ越しがスムーズに進められるでしょう。